トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

プレミアムルマンブルー

2010-10-31 21:37:24 | TF・ALTERNITY

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ごきげんようでござる!

さあ前回に続いて今宵も青いスポーツカーでござる。

日産自動車のフェアレディZといえばサイバトロン御用達のスポーツカー的なイメージが強いだけに「TRANSFORMERS ALTERNITY」ではメガトロン様のオートアバター(A-02、NISSAN FAIRLADY Z / メガトロン・プレミアムルマンブルー、4725円)として販売されたときには大いに驚いたものでござる。

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本品は2009年に「トランスフォーマー オルタニティ」商品として販売されたメガトロン・ブレードシルバー(Aー02、NISSAN FAIRLADY Z / メガトロン・ブレードシルバー、4725円)のカラーバリエーション商品として同時に販売されたでござる。

なお、箱は個々に作られているでござるが説明書は共通でござる。

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青いボディメガトロン・プレミアムルマンブルーはどの次元のメガトロン様のオートアバターか分からないでござるが、イメージカラーである以外のカラーリングである場合、日本版である初代メガトロン(16、メガトロン、2300円)の脚部カラーリングやG2のゴーボット版メガトロン(ゴーボット、メガトロン、280円?)とかロボットマスターズ版のリバースメガトロン(RM-24、リバースコンボイ、1600円)に加えてマシンウォーズ版メガトロン(日本未販売)があげられるでござるかな?

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しかし、青いメガトロンと言えばメガトロン様のクローン兵士(93、メガプレックス、6000円)(マシンウォーズ、メガプレックス、日本未販売)としても販売されているので単純にメガトロン様本人のオートアバターであるとは言い切れないでござるよな?

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さて、商品は本体部分にダイキャストパーツを使用し、重量感と塗装仕上げの車体部分は変形ロボット玩具としては完成度が高いでござる。

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しかし、1/24スケールのバイナルテックよりコレクション性を重視した1/32スケールにスケールダウンしたでござるが、販売価格が5229円~6500円の販売価格であるバイナルテックイに対して4725円の販売価格はコレクション性重視の販売価格ではないでござるよな?

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せめて3800円くらいの販売価格じゃないと購入者側の販売意欲が沸かないような気がするでござる・・・ ふ~む、コレクター向け商品は販売数が少ないので販売価格が割高になるものでござるが、新規顧客を得ようとするのであれば少々厳しい販売価格でござる。

オルタニティが長期シリーズ化できない理由の一つに販売価格も上げられるでござろう?

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他にも妙に小難しいチートな設定や日本車に限定してしまったなどの理由もあるでござるが、ヴィークルモードでの商品完成度はトップクラスでござるし、実車メーカーのお墨付きでござるから悪くは無い商品なのでござるよな。

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拙者的には武器パーツであるテセラクタルソード(×2)を車体底面に取り付けられたり、メガトロン・プレミアムルマンブルーのテセラクタルソードの色が金色で塗装されている拘りが拙者的なツボでござる。

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ロボットモードの変形は、直感的にユーザーに次の変形箇所を伝える「シンクロテック」連動変形機構なのでござるが、初心者御免の説明書を見て初めて納得する変形でござる。

初心者だと変形できなかったり、無理してパーツを壊してしまったりヴィークルモードに戻せなかったりする可能性があるのも問題でござる?

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しかし、苦労して変形させた鎧武者的デザインのメガトロン・プレミアムルマンブルーは素直にカッコイイと思うでござる!

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これで、各部位の微調整が無ければ最高なのでござるが・・・

膝、足首がボールジョインである為に自重がささえきれず転倒してしまうので立たせるのが難しいのでござるよな。

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なお、メガトロン・プレミアムルマンブルーメガトロン・ブレードシルバーも同じオートアバターで有る為に能力値は体力(10)、知力(10)、速度(9)、耐久力(10)、地位(10)、勇気(10)、火力(8)、技能(10)と設定されているでござる?

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普通は、飛びぬけた能力を持っていた場合10+とか無限大(∞)や計測不可能(UNKNOWN)で記載されたりするのでござるが・・・ 反則的なオルタニティで通常トランスフォーマー的な数値は納得がいかないでござる?

