トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

トランスフォーマーフィギュア デストロン編

2010-02-26 21:49:50 | トランスフォーマー・マイクロン伝説

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浅田真央 バンクーバー冬季五輪 女子フィギュアスケート銀メダルおめでとう!

オリンピック初のトリプルアクセスを3発も決めても少々のミスがあり、優勝できないにほ仕方が無いとしても・・・ 点数のヒラキがあれ程あるかと疑問に思ってしまうでござるが、フィギュアスケートに場合は競技だけが点数に繋がっているわけじゃない競技から現在の採点方法じゃ仕方が無いでござるかな。

まあ、ここ何回かのオリンピック優勝者は青い服を着用しているそうで、青い服のジンクスがあるようでござるが、日本人選手は誰も着ていないのに関わらす、優勝選手は露骨に青い服でござる・・・ 勝に拘るのであれば、ジンクスでも何でも信じる精神力も必要でござるが・・・まあ、ジンクスは信じろとは言わずとも、あえて着なかったとしたら勇者でござるよな。

母国ひいきで見たとしても、日本人選手3人とも入賞は凄いと思うでござる。

よくやった!

ちゅー事で、今宵は2003年にアミューズメント用景品として登場した

トランスフォーマーフィギュア (全4種)より、デストロン軍団・破壊大帝、メガトロン(トランスフォーマーフィギュア、アミューズメント専用景品)の紹介でござる!

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本品は、「超ロボット生命体 トランスフォーマー マイクロン伝説」をモデルにした塩化ビニール製の塗装済み完成品フィギュアで、オムロン株式会社よりアミューズメント用景品として製作されたでござる。

商品は、コンボイホットロッドメガトロンスタースクリームの4種類で、共通デザインのパッケージに収納されているでござる。

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本品は約12センチほどの彩色済みフィギュアで、アニメの作画を元に製作されているでござる。

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まあ、商品完成度はガチャポンフィギュアの拡大版とか食玩フィギュア並の完成度で、両腕・脚部・首・砲塔などは別パーツで製作されており、一部接着されているのでござるが、両腕と首・砲塔はハメ込み式なので可動するでござる。

が、拙者の確保したメガトロン様は、塗料がくっ付いている為に首や砲塔は動かせない状態でござる。 (残念!)

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しかし、商品完成度としては合格ラインで、おおきくイメージを損ねる事の無い造形でござる。

マイクロン伝説版メガトロン様のフィギュアは数種類販売されているでござるが、どれも完成度は高いと呼べるでござるな。

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さあ、お次はデストロン軍団・航空参謀のスタースクリーム(トランスフォーマーフォギュア、アミューズメント専用景品)でござる!

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商品はサイバトロン2体デストロン2体のシリーズを代表するキャラクターで対決が再現できるでござるが、マイクロンや武器パーツ等は付属しないでござる。

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本品の造形もTVアニメの作画設定を元に造形されているのでござるが、全体的には玩具版のプロポーションに近く、スマートとは云えない造形でござる。

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腕・足・首・翼は別パーツで製作されており、脚部位外は接着されておらず、可動するのでござるが、イマイチポーズが決まらない上に拙者の捕獲品は塩化ビニール製フィギュアの欠点である歪みが生じていてだらしない立ち姿になっているのでござるよな。

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おまけに、顔の造形はヤル気無い表情なのでスタースクリームファンには辛いかもしれないでござるな。 (笑)

まあ、変形玩具が嫌いなアニメだけ見るトランスフォーマーファンは、TVアニメに近いフィギュアの方がよいのでござろう?

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しかしまあ、本品はアミューズメント用景品でござるから、確保するのに苦労するアイテムだったりする訳でござるから、下手に種類が多くない方が好まれる商品でござる。

トランスフォーマーは変形してナンボでござるが、非変型のフィギュアやアクションフィギュアはキャラクター商品で別のジャンルなのでござるな!

このバランスが崩れると勇者シリーズの二の舞になるので、本年度より展開される「トランスフォーマー アニメイテッド」も、アニメだけ見ずに玩具を買って応援するでござる!


変形!ヘンケイ!ガルバトロン!

2010-02-25 19:30:09 | 変形×2

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ごきげんようでござる!

