トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

2013年蛇年

2013-01-01 00:10:17 | テレもちゃ

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新年あけましておめでとうございます!

本年も「トランスフォーマー馬鹿一代。」を宜しくおねがいいたします。

 

 

 

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と、云う事で、2013年蛇年の1発目は、2007年3月にタカラトミーから「テレもちゃ」シリーズ商品として販売された、コブラに変形するサイバトロン陸上戦闘員、コラーダ(TM-07、コラーダ、2625円)の召喚でござる!

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本品は1999年にタカラが「ビーストウォーズ ネオ」商品として販売された、サイバトロン陸上戦士、コラーダ(C-30、コラーダ、1500円)の再販商品で、「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」第11話「さよならラットル!?」および「大迫力ジオラマストーリー」「トランスフォーマーキャラクターファイル」収録のDVDとコレクションカード1枚をセットにした商品でござる。

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なお、本品はBWネオ版商品より塗装が強化された商品で、見栄えは随分と良くなっているでござる。

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ただ・・・ コブラとしては、若干体長が短いような気がするでござるが、商品サイズを考えれば妥協せねばならないところでござる。

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商品のビーストモードはボールジョイントなどを使用し、ウネウネと動く体を再現しており、口内には水鉄砲発射ギミックを備えているでござる。

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コブラと云えば、猛毒を持つ毒蛇の代表格であり、イメージ的にはデストロンぽいでござるが、コラーダサイバトロンなのでござる。

コブラは神格化されている地域もあるので、一概に悪のイメージでは無いのでござるよな?

その為に、コブラお特徴である猛毒を使用した攻撃はTVアニメで使用される事がなかったでござる。

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やはり、正義のサイバトロンが猛毒を使うのには抵抗があるので仕方がないでござるよな。 (笑)

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さて、本品にはBWネオ版に有った第3形態のガンモードがそのまま採用されており、設定的に詳細はわからないでござるが、一応BWネオ版とテレもちゃ版コラーダは同一人物(?)のようでござる。

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コラーダのガンモードは、身を呈して仲間の盾となる銃座でござるが・・・ 蛇の腹っ柔らかいでござるから、弱点を曝け出している防御モードには問題があるでござるな。 (笑)

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本品は一応デラックスクラスの商品である為に、背後の配置するのはベーシッククラス商品のビースト戦士を立たせて丁度良いくらいでござる。

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ロボットモードの変形は殆どボールジョイントの関節を回転させたような変形方法であり、左右非対称の腕にポンチョを着たガンマン風のロボットモードデザインが特徴的でござる。

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BWネオ本編では訓練生で若いビースト戦士でござるが、商品のデザインは顎鬚も生やしておりソコソコのベテランの様にも見えるでござる。

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毒蛇でガンマンのイメージは悪くないのでござるが、一応コブラはインド産なのでテンガロンハットよりターバンの方が良かった気がするでござるな。 (笑)

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本品のロボットモードでのギミックは右腕のハンドビュートが自在に動き、左腕に装着されたアームマシンガンは水鉄砲に成っており、スポイト方式で水を発射するでござる。

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なお、アームマシンガンはBWネオ本編アニメではビームエネルギーを銃弾に使用した速射砲として描かれており、コチラもやはり、正義のサイバトロンが毒液とか溶解液のような化学兵器を使っちゃうと倫理(?)上よろしくない為の配慮でござる。 (笑)

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さて、テレもちゃ版コラーダの能力値は、体力(6)、知力(6)、速度(5)、耐久力(7)、地位(7)、勇気(7)、火力(9)、技能(7)で設定されており、BWネオ版と同じでござる。

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性格は、炎や乾燥にめっぽう強い、アウトローで、単独行動を好みチームワークを苦手とするようでござる。

テレもちゃ版ビーストウォーズの世界に何故に召喚されたのか謎でござるが、単独行動を好む性格故に一人だけ飛ばされてきたのかもしれないでござるな? (笑)

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商品的には優れた一品なので、再販売は嬉しいでござるが、やはり商品上何故にBWの世界にBWネオのキャラクターが紛れ込んでしまったかの説明が無い事が残念でござる。

そう、「テレもちゃ」の商品コンセプトは良いのでござるが、販売仕様やキャラクター設定の改変などで販売意欲を無くす方向に向いてしまったのが残念なトコロでござる・・・

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因みに、トランスフォーマーで蛇属性といえば、BWメタルスのヒューザー戦士、クイックストライク(D-45、クイックストライク、980円)とか、ビーストマシーンズのナイトバイパー(日本未販売)、トランスフォーマーVのデスコブラ(未販売)等でござるが・・・

やはり、数少ない蛇属性でも、何故かコブラばかりモチーフに成っているでござる。

普通の蛇(?)よりも面積のある分、変形ロボットにし易いデザインなのでござろうな?