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両腕に装備されたグラビタルブレードは次元に穴を開け、漏れ出たエキゾチック粒子を浴びせるビーム攻撃にしよう可能で、空間を切り裂き、時間流を分断する刀でござる。

更に、超次元生物ハイセリオンの牙より造られたテセラクタルソードは、空間距離を無視して、離れた敵を切る剣でござる・・・ う~む・・・無茶苦茶な設定でござるよな。

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神がかり的な能力なのにヴィークルモードがフェアレディZちゅーのがアンバランスなのでござるよな?

幾らなんでも設定に無理が有り過ぎると思うのでござるが・・・ 少年ジャンプ的なコレって一般的に需要がある世界観なのでござろうか?

拙者には返って引いてしまう世界観でござるよ。 (笑)

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まあ、日本車は優れているから神の如きトランスフォーマーにピッタリだと妄言を言いたい大日本帝国万歳の愛国心は分からないでもないでござるが、一応トランスフォーマーは日本だけじゃない世界展開でござるからコレは暴走しすぎだろうと思うのでござるよ!

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そう、拙者的には国産車を主軸としたシリーズであれば、ボクんちの自動車がトランスフォーマーだった的な「ご近所トランスフォーマー」でも問題が無いように思えるのでござるよな。 (笑)


ナンパな3男

2010-10-29 20:17:13 | トランスフォーマー・カーロボット

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ごきげんようでござる!

トランスフォーマーの基本は自動車に変形するオートボットでござる!

シリーズ毎によりアプローチが異なるでござるが、やはり実車がモデルのオートボットは存在感が違うでござるな。

しかし、昨今では商標販売権などの問題で、実車のデザインや名称が使えない場合が多いででござる!

今宵は2000年展開の「トランスフォーマー カーロボット」より、バイパー風の青いスポーツカーに変形するサイバトロン・爆走銃士

スピードブレイカー(C-004、スピードブレイカー、1800円)の紹介でござる!

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本品はトランスフォーマー15周年と2000年のプレミアムな記念で、ビーストウォーズより原点回帰を目指し現用車両をモチーフとして展開された日本主導の商品でござる。

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商品は、ビーストウォーズで蓄積されたと従来のクリアパーツの使用方法を変えたことにより、従来のオートボット以上に完成度が高く、販売当初はファンに「あ!」と言わせしめた商品でござる。

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ただ・・・ 残念なのが、実車メーカーと商品販売許可を得ていないので青いスポーツカーとしか表現できない事でござる。 (笑)

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しかしまあ、本品が当時1800円で販売できた理由は、実車ではないので名称使用料は払わなくて済むし、車体部分をクリアパーツ成型した事による部品数の削減と中国人権費の安さで塗装部分を増やせた事等の工夫があるでござる。

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今現在の感覚では少々細かさに欠ける造形でござるが、ゴム製タイヤを使用し、メッキ処理やミサイルを車体裏に排気管として取り付けるなどの工夫は現在でも通用する商品でござる。

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ただ・・・ ドアが開閉するものの、車内にロボットパーツがギッシリ詰まっている設計は賛否両論あるでござるかな?

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さて、ロボットモードの変形は所謂ガワ変形という代物で、車体内側にロボット本体が折りたたまれている設計でござる。

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そう、設計思想はビーストウォーズの技術が大いに反映されており、ロボットモードのデザインも左右非対称が取り入れられているでござる。

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お陰で従来のオートボットにはないスマートなボディを手に入れたでござるが、変形は複雑化し説明書が無いと変形できない商品となったでござるな。

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しかも、本品はワイルドライド(C-002、ワイルドライド、1800円)、マッハアラート(Cー003、マッハアラート、1800円)とのカーロボ3兄弟として売り出された訳でござるが、3兄弟ネタは当時の流行歌である「だんご3兄弟」に便乗した販売戦略でござる。

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スピードブレイカーは自由気ままな3男で、赤いスポーツカーをナンパするのが趣味な陽気な性格でござる。

能力値はパワー(7)、知力(8)、スピード(10)、耐久力(7)、階級(8)、勇気(8)、火力(7)、テクニック(9)で、武器はエグゾーストボウガンとドラグナイフで、舗装道路では兄弟ナンバー1の最速を誇るでござるな。

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エグゾーストボウガンはミサイル射出ギミックが亜り、排気管をミサイルとするでござる。

メッキ処理されたドラグナイフは保持位置によりナイフとハンドガンに使い分ける武器でござる!