2008年展開の「変形!ヘンケイ!トランスフォーマー」シリーズは初代(G1)トランスフォーマー玩具を完全新設計のリニューアルデザインで、従来のファンはもとより、「変形遊びの楽しさをもういちど子供達に」のコンセプトにて展開された2世代の購買層を狙った商品で、その完成度の高さとリニューアルデザインは好評を得たのでござるが。

ここでも、タカラトミーの商売下手さが暴露し、折角の売れる商品が品薄であり、肝心の子供を引き込む事が出来ず、2009年の劇場版「トランスフォーマー / リベンジ」を主軸としたために休止に追い込まれる結果でござる。

日本での展開を考えた場合は、変形×2のデザインラインが受けるはずなのでござるが・・・ 販売側にはスピルバーグの名前の方が強かったのでござるかな?

さて、ファンには好評の変形×2版商品でござるが、唯一の失敗作が存在するのでござるよな。

それが、デストロン軍団新破壊大帝、ガルバトロン(D-06、ガルバトロン、2310円)でござる!

Photo_2本品は映画「トランスフォーマー・ザ・ムービー」より登場のメガトロン様(16、メガトロン、2300円)が転生したガルバトロン(D-62、ガルバトロン、4800円)をモデルにリニューアルデザインされた商品でござるが・・・

何故かデラックスサイズの大きさで商品化され、G1版ガルバトロンの商品よりもスケールダウンしてしまった結果、商品的には違和感を覚える結果となったのでござるよな?

なお、海外展開の「TRANSFORMERS UNIVERS」版ガルバトロンは本品とは成型色が異なり、独自の雰囲気を醸し出しているでござる。

まあ、日本版の方がアニメ作画版ガルバトロンのイメージでござるが、ヴィークルモードはG1版と異なる戦車で設計されているでござる。

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まあ、G1版ガルバトロン様の場合はSFガンモードと移動砲台モードだったので、変形×2版のSFデザインな戦車モードは理に適ったリニューアルなのでござるが・・・

日本版はメッキを施してしまった為に豪華さよりもチープ感が強い商品になっていたでござる。

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まあ、海外版と異なる仕様にする事で、コレクターには日本版と海外版を両方買わせようと云うイヤラシイ商売方法でござるが、拙者的には商売としては適切だと納得するでござる。 (笑)

しかし、本品は無理にメッキを施した為にイロイロとマイナス面が発生してしまったのでござるよな。

「お子様はメッキ物が好きだ!」といっても、メッキ使用はセンスでござるので、何でもメッキすればいいものじゃないでござる!

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商品の砲塔部には海外版と同じく「GALV-25」のマーキングが施されているのでござるが、メッキの為に見にくいのでござるよな?

拙者としてはメッキより塗装に力を入れるほうがヴィークルモードの見栄えは好くなったと思うでござる。

なお、「GALV-25」の意味は「ガルバトロン25周年」の意味と推測するでござる。

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さて、ヴィークルモードでのギミックは戦車砲(レーザーカノン砲)よりスプリング式でミサイルを発射可能でござるが、砲身の仰角は付けられず、砲塔が旋回するだけでござる。

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キャタピラ部分もダミーであり転がし走行は可能なものの、戦車としてのヴィークルモードには物足りなさを感じるでござる。

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さあ! ロボットモードに変形でござるが・・・

本品の変形方法は難しい部類で、説明書を見ないと変形できないうえに、メッキを施してしまった結果、パーツの噛み合せが硬く、パーツの分割部を外せない欠点が有り、破損防止の為の部品が外れやすく造形されており、変形中に部品がポロポロ外れるので、砲塔部分(右肩)の接続パーツはマイナスドライバーなどの道具を使用しないと変形できない個体差もあるのでござるよな。

これは「変形遊びの楽しさをもういちど子供たちに」以前に初心者にも薦められない商品なのでござるよ。

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しかし、苦労した変形の御蔭でロボットモードのデザインは、納得できるガルバトロン様のデザインで歓喜したいのでござるが。

本品は「変形!ヘンケイ!トランスフォーマー」商品だと云う事が問題なのでござるよな。 (笑)

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海外との販売スケジュールに差が生じてしまった為に、同一人物の変形×2版メガトロン様(D-01、メガトロン、3150円)が同一シリーズで並んでしまう事なのでござるよな。

一応、設定上はメガトロン様が高純度のエネルギーによりパワーアップした姿なのでござるが・・・

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商品サイズが異なる為に、見た目でパワーアップしたと感じられないのでござるよな。

