トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

建設合体! ビルドタイガー

2009-07-31 01:03:01 | 勇者シリーズ

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ごきげんようでござる!

さあ今宵は、建設車両に変形するビルドチームの勇者ロボ3体が合体するビルドタイガー(建設合体、ビルドタイガー、4980円)の紹介でござる。

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本品1994年に「勇者警察 ジェイデッカー」商品として販売され、クレーン車に変形するマクレーン(建設合体1、マクレーン、1980円)、パワーショベルに変形するパワージョー(建設合体2、パワージョー、1500円)、大型ダンプカーに変形するダンプソン(建設合体3、ダンプソン、1500円)の単品販売と3体合体セットが販売されており、本体の仕様および説明書は共通でござる。

販売価格はドチラも同じでありドチラが御得と云うわけではないでござるが、拙者の場合は単品版の方が箱面積が少ないので室内収納を考えた末に単品版を購入したでござる。 (笑)

さて、本品はヴィークルモードで合体用ジョイントを展開して、マクレーンを中心に前後に連結が可能でござる。

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説明書では、合体建設車と表記されているでござるが、所謂コレは長距離移動モードと呼べる形体でござるな。

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そう! 本形体では、マクレーンのキャタピラが浮いており、キャタピラによる舗装道路を傷つけない配慮とキャタピラ走行の弱点を補う移動形態なのでござるよな。

なるほど、コレは理に適っているでござるな。

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前作の「勇者特急 マイトガイン」の影響もないことはないでござるが、キャタピラ装備の建設車両の運用法としては間違っていないでござる。

しかし・・・ 余談でござるが合体建設車のネタは・・・

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コレ!

1991年ごろホワイトより販売された、工事合体 ケンセツガー(オープン価格?)の建設トレーンに遡るでござる。

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奇しくもケンセツガーはブルトザー(脚部)、クレーン車(両腕)、ダンプカー(胴体)から成る組み換え合体ロボット玩具であり、チープながら先見性のあるデザインに一目ぼれした拙者がチープTOYの世界に引きずりこんだ商品なのでござるよな。

ちゅー事で、拙者が最初にビルドタイガーを見た印象は・・・

「あ、ケンセツガーのパクリ?」だったでござる。 (笑)

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まあ、商品の完成度はビルドタイガーの方が高くキャラクター性も高いので当時としては建設車両系変形ロボット玩具の最高峰でござろうな。

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ビルドチームのリーダーであるコンバット刑事 マクレーンは、電子ギミックを内蔵している事や合体後の胴体であるために単体の体型にはシワ寄せがきており非常に残念な商品でござるが、3体だったいにより本領を表す事になるでござる。

3体合体モードではクレーン部分が右腕となり、本体部分が胴体及び頭部となるでござる。

なお、ビルドタイガーの頭部は車体の変形に連動して現れる仕掛けには素直に称賛したいでござるよ。

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続いて、パワーショベルに変形するカンフー刑事 パワージョーは、3分割され、キャタピラ部は左右の脚部に合体し、本体は左腕となるでござる。

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大型ダンプカーに変形するレスラー刑事 ダンプソンは、左右に分割され両足となるでござる。

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では、建設合体!

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ビルドタイガーーーー

「なぜ胸に虎が?」

「それはカッコイイからだ!」 by冴島十三 警視総監

いや~ 勇者シリーズを代表する名言でござる。

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建設車の黄色と黒の注意・警戒模様を虎縞に例えた意匠であり、建設車両系合体ロボの特長である左右非対称ながら、非常にバランスがよく現在でもベスト1と言っていいほどのカッコイイデザインでござる。

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しかし・・・ 

後から見ると、チト情けないでござるが・・・

両足を分割したダンプソンパワージョーが担当しているので、接地性は非常に高いでござる!

左右を1体ずつ担当していたら、左右のバランスは悪かったでござるな。

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なお、胸部の虎は手動式で回転するのでござるが、コレはバネを利用したブレストチェンジにしてもらいたかったモノでござるよな・・・

しかし、頭部のパトランプは電子ギミック内蔵(LR-44ボタン電池2個使用)でサイレン音とパトランプが点滅するでござる。

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武器パーツはマクレーンのショットガンとパワージョーのトンファーとダンプソンのダンベルを組み合わせた合体銃であり、他の武器は持たせられないでござるが警察手帳の保持は可能でござる。

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しかし・・・ 本品の可動箇所は両腕のみなのでポーズも限定されてしまうのでござるよな。

当時の合体ロボの辛いところでござる。

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しかしまあ、ビルドタイガーの存在は数ある建設車両系合体ロボの中では重量感も大切でござるが、素直にカッコイイを具象化できたデザインだと思うのでござるよな。


レスラー刑事

2009-07-29 23:05:53 | 勇者シリーズ

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ごきげんようでござる!