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遠近両用武器はアニメでは御馴染の武器でござるが、トランスフォーマーでは珍しい武器でござる。

なお、拙者は「トランスフォーマー カーロボット」のアニメ本編はほとんど見ていないのでドラグナイフが如何使われた分からないでござる。 (笑)

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「トランスフォーマー カーロボット」より10年・・・ 「トランスフォーマー オルタニティ」の完成度の高い商品を生み出したでござるが、販売価格の高騰が最大の難点でござる。

タカラトミーは上手に企業努力をすれば良質の玩具を適価で供給できるハズでござるが、何故かソレが出来ないのでござるよな?

拙者としてはカーロボ3兄弟並みの完成度で、変形方法をもう少し簡略化できれば世界規模でも商売可能だと思うでござる。


終焉の雷

2010-10-28 21:16:29 | TF・ALTERNITY

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ごきげんようでござる!

「トランスフォーマー・オルタニティ」版サンダークラッカー(A-04、MITSUOKA OROCHI/サンダークラッカー・ソニックブルー、4725円)が販売されたでござる!

拙者的には、商品は好いのでござるが、厨二病でチートな設定は設定はなんとかならないものかと思っていたでござるが・・・ あれ?

ひょっとして本品がオルタニティ最終商品?

何時もにまして文章が多い説明書を見た第一印象でござる。

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本品は2010年5月下旬販売のオルタニティ版スタースクリーム(A-04、MITSUOKA OROCHI/スタースクリーム・ホワイトパール、4725円)のロボット頭部を変更したカラーバリエーション商品で、2010年10月下旬の販売となったでござる。

商品的にはオルタニティ版スカイワープ(A-01、MITSUOKA OROCHI/スカイワープ・ウィッチパープル、4725円)と同じでござるが、箱や説明書は新たに作り起こされているでござるな。

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ヴィークルモードは光岡自動車のオロチなのでござるが・・・

実車にもソニックブルーなカラーリングが販売されたのでござろうか?

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う~む・・・ 実車は見たことないでござるが、独特のデザインは外国スポーツカーには負けていないでござるよな。

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ソニックブルーのボディも良い雰囲気でござるが・・・

商品上パッケージイラストが青い背景と同化していて目立たない欠点があるでござる! (笑)

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しかしまあ、商品はドア、トランク、エンジンフードが開閉するので、コレクター向けのミニチュアカーとしても通用しそうでござる。

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が・・・ トランスフォーマーファンの場合は車好きも多いでござるが、カーコレクターとか自動車ファンの場合、トランスフォーマーを如何思っているのでござろうな?

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少なくとも地べたを走り回る自動車がロボットに変形するのは許せても、中途半端な飛行形態で空を飛んじゃうのは許せなかったりするのではないでござるかな? (笑)

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そう! サンダークラッカーの性格設定は逆のパターンで、地べたを這い回るサイバトロンを見下す事で優越感を覚え、空を飛ぶ事を誇りにおもうサンダークラッカーにとっては、フライトフォームに変形できるとはいえ最大級の屈辱なのでござるよな。

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そう、己のプライドをズタボロにされて与えられた特性ボディの性能は計り知れないでござるが、使いこなせていないようでござる。

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まあ、ダレでも気乗りがしなければ本来の力は発揮できないものでござる。

拙者とてトランスフォーマーは好きでござるが、ぶっとんだ設定のオルタニティには気乗りがしないでござる。 (笑)

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ロボットモードの変形は相変わらず複雑で説明書が無いと変形できないうえに、パーツの移動位置が何箇所か分からない部分も多いので初心者には勧められない商品でござる。

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そう・・・ 左右非対称ながらルーフ部分を翼に見立てたデザインは良いのでござるが、ルーフ部分の移動位置を何処で固定していいのか分からないのでござるよな?