まあ、パワーを凝縮した事で小型化したという解釈もできるのでござるが、少々無理があるし、何より変形×2版メガトロン様の商品魅力を引き出せないまま、早々に6体目で敵ボス交代は勿体無いでござるよな。

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故に、付属のコミックにはエネルゴンの消化不良かエネルギー消費が悪いのか、力を使い果たして元のメガトロンの姿に戻っていたりするので、商品は一時的なパワーアップした姿で本来であれば姿だけではなく、体格も大型化すると解釈すればよいのでござるかな? (笑)

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まあ、商品のロボットモードは情報量が多い造形で、集光パーツの目も良く光り、右手のレザーカノン砲の造形も雰囲気は良いでござる。

サイズ的にはデラックスサイズくらいの商品と組み合わせる方が絵になる商品でござるな。

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しかも、可動箇所は多いのでござるが、右腕は平手で造形されていたり、レーザーカノン砲による接続部や膝の位置、接地面積の低さ、首にボールジョイントが使用されていないなどなどの商品仕様により、ポーズが付けずらいクセのある商品なのでござるよ。

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拙者的には制式に日本販売された事には喜びたいのでござるが・・・

「変形!ヘンケイ!トランスフォーマー」シリーズで販売してしまった事は失敗だと思うのでござるよな。 (笑)

そう! 本品は「UNIVERSE」USAエディションで販売しても問題なかったと思うのでござるよな?

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なお、本品を入手済みの御仁なら、変形×2版ガルバトロンの違和感にお気づきでござろうが、如何考えても無駄なパーツや、別目的に使用しそうなデザインパーツが有ることでござる。

本品販売時期には原油高騰による原材料の値上がりが問題にされていた為に、シリーズ商品も値上がりした訳でござるが、本品も本来なら第三形態が予定されていたが部品数削減などで廃止されたのでは?

と思える商品だったりするのでござるよ・・・

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ファンの間では、謎の砲台モードーとか移動砲台とか短足クラブガンナーとか呼ばれていたるする第三形態なのでござる?

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説明書には記載されていないのでござるが、パッケージ裏の変形途中写真がソレっぽい状態なのでござるよ?

ちゅー事で、拙者も少々アレンジして砲台モードを再現してみたでござる。

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砲塔よりレーザーカノン砲を引き出す事によって、戦車モードでは出来なかった砲身に仰角を付ける事が可能になるので、長距離射撃モードと呼んでもいいような気がするでござるよな。

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なお、ロボットモードの左腕は多関節故に説明書の指示とは異なる位置での収納が可能だったりするので、本品には更に異なるギミックが用意されていたのかもしれないでござるな?

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まあ、商品は一概に失敗作と言っても人を選ぶ商品でござるから、玄人向け商品に分類するべきでござるよな。 

故に、「変形遊びの楽しさをもう一度子供たちに」を信じて、最初に本品を買ってもらった子供は完全にトラウマになること間違いない商品でござる! (笑)


せんしゃ!

2010-02-24 15:42:42 | 変形×2

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ごきげんようでござる!

一般車両にて編成されたサイバトロンには戦車は似つかわしくない存在でござるが、戦車自体は侵略・破壊だけのイメージでなく、拠点防御・防衛などなどの守りの象徴でもあるので捉え方は様々でござるな。

「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー」に登場した戦車に変形するサイバトロン戦士、ワーパス(TFS通販、ワーパス、500円+2PTS)は赤色のボディとすることで民間色(?)を強めたキャラクターでござるが、TVアニメ本編での活躍は多いにもかかわらず、ミニボット商品故に完成度は低くギャップが大きすぎる為か日本では通常販売が行われず海外パッケージのまま通販扱いで販売された商品でござる。

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まあ、1985年販売のミニボットは先に販売されたミクロチェンジ転生のミニボットと違い、ハズブロの要請で新たにデザインされたバラエティーにとぶミニボットなのでござるが、完成度は著しく悪く、変形後は「手足が付いてりゃロボットに見える!」「足なんて飾りです!偉い人にはファンが求める完成度なんて分からないものです!」が具象化されてしまい、変形の簡略化と部品数の削減が本品を生み出したのでござるよな。 (笑)

しかしまあ、当時の後発ファンは・・・ TVアニメでの活躍が多いだけに商品の完成度は残念ながら正式な日本販売を願ったものでござるよ。

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しかし! 2009年展開の「変型!ヘンケイ!トランスフォーマー」にてリニューアルデザインされたワーパス(C-19、ミニボットスパイチーム、2310円)が販売されたでござる!