さあ今宵はビルドチームの3人目、形式番号BP-303型こと大型ダンプカーに変形するレスラー刑事ダンプソン(建設合体3、ダンプソン、1500円)の紹介でござる。

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本品は1994年の勇者シリーズ第5弾「勇者警察 ジェイデッカー」商品として販売され、単品販売、3体合体セット(建設合体、ビルドタイガー、4980円)及び4体合体セット(超建設合体、スーパービルドタイガー、6960円)の3種が販売されているでござるが本体仕様はドレも同じようでござる。

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さて、本品のヴィークルモードのデザインは一般道を走れないような大型ダンプカーなのでござるが、商品は他のビルドチームと同じ大きさであるために、スケール感も異なるでござるが、TVアニメ本編でも同じ大きさで描かれていた為に、デザイン上は大型ダンプカーだが、実は一般的なダンプカーと同じ大きさでござる。 (笑)

なお、劇中でのダンプソンのドアと人物対比の大きさが気になったでござるが、ツッこまないようにするのが武士の情けでござるな。

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更に困った事には、荷台にダンプソンの腕やビルドタイガーの爪先が積まれているので実用性は低いのでござるよな。 (笑)

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しかし、荷台は可動するので、ダンプカー玩具としての面目は保っているでござる。

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なお、本品は「勇者警察 ジェイデッカー」商品の特徴である、ライト&サウンドギミックは搭載されていないでござる。

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まあ、普通のダンプカーでも良いはずが、大型ダンプカーのデザインを採用したのにも冴島警視総監の趣味が反映されたのでござろうな。 (笑)

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さあ、ロボットモードの変形は簡易でござるが、プロポーションはビルドチームの中で一番良かったりするのでござるよな。

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しかし・・・ 可動箇所が腕のみなのが非常に残念なのでござるよな・・・

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まあ、顔は似ている方だし、劇中と異なる厚い胸板には勃起した乳首が造形されており、自己主張は正にボディビルダーでござる。

(TVアニメじゃ乳首はNGでござるな?)

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しかし、ボディビルダー刑事ではなく、レスリングなどの肉体格闘技を得意とする、レスラー刑事なのでござるよな。

劇中でも覆面レスラーに変装するというモロバレな潜入捜査をしていたでござる。 (笑)

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なお、武器パーツはリボルバー式拳銃とダンベルが付属するのでござるが・・・

何故にダンベルなのでござろうか?

棍棒とかでも良いような気がするでござるが、体つくりの基本はダンベルでござるが・・・

ロボットに体つくりは必要でござろうか?

・・・ダンベルよりもパイプ椅子とか栓抜やゴングの方が面白いような気がするでござる。

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まあ、拙者的には肉体系の暑苦しいキャラクターは好きでござるから、ダンプソンのようなクソ真面目だが何処かヌケている人情厚い性格はツボなのでござるよな。

ゆえにビルドチームでは一番好きな勇者ロボであり、商品の完成度にも満足はしていたりするでござるな。 ・・・無論、可動箇所が多いに越した事はないでござるが。 (笑)

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因みに本品のヴィークルモードでは警察手帳や武器パーツは余剰パーツになるでござるが、荷台に積む事ができるでござるし、劇中の何話だったか忘れたでござるが、デッカード(警察合体、ジェイデッカー、6000円)の妄想(?)に出てきた等身大ボディのダンプソンのように、荷台に同スケール(君塚綾子の代理で、figma001、長門有希・制服ver.2500円を使用)の人形を乗せる事は可能でござる。

まあ、このようなアホなネタが有るのも勇者シリーズの魅力でござるかな? (笑)


カンフー刑事

2009-07-27 21:18:31 | 勇者シリーズ

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ごきげんようでござる!

さあ今宵も前回に続き1994年展開の勇者シリーズ「勇者警察 ジェイデッカー」より、パワーショベルに変形するブレイブポリス所属の形式番号BPー302型こと、カンフー刑事、パワージョー(建設合体2、パワージョー、1500円)の紹介でござる!

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本品は単品販売と、3体合体セット(建設合体、ビルドタイガー、4980円)及び4体合体セット(超建設合体、スーパービルドタイガー、6960円)の3種が販売されているでござるが、いずれも同じ商品でござる。

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なお、本品は「勇者警察 ジェイデッカー」商品の特徴であるライト&サウンドギミックは搭載されていないでござる。

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しかし、軟質パーツ製のキャタピラによる転がし走行は、キャタピラ玩具の醍醐味が楽しめるでござる!

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更に、シャベルアームの可動や旋回なども可能であるために、建設車両系玩具としては成功でござるな。

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ただ・・・

やはり、警視庁で建設車両ちゅーのは強引な気がしないでもないでござろうが、実再にも特殊車両として配備されているところもあるそうでござる。 (?)