移動位置によって翼の表情は変わるでござるからキチット固定できるようにストッパーを設けてほしかったでござる。

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まあ、このへんが対象年齢15歳以上のハイターゲット層を狙ったにも関わらず、一般ウケが悪い商品なのでござろうな?

ようやくタカラトミーもトランスフォーマー商品でハイターゲット層を意識した商品が無駄である事が気が付いたのでござるかな?

そう、トランスフォーマーファンとしてみれば、わざわざハイターゲット層向きの高額商品を買わなくとも、通常商品で十分満足するのでござるよ。

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さて、オルタニティ版サンダークラッカーの能力値は体力(7)、知力(7)、速度(10)、耐久力(7)、地位(5)、勇気(5)、火力(8)、技能(7)で、武装は火炎砲とドローン・ロケットに加えて敵や施設よりエネルギーを吸収・奪取するパワーザップ能力と強力なライトニングストームガンで、宇宙空間でも使用可能なソニックブームと呼べるノヴァ・コンカッション・ジェネレーターを使用するそうでござる。

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オルタニティでの立ち居地は、メガトロン(A-02、NISSAN FAIRLADY Z/メガトロン・ブレードシルバー、4725円)直属部隊クエーターズの兵士でござるが、デストロンの大儀には確信をもてないでいるようでござる。

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本品に付属する説明書に記されたストーリーでは、何故にオルタニティのオートアバターが現行の日本車であるかの強引な説明とオルタニティの最終決戦(?)が紹介されているでござる。

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サンダークラッカーは最終決戦にて大活躍する訳でもないのでござるが・・・

オルタニティ終焉の引き金となる大役が与えられてしまったのでござるよな。

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う~む・・・ とりあえずはバイナルテック後半より続く一連のストーリーはコレで終了すると思われるでござるが、まだまだスキマのエピソードをイロイロと挿入できそうでござる。

しかしまあ、オルタニティが本品を最後に終了するか、設定を変えて継続するか分からないでござるが今後のサンダークラッカーが気になるでござる・・・


祭だ! ドリルロボ

2010-10-27 23:36:59 | マシンロボ

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2003年トランスフォーマーは従来のシリーズを一度リセットして「超ロボット生命体 トランスフォーマー マイクロン伝説」として再スタートしたのと同じく、マシンロボも「出撃!マシンロボレスキュー」として新たにスタートしたでござる!

マシンロボレスキューは過去のシリーズとは全く関係ない独立したシリーズ展開でござるが、ロボットデザインは600シリーズ商品のリメイクを兼ねたデザインでござる。

まあ、十分「トランスフォーマー マイクロン伝説」を意識したようなシリーズ復活でござるが、アニメ自体はサンライズが製作している為に、過去の「マシンロボ クロノスの大逆襲」「マシンロボ ぶっちぎりバトルハッカーズ」のノリよりも「絶対無敵 ライジンオー」の様なエルドラン・シリーズのノリに近い感じがするでござる・・・

ちゅーか、拙者は「マシンロボレスキュー」のアニメは全く見ていないのでアニメネタは分からぬでござるから、玩具中心で話を進めていくでござる。

出撃! ドリルチーム(レスキュー合体シリーズ03、ハイパードリルロボ、2500円)

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本品は2002年レスキュキュー合体シリーズとしてリダーロボのドリルロボとブルドーザー型サポーターロボ4体の5体セットで販売されたでござるが、2003年の7月に行われた「おもちゃ未来博」にてリーダーロボとサポーターロボのバラ売り(レスキュー合体シリーズEX、シングルコレクション、リーダーロボ5種、各800円、サポーターロボ20種、各400円)が行われており、同年末にはムゲンバイン導入に合わせてリーダーロボの単品販売(レスキュー合体、ドリルロボ、800円)が行われたでござるる。

商品上の違いは無いと思われるでござるが、単品版のサポーターロボには一部のシールが貼り付けられていないかもしれないでござる?