Photo_5 本品は、同じく人気は有るが商品の完成度が悪かったミニボットのアダムス(TFS通販、アダムス、500円+2PTS」とウィーリー(C-80、ウィーリー、500円)をリニューアルデザインで製作されたアダムス(C-19、ミニボットチーム、2310円)とウィ-リー(C-19、ミニボットチーム、2310円)の3体セットで販売された、云わばリベンジ・リニューアルチームなのでござるよな。

なお、海外では「TRASFORMERS UNIVERSE」シリーズのレジェンドクラス(EZコレクション)商品として単品販売されており、成型色の色合いも異なっているでござる。

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商品には固有のキャラクターカードが付属しており、計3枚が付属するものの・・・ 1体当たりの単価を考えてみたら、単品販売されているEZコレクションより割高感がするのでござるが・・・ まあ、無事日本販売された事には感謝したいでござる。 (笑)

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さて、リニューアルデザインされたワーパスのヴィークルモードはSF色の強い小型戦車でござる。

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初代(G1版)ワーパスと比べると全く異なるデザインの戦車でござるが、商品サイズとカラーリングからくるイメージはワーパスそのものでござるよな。

まさに時代に合ったリニュアルデザインでござる。

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なお、商品としては砲塔の旋回ができないでござるが、砲身の仰角は付けられ砲口に穴を設けられているなど造形は細かいでござる。

まあ、砲塔の旋回も小型戦車でござるから車体ごと旋回できそうなデザインなので問題はないでござるな。 (笑)

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さあロボットモードの変形は簡易でござるが、パーツ構成やシルエットは間違いなくファンが求めていたワーパスの姿を再現した涙が出てくるデザインでござる。

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コスト削減(?)かパーツ数が減らされた為に爪先部分が無いのが残念でござるが、キャタピラを折りたたむ事により踵部分の設置面積を増やす工夫や戦車砲を胸部に収縮させる事でプロポーションを保つなど玩具技術の進歩を感じるでござるな。

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ただ・・・ 惜しむらくは丸顔ではないのは残念でござるが、これはこれで良い面構えでござる!

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なお、変形×2版ワーパスの性格設定はG1版ワーパスと同じで、自分の射撃の腕には自信を持ち、硬くて強いミニボットでござるが、戦車状態で引っくり返ると自力で起き上がれないなどの弱点を持ち、自慢の砲身をちょっとでも傷っけられると大暴れする性格だそうでござる。

まあ、G1版のTVアニメの性格と同じだとすれば、オチャメな性格でござろうな。

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玩具ギミックでは、ロボットモードでも胸部の戦車砲は収縮するでござるな。

設定上は、爆薬・熱・低温・酸・音などなどのバラエティに富んだ砲弾を撃ち分けることができるそうでござる!

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しかも、本品は外形デザインのリニューアルに留まらず、ヴィークルモードでの頭を出した姿なども取り入れるなど旧玩具を知っているファンにしてみれば嬉しい仕掛けが満載なのでござるよな。

いや~勿体無い!

リニューアルされた日本未販売のレジェンズクラス商品は多数存在するのにシリーズ休止は勿体無いでござる。

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劇場版「トランスフォーマー / リベンジ」商品に力を入れたいのも分からないでもないでござるが、わざわざ売れる商品を映画版商品の繋ぎくらいにしか考えていなかったタカラトミーが恨めしいでござる!

日本展開商品は話題性と高額価格の商品に重点を置き過ぎているでござるが、ファン層を広げるならEZコレクションのような低価格で完成度の高い商品を大量に市場に流す方が新たなファンを構築できると思うのでござるよな。


カラオケ戦士マイク硬頭

2010-02-23 13:45:05 | トランスフォーマー・ヘッドマスター

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用意はいいか~♪ 3・2・1・0~♪

君は変わる~ 心のままに~♪

ダッシュだ~♪ 加速だ~♪ ス~パ~カ~♪

地響き立てろ~♪ 戦車~♪

日本が世界に広めた発明品の一つにカラオケがあり、はるか宇宙にまでカラオケは広がったようでマスター星出身のヘッドマスターであるハードヘッド(C-102、ハードヘッド、2300円)もカラオケ好きなトランスフォーマーの一人でござる。 (笑)

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本品は1987年に「トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ」商品として販売されたのでござるが、日・米のマーケッテイングの違いから本年度より個別の展開が行われる事となり、本品は米国では「ザ・リバース」商品ハードヘッドとして販売され、同じ商品ながら異なる設定を与えられたでござる。

まあ、トランスフォーマーの改変された歴史で云えば、別次元の同一人物であるが、同一世界においては別人になる存在でござる?