まあ、ブレイブポリスのような使い方はしないでござるが、キャタピラ走行で一般道をパトロールされたら道交法以前に迷惑でござるよな。

ゆえに、悪気は無くともパワージョーはトラブルメーカー担当になるのでござるよな。 (笑)

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さあ! ロボットモードはパワーシャベルが邪魔物でござるが、左肩がアクセントになっており、そこそこプロポーションは良い部類の勇者ロボでござる。

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なお、本品は説明書の指示のままだと立たせにくいので、合体建設車両モードで使用する合体用ジョイントを踵として開いているでござる。

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本品の装備品は、リボルバー式拳銃と警察手帳及び、ヌンチャクとトンファーが付属するでござるが、ヴィークルモードでは全て余剰パーツになるでござるな。

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まあ、カンフー刑事と言うだけあり、拳法を得意ととする格闘戦仕様でござるから、武器もヌンチャクとトンファーが付属するのでござろうな。

しかし・・・ 日本警察の組織でカンフーである必要性は有るか分からないでござるが、冴島警視総監の趣味が大きく反映されたのでござろうな。 (笑)

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しかし・・・ 商品はカンフー刑事を名乗るには可動範囲が狭い事が残念でござるよな。

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まあ、本品も当時としては完成度の高い部類に入るのかもしれないでござるが、TVアニメのイメージが強すぎて損をしている商品でござるよな。

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そう!

TVアニメでは人気が出てしまったがために、普通なら人気で玩具が売れるのでござるから・・・ 似ていないから玩具は要らないちゅー理由のファンが出てきてしまうのでござるよな。

まあ、「勇者警察 ジェイデッカー」は頑張ったものの・・・ 以後のシリーズで片鱗をみせ、遂には終了してしまう訳でござる。

拙者的には玩具が販売されないロボットアニメちゅーのは如何なんでござろうなと、思うのでござるよ・・・ 確かにスポンサーに縛られないで演出ができるのは良いかもしれないが、規制があるからこそ工夫で良い作品が生まれたりするのでござる。

そう、玩具メーカーとのタイアップがないロボットアニメで名作と呼ばれるものが少ないのは、ロボットも出てくるアニメであって、作品の方向性が定まっていない場合も多々あるのでござるよな。 

故に拙者はロボットアニメと玩具メーカーのタイアップは大事だと思うのでござるよ。


コンバット刑事

2009-07-26 17:37:14 | 勇者シリーズ

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ごきげんようでござる!

日本展開版トランスフォーマーの後を継ぐ事に成った勇者シリーズでも、建設車両系変形ロボが登場するのでござるが、シリーズ5作目の「勇者警察 ジェイデッカー」にして、ようやく単体変形の建設車両系勇者ロボが登場するでござる。

ちゅー事で今宵は、クレーン車に変形するブレイブポリス所属のコンバット刑事、マクレーン(建設合体1、マクレーン、1980円)の紹介でござる!

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本品は1994年の「勇者警察 ジェイデッカー」商品として販売され、単体販売と3体合体セット(建設合体、ビルドタイガー、4980円)及び4体合体セット(超建設合体、スーパービルドタイガー、6960円)の3種類が販売されているでござるが、商品は全て同じで説明書は3体合体セットと共用でござる。

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さて、商品は電子ギミック内蔵(LRー44ボタン電池2個使用)で、パトライトの点滅とサイレンが鳴るでござる。

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が! 本品は、販売価格を抑えるためか、大部分がシール処理になっており、流石にシールを貼るのがキライな拙者でも、シールを貼らねばチープすぎるのでシールを貼ったでござる。

シールを貼るだけでも時間が掛かるので、直ぐに箱から出して遊べる商品とは言い辛いでござるよな。 (笑)

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さてさて、その他のギミックはクレーン車らしく、クレーンが収縮・旋回するでござる。

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クレーン先端部のフックはロボット時の武器(ショットガン)に成っており、クレーンアームに収納されているでござる。

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なお、先端部のクレーンフックは交換可能なのでござるが、パーツの色が異なる為に少々残念でござるよな。

しかし・・・ 建設車両玩具としては最低限クリアしているので悪くないのでござるだ・・・

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ロボットモードは御世辞にも良く出来ているとは言い辛い造形なのでござるよな。

まあ、3体合体を前提とした設計である為に難しいところでござる。

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「勇者警察 ジェイデッカー」は単体勇者ロボにも重点を置かれた作品であるだけに、残念といえば残念でござる。

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形式番号BP-301型、マクレーンは、冷静沈着で責任感がある頼れるビルドチームのリーダーであり、ブレイブポリスではサブリーダー的存在でござる。

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まあ、商品は見ての通り、可動に期待はできないでござるが、警察手帳やショットガン等の付属するでござる。

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単体では取り立てたギミックは無いでござるが、クレーンフックを手に持たせる事は可能だったりするでござる。

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如何に合体最優先とはいえ、他のビルドチームのメンバーと比べると悲しいでござるが、本品の最大の魅力は3体合体にあるので、ここは心の目で補完せねばならないでござるよな。 (笑)

う~む・・・ 何とかマスターピースでリメイクしてもらいたいでござるよな。


逃走 -UNDERGROUND-

2009-07-25 20:33:50 | トランスフォーマー・マイクロン伝説

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ごきげんようでござる!