ならば、ツチノコでもと思うのでござるが、アクションフィギュアでなく変形を前提とした蛇属性の玩具は他のメーカーでもコブラに成ってしまうでござる?

今後の変形ロボット玩具における新境地として、蛇の発展型に期待したいでござるな。


ダイノボッツよりの助っ人

2011-11-07 05:28:20 | テレもちゃ

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ごきげんようでござる!

2007年にトタラトミーが合併して、トランスフォーマーをより多くに人にアピールすべく展開したのが玩具とDVDがセットになったテレもちゃ・シリーズでござる!

基本は再販商品と「超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズ」TVシリーズ1話と大迫力ジオラマストリーに加えてキャラクターデータファイルを収めたDVD(ケース付き)のセットで安上がりな企画モノではあるでござる。

拙者も「テレもちゃ」シリーズのコンセプトは間違っていないと思うのでござるが、販売戦略がダメダメで購入意欲をそぐだけの展開にしかならなかった黒歴史と呼べるシリーズでござる。

今宵は「テレもちゃ」シリーズより、始祖鳥に変身するデストロン・制空戦闘兵、アルカディス(TM-08、アルカディス、2625円)の紹介でござる!

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さて、本品は1998年2月日本放送の「超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズ」第20話、「ジャングルぐるぐる」収録のDVDと1999年に「超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズネオ」商品として販売されたデストロン・制空戦闘兵、アルカディス(D-36、アルカディス、1500円)の金型を一部改修した商品とのセット販売でござる。

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「ビーストウォーズ」本編DVDに登場すらしない「ビーストウォーズネオ」本編登場キャラクターがセットとは違和感を感じてしまうのは当然なはなしでござるが、まあ早い話がDVD話数ととデラックスクラス相当の商品をあわせる数合わせ的な商品でござる。

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ソウ、キャラクター設定は「ビーストウォーズネオ」のままでござるが、何ゆえに「ビーストウォーズ」の時代に参戦しているのか説明はされていないでござる。

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なお、ビーストウォーズネオ版との見た目の違いは、成型色の色合いと翼のギミック発動用スイッチの色が変更され塗装強化された事で完成度は増していたりするでござる。

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商品ギミックは始祖鳥の顎が種移動開閉できる他は翼のスイッチを押す事で、翼を広げてウィングボムを投下する爆撃ギミックを有するでござる。

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見た目が抜け毛で、殺傷能力が無さそうなデザインが痛いところでござる、。 (笑)

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更に翼のウィングガントレット(速射レーザー砲)を引き出せばアタックモードになるでござる。

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背面は生物感重視の始祖鳥でござるが、腹面にはメカニックが姿を見せるビーストウォーズ商品の特徴を現したデザインでござるが、ビーストウォーズ商品と混ざっていても知らなければ違和感が無いのも事実でござる。 (笑)

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ロボットモードはキャラクター性を重視したデザインでポンチョを着たガンマン風なのが特徴でござる。

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左右非対称の特徴あるデザインは過去の商品に事例はなく珍しい存在で、人気順位で再販されたのであればおかしくない選択でござる・・・

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ただ、本品は重大なミスをしでかしており、胸部に収められたスパーククリスタルはデストロン(プレダコンズ)のモノではなくサイバトロン(マキシマルズ)所属のダイノボッツなのでござるよ!

そう、本品は1999年の海外展開版「BEAST MACINES」において成型色とスパーククリスタルを変更したダイノボッツ部隊のエアラプター(日本未販売)として2000年に販売されており、本品は「ビーストウォーズネオ」を製作したアニメ会社・葦プロの刻印が消されたのは良いがスパーククリスタルがダイノボッツのまま販売された詰めの甘い商品でもあるでござる・・・

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ロボットモードでは右腕の盾(尾翼)を回転させて銃(ファウンダーショット)を構えるアクションギミックは健在でござる。

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なお、アルカディスの能力値は体力(7)、知力(9)、速度(9)、耐久力(7)、地位(9)、勇気(6)、火力(8)、技能(9)、と設定されており、性格は攻撃時に抜ける羽の本数を気にするスタイリッシュなキザ野郎で、悪知恵に長けたおしゃべりな性格などには変更がないようでござる?