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日本設定では、頭部に変型するヘッドマスターのロスが本体と成る訳でござるが、ロス自身はセイバートロン星を脱出してマスター星に移住した元セイバートロンの一般市民なのでござるが、400万年(氷河期による休眠期間有)の修行を経て戦士の証であるトランステクターとの合体を可能にした若き戦士でござる。

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対して海外設定では、ハードヘッドの本体は胴体部の戦車で、頭部に変型するのはネビュロン人のデュロスなのでござる。

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ヘッドモードの変型も、日本版のロスの場合は修行(?)によりヘッドモードへの変型を身につけたという、如何にもならではの発想でござるが、超ロボット生命体であるトランスフォーマーとしては要領が悪いでござる。

しかし、米国設定の機械化したネビュロン人がバイナリーアーマー(エクセルスーツ)を着こんでヘッドモードに変形して合体するというのも、一見理に適っていそうでござるが・・・ まわりくどい設定でござるよな?

そもそも、自分の頭部を差し出して、パートナーが頭部になる必要が有ったのかと疑問に思うでござるよ。 (笑)

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まあ、ようするに本品は日本設定では一人なのでござるが、海外設定では二人になるのでござるよ。

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日本設定では高速戦車に変形するトランステクターは自己意識のない支援マシンでござるが、遠隔操作による自動操縦も可能だそうでござる。

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商品サイズ的に見れば、従来のオートボットより大型な商品でござるが、同一スケールにした場合は乗用車並の小型戦車になるのでござる。

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高速戦車のデザインもSF風でござるが、造形は大味故に体感スケールが把握できないでござる。

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パイロットを乗せるアイデアはダイアクロン商品のカーロボットのダイアクロン隊員の再来なのでござるが、商品の大型化はハズブロ側の依頼でござる。

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なお、ヘッドマスター商品は従来のトランスフォーマー商品と比べると明かに完成度が落ちた商品でござるが・・・

これも、ハズブロからの依頼で、商品の変型は難しいから簡略化させろとか、大型化しても販売コストを下げろなどの要望により、完成度の下がった大味な商品が誕生するのでござる。 (笑)

以後トランスフォーマー商品は大型化し、変形が難しいと云うので無変型なアクションマスター(日本未販売)や、変形構造が単純で小型化したマイクロマスター(日本名、マイクロトランスフォーマー)などなどが登場し、日本では合体戦士が主力となるなど独自の展開が行なわれるのでござるよな。

まあ、価値観の異なるお国柄の要望に応えるとドチラかが分が悪くなるので当然の結果でござるよな。

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なお、ハズブロ側の要求は改悪だけでもなく、ミサイル発射ギミックの廃止や武器パーツなのの余剰パーツ対策などなども盛り込まれており、本品でもロボットモードの武器となるハードレーザー(×2)はヴィークルモードでも取り付けられるのでござるよ。

まあ、技術者としては制約が無く伸び伸びと自由な発想で商品を開発するのも良いが、制約が有る事で多くの工夫が生まれてドンドンと変型ロボット玩具の技術は向上するのでござるから悪い事だけではないのでござるよな。

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実際、ロボットモードの完成度の悪さに評価を落とすヘッドマスターでござるが、ヘッドオン合体によるパラメーターギミックなどは多いに評価できるもので、アナログギミックでは一番凝った仕掛けの一つでござるよ。

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しかしまあ、ロボットモードの大味な造形が全てをぶち壊しているので、やはり外見のデザインや造形は大事でござるよな。

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拙者的には、現在の玩具技術であれば納得のできるヘッドマスターがリニューアルできると思うのでござるが、新作的には如何なものでござるかな?