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先ずはドリルタンクに変形するリーダーロボのドリルロボでござる!

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マシンモードのデザインは600シリーズ版ドリルロボ(MR-17、ドリルロボ、600円)の面影をを残したリニューアルデザインで、黄色のボディも建設重機的なイメージでござる。

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単体でのギミックは転がし走行で、ドリルに回転軸はあるものの顔が造形されているので手動回転が躊躇われるでござる。 (笑)

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商品自体はダイキャスト製パーツを使用しているものの、マシンロボ600シリーズの特徴であったメッキやクリアパーツは一切使われておらず、全て塗装処理でござる。

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変形方法は600シリーズ版と似ているでござるが、合体機能を追加したおかげでコクピット位置の移動が追加されているでござる。

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なお、両足はハの字に開き、両腕も5指のマニュピレーターに変更されているなど19年越しのリニューアルを感じるデザインでござるな。

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因みに商品サイズは大型化しており、単品800円を正当化しているでござるが、600シリーズと比べるとコストダウンが丸見えな商品でござる。

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そう・・・ 商品サイズ的には顔を反転させて隠したり、肘に可動軸を取り入れるなども可能なはずでござるが、出来ていないのでござる。 (残念!)

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さて、ドリルロボの性格設定は、義理と人情に厚い、べらんめえ口調の江戸っ子キャラで、パワーと出力は他のマシンロボをも凌駕するそうでござる。

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アニメ設定では土砂崩れ、道路陥没などで活躍するイエローギアーズのドリルチームを率いるリーダーロボで、極度のカナズチだそうでござるな。

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ドリルチームはドリルロボをリーダーとして、ブルドーザー型のサポーターロボ・ドーザーロボ(2号機~5号機)4体から編成されるでござる。

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ドーザーロボ4体は同型の為、車体番号で区別されているでござる。

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なお、ブルドーザー型のマシンロボと言えばブルドーザーロボ(MR-11、ブルドーザーロボ、600円)が存在するでござるが、ドーザーロボのデザインは全く異なるでござる。

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ドリルは漢のロマンだ!

2010-10-26 20:18:50 | マシンロボ

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ごきげんようでござる!

「トランスフォーマー」のライバル商品である「マシンロボ」の魅力は完全に日本人向けの商品展開であり、連動したTVアニメ「マシンロボ クロノスの大逆襲」も日本人感覚で製作された作品でござる!

ゆえに玩具よりもアニメの方が人気が出てしまい、玩具の方はトランスフォーマーのパチモン扱いする輩もいるでござるが、実はマシンロボの方が1982年にポピーより販売されているので「マシンロボ」のブランド名は1984年展開の「トランスフォーマー」より先になるでござる。

今宵は1986年にバンダイより「マシンロボ クロノスの大逆襲」商品として販売された、準主役キャラの一人、ロッドドリル(MRB-1、ロッドドリルロボ、600円)の紹介でござる!

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本品は1983年にポピーよりドリルロボ(MR-17、ドリルロボ、600円)として販売されており、同年のバンダイグループの再編成により「BANDAI」の社名変更となるでござる。

その後の1986年TVアニメ化により、パッケージ及び商品番号と商品名をロッドドリルロボとして名を変えたでござる。

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なお、ドリルロボロッドドリルロボの外見は同じでござるが、メーカー刻印が異なるでござる。

写真はシールを貼り付けていない状態でござるが、付属のシールはMR-17版のままでメーカー表記もPOPYのままでござる。

因みに説明書はMRB-1仕様でござるな。

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さて、ロッドドリルロボはイオノイド・スーパードリルを備えたドリルタンクに変形するマシンロボであり、そのデザインはモチーフのない架空車両でござる。

しかし、日本に置けるドリルメカの歴史は1963年公開の映画「海底軍艦」の轟天が最初(?)でござるが、ドリルタンクでは1965年の英国のテレビドラマ「サンダーバード」に登場する支援車両のジェットモグラ(ザ・モール)が最初と云われているるでござる。