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因みにテレもちゃ版の変更点は商品展開上、コラーダ(TM-07、コラーダ、2625円)とライバル関係にあり付属のDVDでは「大自然の対決」と称されているでござる。

他は如何なのか分らないでござるが、アルカディスは口が達者なのでビーストウォーズの世界でもメガトロン様(TM-02、メガトロン、2625円)に気に入られているのでござろうな。 (笑)

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アルカディス自体は独自のデザインである為にポージングは難しい商品でござるが、雰囲気としては悪くない商品でビーストウォーズの窓口を広げる為には良い商品だと思うでござる。

故に、スパーククリスタルの間違いは大変痛手だと思うのでござるよな?

世界観を大事にしたければアルカディスではなく別の名前で販売する事も出来たと思うのでござるが、テレもちゃ・シリーズは目立つ事を優先させたためにファンのみならず他方面からみても裏目にしかならない残念なシリーズに成ってしまったでござる?

そう、商品自体とアイデアは良いのでござるがワザと売れないような商品仕様ばかりが目立ったシリーズでござる。


出世したんだなあ

2010-12-29 01:43:08 | テレもちゃ

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ごきげんようでござる!

クリスマスは如何過ごされたでござるかな?

拙者はサンタクロースにもらわなくともよいプレゼントをもらってしまい2日ほど寝込むハメに成ったでござる。 (笑)

イロイロと予定が来るってしまったでござるが、今宵は当ブログ恒例の歳末サイ型トランスフォーマーのネタで、サイに変形するサイバトロン・ビースト戦士、2007年販売の「テレもちゃ」版ライノックス(TM-09、ライノックス、2625円)の紹介でござる!

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さて、本品はタカラトミーの合併後に過去販売された人気商品の再販とDVDの組み合わせにより開発費を安上がりにする画期的な商品のハズだったでござるが、何故かイロイロ間違った販売戦略ばかりが目立ってしまい、本来の「ビーストウォーズ」をアピールするチャンスを逃してしまった残念なシリーズでござる。

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そう、本品も1996年(日本販売は1997年)に「超ロボット生命体トランスフォーマー ビーストウォーズ」商品として販売されたライノックス(C-7、ライノックス、1500円)の成型色変更と塗装を強化した商品で、より劇中のCGアニメーションに似せた商品と成っているでござる。

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もともとのC-7版ライノックスは劇中のイメージと似ていない商品だったので、本品のカラーリングは劇中に近い感じはするのでござるが、スミイレまでした細かい塗装は生めかしい感じでコンニャクイモを思わせるでござる。 (笑)

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しかしまあ、劇中に似せたテレもちゃ版はC-7版より完成度は高くなっている事は確かであり、多少似ておらずとも付属のDVDで商品イメージを伝える事ができるので初心者にもオススメと言いたいところなのでござるが・・・

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何故か本品DVDに収録された話は第3話「チータスの危機」なのでござるよな?

確かに第3話でもライノックスが登場するものの、ほとんど活躍せず・・・ チータス(TN-03、チータス、2625円)の主役回であり、ライノックスの魅力を伝える話ではないのでござるよ?

そう、商品連動を考えた販売促進であれば、第16話の「ライノックス大暴れ!」か第22話の「ストップ・ザ・クシャミ」のほうが合っているはずなのに、「テレもちゃ」シリーズのDVDは収録話数とキャラクターの連動をまったく考えておらず、キャラクターの魅力を半減させているというか・・・ 人気商品と関係ない不良在庫をセットにした抱き合わせ商法に近い感じがするのでござるよな?

ほんと、当時のタカラトミーの販売戦略は全く読めず、あえて売れない努力をしているように見えたでござる。 (笑)

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しかし、商品の方は頑張っており、より劇中に近いイメージのカラーリングに加えて、まとめ撮り感がつよいでござるが大迫力ジオラマストーリーとキャラクターデーターファイルを新作映像として収録しているでござる。

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ただ、残念なのは劇中に似せたカラーリングとはいえ、もともとのロボットモードが劇中のイメージと異なるデザインなのでキツイでござるよな。

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しかし、一般販売品の塗装状態としては合格でござるよな。

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なお、本品のロボットモード頭部はビーストマスク形態に変形できるでござるが、劇中では使用されなかった玩具オリジナルギミックでござる。