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さて、日本設定ではロスがトランステクターにヘッドオンすることで、サイバトロン・地上攻略員、ハードヘッドと成るので基本性格はロスのままで自然とカラオケを愛する温厚な戦士でござるが、海外設定だと無口で他人の指示には従わない頑固者のサイバトロン・陸上攻撃員に同じ様な性格のベテランの戦闘員であるネビュロン人のデュロスが合体するもドチラが主導権を握ると云う事は無い如何にも個人主義らしい米国の合体戦士設定でござる。

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なお武装は右肩の120ミリハードキャノンで設定上は、ナパーム弾、音響弾、ミサイル弾の砲弾を使い分け、両腕にハードレーザーを装備するでござる。

両腕武装もヘッドマスターの特長でござる。

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まあ、ヘッドマスター商品は両腕に武器パーツを取り付けないとイマイチでござるから、苦肉の策かもしれないでござるよな。 (笑)

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しかしまあ、拙者も何だかんだ言っているでござるが、日本版ヘッドマスターは好きなので、支持をしたいのでござるが、商品完成度の為に現在でも人気が無く再販が行われないのが辛いでござるよな。 

・・・まあ、再販されたところで売れない事は間違いないでござるが。(笑)


灰色な緑の超人

2010-02-22 00:18:19 | TF・CROSSOVERS

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タカラトミーは商売が下手でござる!

玩具技術は最高水準でも有るのに、販売方法に問題が有り売れない商品が続出するでござる。

にもかかわらず、売れるはずの商品は在庫を恐れて大量販売しない要領が悪いメーカーなのでござるよな?

まあね、拙者もタカラ時代よりタカラの玩具に育てられてきた訳でござるから、商売は下手でもファンを大事にするメーカーなので全面的支持もしているし、タカラトミーに新生してからもタカラトミーの株を買おうかと本気で考えた事もあるのでござるが・・・ タカラトミーに成った事で、更に商売が下手になったとしかいえない販売戦略にはファンとして涙するしかないでござるよな。

今宵は商品の完成度は高いが、販売戦略で大失敗し玩具売り場の守護神、投売りセールの定番品となった「TRANSFORMERS CROSSOVERS」のグレイハルク(トランスフォーマー・マーベルクロスオーバー、グレイハルク、3675円)の紹介でござる!

Photo_13 本シリーズは2008年に映画やコミックで活躍する米国のマーベルヒーローとトランスフォーマーのコラボレーション玩具で、企画を推進したのはハズブロ側で、タカラトミーは玩具設計などに協力したくらいなのでござるが、映画「TRANSFORMERS」の公開や「スパイダーマン」「アイアンマン」などの日本公開に便乗して日本でもトミーダイレクトによる輸入商品ではなく、制式にタカラトミー商品として、海外仕様のパッケージに日本語表記のシールを貼り付けたたけで販売されたのでござるよな。

便乗商品とは言え、明かに説明不足な商品で、何故にマーベルヒーローが変型するのか、世界感的にトランスフォーマーとの関連などなど日本語で一切説明されていない商品でござる。

更に、関連映画が公開されたとはいえ、アメコミ関連のヒーローは日本産ヒーローより知名度が低く、ドチラかと言えばマニアックなコレクター商品を、モトネタを知っている前提でそのまま一般販売してしまった商品なのでござるよな。

せめて、日本語で書かれた世界観やキャラクター紹介を記載した小冊子(カタログ兼ブックレット)を封入してくれていれば・・・ 新規ファンにも優しい商品になっていたのでござるが・・・ 説明書でさえ、英文表記のままでござる・・・ まあ、英文のままの方がコレクター性の高い付加価値でござるが、本品は海外販売商品ではなく、制式日本販売商品なので日本版としての希少価値を謳う方がコレクション性を高めると思うのでござるよな?

そう、わざわざ英文表記のパッケージや説明書に日本語表記(対象年齢15歳以上・など)のシールを貼る手間を考えれば、新規で製作したほうが安上がりだったのでは・・・ と疑問に思うのでござるよな?

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本品はシリーズ第1弾商品として販売されたハルク(トランスフォーマー・マーベルクロスオーバー、ハルク、3675円)の成型色を変更しただけのシリーズ第2弾商品なのでござるよ。

流石に米国流通と同じ販売順とはいえ・・・ シリーズ第2弾4体中2体は成型色変更品で構成されては、ただでさえ日本での成型色販売品の売れ行きが悪いのにシリーズ2発目で、マイナーな別カラーリング商品を持ってこられたら販売は厳しいのは当たり前なのに何故に気が付かないのでござろうか?