ジェットモグラは主人公メカ以上に人気が出た為に数多くの亜流プラモデルや玩具が販売され、日本の玩具タイアップアニメや特撮ドラマでは登場シーンが少ない(本編未登場メカすらある)にも関わらず強引にドリルタンクが組み込まれたりしたおかげで、日本人は無類のドリル好き民族になったでござるな。 (笑)

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そう! SFマシンを中心に展開してきた初期のマシンロボでは、SFメカニックの代表であるドリルタンクは実用性は二の次にしても日本人には需要のあるメカノックなのでござるよな。

しかし、600円の商品サイズでは転がし走行しかできず、ドリルタンクの魅力である回転するドリルやキャタピラが再現されていないのが残念でござる!

が、600円でダイキャストパーツとメッキパーツを使用した変形ロボット玩具は、商品としてみれば見事でござるな。

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ロボットモードの変形は簡易でござるが、単純ながらに直接的なデザインは誰が見てもドリルロボと認識してしまう王道デザインでござる。

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そう、円錐螺旋のドリル頭は単純なデザインである為に、後発のドリル系ロボはなかなかマネが出来ないデザインでござる。 (笑)

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アニメ化に際して主人公格の一人に選ばれた理由も、日本なら如何様な世界観でも通用するデザインの強みであり、ドリルタンクの根強い人気があるからでござるな。

なお、TVアニメ化前の設定ではマグマエネルギーを吸収・増幅して敵にぶつけるイオノイド・マグマ・フラッシュと云う技をもった地中では最強のマシンロボであり、デビルインベーダーが登場していない時期では、一部の読み物(?)にて乱暴モノのガキ大将的扱いだったそうでござる?

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しかし、TVアニメでは所謂「気は優しくて力持ち」で腹ペコな食いしん坊の三枚目キャラクターの立ち位置が与えられ、クールで二枚目なブルージェット(MRJ-1、ブルージェットロボ、600円)と対照的な名コンビが登場するでござる。

しかし、ロッドドリルの場合は天空中心拳を修行したとはいえ力任せな戦い方をキャラクターであり、見た目も格闘技とは縁遠いデザインでござるな。 (笑)

なお、助さん格さんの王道とも云えるコンビネーションこそ日本人感覚のキャラクター配置であり、さすがは日本のアニメ制作会社が書いたアニメだと納得するでござるが・・・ 当時のアニメ制作会社側には玩具好きが少なかった為に、玩具事情が分からずにアニメを製作していたようでござる?

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まあ、「トランスフォーマー」に対抗する為に、与えられた玩具で好きなようにアニメを製作してもいい条件だったとはいえ、肝心の玩具(600シリーズ)が置いてけぼりを食らったのは失敗でござる。 (笑)

そう、本来はユーザーのイマジネーションで自由に遊んでもらうマシンロボが、アニメ化によりアニメの偏ったイメージが付く事を恐れた結果でもあるでござるが、玩具好きとしてはアニメ・オリジナルキャラよりも、もうすこし何とか成らなかったかというのが本音でござるな?

故に「マシンロボ クロノスの大逆襲」は玩具販売促進アニメ」としては失敗でござるが、トランスフォーマー人気に報いる逆襲には成功しているでござる!

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トランスフォーマーファンの拙者でさえ、アニメの「マシンロボ クロノスの大逆襲」には大きく学ぶところがあり、トランスフォーマーに足りないモノを補完しているアニメだったでござる!

そう、「マシンロボ・炎」や「勝利のマシンロボ」などの主題歌は、トランスフォーマー作品の主題歌以上に燃える名曲が揃っているでござる。

拙者はトランスフォーマー派でござるが、ライバルのマシンロボを知る事で更にトランスフォーマーが面白くなると思ってマシンロボも収集しているでござる。

やはり、ライバル商品がお互い切磋琢磨することにより磨かれていくので、現在の変形ロボット玩具市場は「トランスフォーマー」だけでなく「マシンロボ」にも頑張ってもらいたいでござるが・・・ 現在、売り上げ第一主義のBANDAIでは無理でござろうな。