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基本的にはC-7版もTM-09版ライノックスも同一人物でござるが、テレもちゃ版販売時にライノックスの役職が陸上防衛戦士から副司令官に変更されており能力値も、体力(9)→(9)、知力(6)→(6)、速度(3)→(3)、耐久力(9)→(9)、地位(5)→(8)、勇気(10)→(10)、火力(6)→(6)、技能(6)→(6)も一部変更されているでござる、

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劇中では実質的な副官的立場でござるから、副司令官の役職はDVDを見ている人には納得がいく人事でござろうな。

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なお、役職は変更しても性格は変わっていないようで、サイバトロン基地を守る事を任務としており、様々な器具の開発や強力な武器と頑丈な体を備えた戦士でござる。

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専用武器は体内に収納されていたサーベルとガトリングハンマーでござる。

ガトリングハンマーには回転ギミックがあるのでござうが、拙者の購入品は回転状態が悪いでござる・・・: 度重なる再販で金型を酷使しているから仕方が無いでござるかな?

なお、劇中設定ではガトリングハンマーは700キロの重量があるそうでライノックスにしか扱えない武器でござる。

しかも! 劇中ではガトリングハンマーを二基保持して乱射していただけに、商品では一基しかないのが残念だったでござる・・・

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ソコはそれ! 2個買ってくださればWガトリングハンマーが再現できるでござる。

いや~ 商売上手でござるよな。 (笑)

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ガトリングハンマーに関しては塗装が施されているTM-09版の方がよいでござるが、ハンマーの成型色では黒いC-07番の方が良いでござる。

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まあ、一長一短のある商品でござるから、ライノックスは拙者的にリメイクしてほしい商品でござる。

ちゅーか、「テレもちゃ」シリーズの失敗の敗因を除いてしまえば再開できるシリーズだと思うのでござるよな?


不死身のスタースクリーム

2010-07-18 07:11:30 | テレもちゃ

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ごきげんようでござる!

スタースクリームなネタが続いたので今宵は、「ビーストウォーズ」本編(第21話、不死身のスタースクリーム)にて、スタースクリーム(22、スタースクリーム、1980円)の亡霊に捕り憑かれたデストロン軍団・空中攻撃兵、ワスピーター(TM-04、ワスピーター、2625円)の紹介でござる!

と、言っても商品は1997年に販売されたワスピーター(D-3、ワスピーター、1500円)ではなく、2007年に再販売された「テレもちゃ」版ワスピーターでござる。 (笑)

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本品は「ビーストウォーズ」のDVDと、よりCGイメージに近づける為に塗装強化した玩具とのセット販売品であり、本来はビーストウォーズ日本展開10周年関連商品となるべきハズが、同年展開の劇場版「TRANSFORMERS」との便乗企画となってしまった中途半端なシリーズでござる。

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本編1話収録(OP・ED無し)収録+アルファーのDVDと玩具との組み合わせ販売は悪くない企画なのでござるが、いざ販売されてみると収録エピソードと玩具キャラクターのエピソードが合わないや、売り場での目立つパッケージを優先させた結果、無駄に大きく販売売り場の面積を独占しフック掛け陳列に適さない大きさに加えてバランスが悪くパッケージが破損しやすい販売店泣かせのパッケージで、購入者にしてみれば大きな箱から中の余剰空間が丸見えでスカスカな商品でござるから、購買意欲も減退し、購入後もパッケージごと収納するのはコレクター泣かせな最悪のパッケージでござる。

良くも悪くも「テレもちゃ」シリーズが中断したのはパッケージが販売不振を招いた原因も強いでござるよ・・・

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ゆえに本品DVD収録のエピソード(第6話、空中山脈大爆破)は、どちらかと言うとテラザウラー(D-5、テラザウラー、750円)が主役のエピソードであり、ワスピーター関連のエピソードじゃないのでござるよな?

まあ、販売順により、初期話数を優先したいのは分からないでもないでござるが、販売順によるエピソード順ではないようでござる?

何故に収録話数を分配したのか分からないでござるよ・・・ 明らかに「テレもちゃ」シリースは玩具の完成度は魅力でござるが、販売周辺環境が悪い方にばかり進んでいるでござる?

拙者であれば、第21話、不死身のスタースクリームのエピソードをDVDに収録したいものでござる。 (笑)

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さて、商品はメタリック塗装で塗装を強化したおかげで劇中のイメージに近くなり、さほどの違和感を感じなくなったでござる。

まあ、基本的にはD-3版と同じでござるから、旧商品を所持している御仁には魅力が無いでござろう?