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まあ、一応商品パッケージはハルクと異なるイラストを使用しているとはいえ、付属の説明書は同じものなのでござるよな。

説明書には拘らない米国らしい簡素な説明書こそ手を加えれば、商品イメージは変わり過去のミクロマンや変身サイボーグなどなどのように、付属小冊子のイメージで世界が作られていくものでござるよ。

しかしまあ、現在は既存キャラクター商品の販売目的を意図した創作物は契約違反になり著作権の侵害とかで違約金も発生する契約社会でござるから、下手に商品イメージを伝える事が出来ない場合もあるのでござるよな・・・ 嫌な時代になったものでござるよ。

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さて、ハルクと言えばガンマ線を浴びて体質が変化した緑肌の超人で緑色のイメージが強いでござる。

拙者もアメコミ関係は強い方ではなく、テレビシリーズの「超人ハルク」のイメージが強いでござるから灰色ボディのモトネタは分からないでござるよな?

まあ、多くの日本人は本品を見てグレイハルクの存在を知ったのではないでござるかな? (笑)

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何でもグレイハルクの名前は通称のようで、商品はコミック初登場時をイメージしたものだとか・・・?

う~む・・・ ハルクのコミックって初版はモノクロだったのでござろうか。 (笑)

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しかしまあ、メックモード(ロボットモード)のイメージは一目ぼれするほどのアレンジが逸品なハルクの成型色変更品でござるから、イメージが少々違っても本品の変型ロボット玩具としての完成度は変わらない一品でござるよな。

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なお、拙者の購入したグレイハルクは右目が塗装ミスで一部塗られていないのでござるが、幸か不幸かこれが瞳の様に見えてしまう奇跡のレア仕様(笑)なのでござるよな。

これはこれで得したような気がするでござるが、設定上はMr.ファンタステック(未販売)とアイアンマン(トランスフォーマー・マーベルクロスオーバー、アイアンマン、3675円)がハルクの為に共同開発したメカニカルスーツ(強化服?)だそうでござる。

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なお、メカニカルスーツといっても等身大のものから有人型巨大ロボットまで様々でござるが、本品には大きさの記載が無いので正確な大きさが分からないでござる?

しかも、グレイハルクの設定自体ハルクと共通でござるから、カラーリングの違いによる特別な設定が存在しないカラーバリエーション商品でござる。

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ハッキリ言って日本での販売は、早まったでござるよな。

この手のカラーバリエーション商品は、ファンとしては好く販売したとメーカーを褒め称えるべきでござるが・・・ なにも通常販売でなく少数限定販売でも良いような気がするのでござるよ?

そりゃ知名度の無いバリエーション商品を販売すれば、販売価格の関係と合間って一般人には売れないくらいの計算はできなかったのでござろうか?

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御蔭でシリーズ全体は不良在庫で、第3弾の日本販売は無くなったでござる・・・

せめて、キャプテンアメリカ(日本未販売)くらいは限定販売で発売してほしかったものでござるが・・・ 完成度が高いだけに残念でござるよな。

う~む、何故にトミーダイレクト扱いで少数販売しなかったのか謎でござる?

まさか・・・ ハズブロに不良在庫を掴まされて、タカラトミーが経営不振になった後にハズブロに吸収される算段でもあるのじゃないだろうかと疑いたくなるほど、販売戦略や商品仕様を間違えているのでござるよな。 (笑)

いや~ ホントにタカラを支持するファンの一人としては心配でござる。

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因みに本品はハルクより、塗装箇所が減らされており全体的に安ポク見えるのでござるよな?

しかしまあ、グレーの成型色の強みは緑色より、上塗り塗装などもし易いから改造には適していたりするのでござるよな。 (笑)

まあ本品は、「騙されたと思って買え!」な商品なので、かならず後悔はしない商品でござる!

なお、本品はハルクと同じくメックモードのパッケージ写真が間違っているので、かなり印象が悪かったりするのでござる。 

そう! パッケージ写真は商品の顔であり、各媒体で紹介される大事な写真でござるからプロのカメラマンが撮影していたりするのでござる・・・ が、写真はプロでも玩具は素人でござるから、変形間違いなどのミスが生じるようでござる。

パッケージ写真の間違いが改善するだけでも第一印象で購買意欲が変わる訳でござるから、企業努力として頑張ってもらいたいのでござるよな。

まあ、パッケージ写真より完成度が低ければ詐欺でござるが、パッケージ写真より完成度が高いと嬉しいのは認めるでござるが・・・ 買って見なきゃ、商品の完成度を知る事が出来ないのは勿体無いでござるよ!