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しかし、商品的にはハチのオシリに隠されたシークレットウェポン(スティンガー・ランチャー)や羽の裏に取り付けられたミサイルなどなど、初見のチビッコには知ってもらいたい商品でござる。

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ロボットモードも劇中に近いイメージでござるが、顔の造形は少々劇中デザインと異なるでござる。

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う~む・・・ 商品は今でも通用する傑作玩具なのでござるが・・・

何せ本品はバリエーション商品や再販などで金型を酷使している御蔭か、拙者の購入品は未開封の新品商品のはずが、遊びこんだ玩具なみにボールジョイントがユルユルで自立させにくく、動かすたびにパーツが外れてしまうのでござるよな?

安全度の面ではチビッコに進めたいが進めにくいでござる。 (残念)

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そう、本品対象設定年齢は5歳以上だったりするので・・・ 初めて買ってもらった変形ロボット玩具は壊れやすい商品だと後々トラウマになりかねないので、ベーシックシリーズの様な低年齢層向きの商品も大事だと思うでござる。 (笑)

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さて、劇中でのワスピーターは、加藤賢崇氏が演じたことで玩具設定のイメージとは掛離れた何も考えていないお気楽で御バカなコメディキャラと化してしまい、日本人には印象の深いキャラクターとなったでござる。

なお、21話に登場したスタースクリームの亡霊は矢尾一樹氏が演じており、ワスピータに憑依したあとも声は矢尾一樹氏が声をあてていたりしたのでござるが、かなりイメージの異なるヤンチャなスタースクリームだったでござる。 (笑)

拙者としてはG1版と同じく、故・鈴置洋考氏に演じてもらいたかったでござるが、イロイロと事情があり現実しなかったでござる。

同じキャラクターでも担当声優によりイメージが変わる見本でござるよな。

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ちなみに本商品には劇中では使われる事のなかったヘッドチェンジ・ギミックがあり、本来のロボットモードの頭部に切り替えが可能でござる。

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設定上では野生のミュータントヘッド(ビーストマスク)、理性のロボットヘッドらしいのでござるが、商品では同型商品であるズソー(D-0、バズソー、1500円)との差別可用の頭部扱いだったりするでござる?

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このギミックを活かす為にはデザインが異なるでござるが、スタースクリームぽい塗装に変更すれば第21話のワスピーターに憑依したスタースクリームを視覚的に再現できると思ったのでござるよな。 (笑)

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まあ、商品的にも工夫次第で化ける事もあり、劇中に未登場だったメタルス版ワスピーター(D-42、メタルス・ワスピータ、1800円)もヴィークルモードがスタースクリームのヴィークルモードとシルエットが似てくるのも第21話の因縁がありそうでござるが、劇中でも商品でも活かされなかったのが残念でござる。

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しかしまあ、拙者的には「テレもちゃ」のコンセプトは間違っておらず、復活してもらいたいものでござるが、あのパッケージと中途半端なDVD特典映像は勘弁してもらいたいものでござる。 (笑)


エネルゴンパワーモード!

2009-10-24 02:30:08 | テレもちゃ

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「よいこのみんなビーストウォーズのはじまりだ!」

タカラとトミーが力を合わせて~♪

タカラトミーとなった訳でござるが、合体したからパワーアップしたと呼べるものは日本産ロボットアニメくらいなもので、双方の良いところが活かされる場合が少ないのも現実でござる。

そんな訳でタカラトミーとして立ち上げた「DVDおもちゃが1つになった!」テレもちゃ・シリーズは、映画「TRANSF FORMERS」の追い風があったにも関わらず・・・ 失敗したシリーズでござる。 (笑)

ちゅー事で今宵はシリーズ最後を飾った!

ティラノサウルスに変身するデストロン軍団破壊大帝・・・

DXメガトロン様!(TM-SP、DXメガトロン、3990円)の紹介でござる。

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基本は「ビーストウォーズ」本編を下敷きにしているものの、ビーストウォーズ・Ⅱやネオなどの登場キャラを加えたオリジナル展開で、「大迫力ジオラマストーリー」などもDVDに収録され、更には劇場版「TRANS FORMERS」のベーシック・シリーズ玩具を加えたクロスオーバーな展開は魅力あるものでござるが・・・

何処で如何間違ったのか、散々な結果なのでござるよな・・・

そう! 商品やアイデアは良かったのでござるが、販売戦略が失敗したのでござるよな。

玩具売り場にて目立つと考えられたパッケージは、商品の割には大きすぎ、外から見るとスカスカなのが目立ち、場所をとるなどなど欠点が目立ち、購入意欲を削ぐ結果になったのでござるよ。

前シリーズ「キスぷれ」の失敗が活かされていない結果なのでござるよな。

本品は1997年に販売されたメガトロン(D-1、メガトロン、2980円)の塗装強化商品であり、箱も通常の商品よりも大型でござるが、商品サイズを考えれば妥当(更に小型化可能)な大きさでござる。

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そう、コレクション性を重視したデラックスサイズ商品で構成されたシリーズとは異なる為に、DVD収録話数も、第13話、浮島のデスマッチ(前編)と第14話、浮島のデスマッチ(後編)の前後編2話を収録したスペシャルDVDなのでござるが・・・

この話数でのメガトロン様の活躍は殆どないエピソードなのでござるよ。 (笑)

よりによって、何故に出番の少ないエピソードとカップリングするのでござろうか?

う~む・・・ キャラクターの魅力を反映していない商品でござる。

更に言えば、「大迫力ジオラマストーリー」も収録されていないのでござるよな。

・・・タカラトミーもここにきて投げ出した感の強い商品なのでござる。

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まあ、商品は確かに1997年初回販売時の商品とくらべればCGアニメに似せた成型色と塗装のおかげで雰囲気は好く、元々の商品の完成度には感心させられるでござる。

これこそ、待ち望んでいたビーストウォーズ版メガトロンと呼べる商品でござるな。

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しかし・・・ 商品的には既にデラックスサイズ相当のメガトロン(TM-02、メガトロン、2625円)が販売されており、同シリーズでサイズの異なる2体目となるのでござるよな。

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ゆえにウルトラサイズの本品は、エネルゴンのパワーによって巨大化した姿(エネルゴンパワーモード)として設定されているでござる。

が! 「ビーストウォーズ」本編には巨大化するエピソードが無いのでござるよな。 (笑)

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商品ギミックには変更がなく、頭部を押さえる事によりティラノサウルスの口が開閉するでござる。

更に口内には水鉄砲が仕込まれており、口の開閉に合わせてレーザー・バスターを水鉄砲で再現するギミックがあるでござる。

ただ・・・ 残念な事は、水鉄砲ギミックのおかげで、口を開いた状態で固定できないのでござるよな。

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ちゅー事で、↑の写真は、口を開いたまま詰め物を噛ませて固定した状態なのでござるよな。

まあ、商品のパッケージ写真も同じ様な方法で撮影していると思うでござるよ?

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ロボットモードもボリュームあるボディとカラーリングのおかげで満足いく商品でござる。

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ただ・・・

商品は何度も再販され、金型が酷使された商品ゆえに、拙者の購入品はロボットモードでの背中のジョイントが甘くなっており、すぐに外れるのでござるよな。

まあ、個体差かもしれないでござるが、写真に収めるには苦労したでござるよ。 (笑)

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なお頭部は、2006年にCGアニメに似せて新規製作された「ビーストウォーズ10周年」版(BWR-01、帰ってきた最強ビースト対決、7800円)の頭部は使用せず、D-1版メガトロンの頭部をそのまま塗装強化して使用しているので、ビースト・マスクが残ったままでござる。

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ゆえに本品設定では、新たに装備されたビースト・マスクと云う事で、マスク装着時には超凶暴な戦いをするそうでござる。

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更に設定上は通常よりパワーが3倍となり、攻撃力だけでなく凶暴さも強化されているそうでござる。

武装は右腕のレーザー・バスターと左腕に装備されたデス・クローでそれぞれ、水鉄砲ギミックとレバー操作による収縮ギミックを有しているでござる。

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更に、アンカー型ミサイルを発射するプラズマ・バスターを腰部に装備しており、余剰パーツなしで2発を収納するでござる。

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やはりウルトラサイズ商品はギミック豊富で遊べる商品でござる。

下手に電子ギミックを搭載しなくとも良いものは良いでござるよな!

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そう・・・ 商品が良いだけに、本シリーズと「ロボットマスターズ」が中途半端で終わってしまって残念でござる。

まあ、手軽に過去の人気作品に便乗した結果といえばそれまででござるが・・・

ソレに輪を掛けて悪い商品展開を行なった事が失敗でござるよな。

ほんと、この時期は、タカラトミーは「トランスフォーマー」で本気に商売するつもりがあるのかと疑問に思ったものでござる。

付属カタログに記載されているDVD収録リストの「抜けている話数は今後のアイテムに収録予定です。」が悲しいでござるよな・・・