建設車両をモチーフとしたトランスフォーマーは、善(サイバトロン)悪(デストロン)に採用されるなど、創造と破壊の両イメージ具象化した存在でござる。

ちゅー事で、今宵は2003年度の「超ロボット生命体 トランスフォーマー マイクロン伝説」より、クレーン車に変形するサイバトロン・戦術家、グラップ(MC-04、グラップ、1980円)の紹介でござる!

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本品は2002年に「ARMADA」版スモークスクリーンとして販売された日本版で、商品的には同じでござるが、パッケージングがブリスターパックからヘッダー付きのウィンドーボックス仕様に変更されているでござる。

なお、日本版にはレースマイクロン(MM-05、レースマイクロン、980円)とのセット販売(MS-02、グラップ&レースマイクロン、2900円)も同時販売されたでござるが、中身は単品版と同じでござる。

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さて、パートナーマイクロンのリフト(海外名、リフター)は、フォークリフトに変形するマイクロンなのでござるが、デザイン的にはフォークリフト機能が付いたSFヴィークルぽいでござる。

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ロボットモードは数あるマイクロンの中でも屈指のカッコイイデザインであり、パワフルで隻眼(?)の顔が実に良い雰囲気なのでござるよな。

更に、首・肘まで可動する懲りようなのでござるよな。

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米国設定では整備士ぽいのでござるが、日本設定では殆ど語られておらず、TVアニメでの登場もエボリューションくらいしかイメージがないのが残念なのでござるよな。 (残念!)

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さあ、グラップの方は少々SFチックなクレーン車でござるが、雰囲気は悪くないでござる。

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まあ、グラップの名前の由来は初代グラップル(47、グラップル、1800円)がクレーン車であることからの改名でござるが、米国名のスモークスクリーンはレースカーである初代スモークスクリーン(45、スモークスクリーン、1800円)に由来しているのでござるが、米国側では外見ではなくキャラクター性で名前を引き継いでいたらしく、戦術家の肩書きでスモークスクリーンなのでござるが、外見に拘る日本人としてはグラップの方が納得のできる商品でござる。

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う~む・・・ 本品の設計思想には、グラップルスモークスクリーンの2人を掛け合わせたモノなのでござろうな。

本品も、日米のネーミング方が異なる見本のような商品でござるかな?

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しかし、商品は建設車両でござるから、かなり遊べる商品となっており、通常ではクレーンの収縮は出来ないでござるが、仰角が付けられ、旋回に連動してロボット頭部も動くでござる。

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更に、ウィンチギミックは転がし走行により、ワイヤー(紐)の巻き取りができ(レバー操作で切り替え)、フック部分のジョイントをマイクロンジョイント凹に取り付ける事も可能なので牽引もできるでござる。

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マイクロン合体によるエボリューションギミックは、クレーン部分にマイクロンを合体させる事により、ロックがはずれ、マイクロンごとスライドさせると2段階に収縮するでござる。

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なお、クレーン部分先端が展開するクレーンランチャーは、ミサイルを収納したままだと、自動的に展開しないでござるが、ミサイルを収納していないと三段目まで一気に展開するでござる。

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なお、天井部のマイクロンジョイント凸はダミーで、連動ギミックはなく、サイバトロンのエンブレムが掘り込まれたハッチは開閉するものの、特別なギミックは無いでござるよな。

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なお、ロングランチャーはミサイルが発射可能でござるが、TVアニメ本編のように、ロングランチャーをカタパルトとして、コスモテクターを射出するギミックは無いでござる。

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まあ、TVアニメでは最強の盾コスモテクターを有効活用すべく考案されたフォーメーションの要であり、戦術家の肩書きに恥じないものでござるが、如何も日本版グラップは、頭を使う戦術が苦手なイメージだったりするためか、戦士の役職で紹介されていたりもするでござる。 (笑)

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そう! 日本版グラップのイメージは、「江戸っ子喋り」でござるから、戦術家のようなインテリ的なイメージはないでござるよな。 (笑)

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うむ、如何見ても肉体労働派なデザインで、ブサイクな面構えが何とも愛着があるでござるよな。

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なお、グラxチプの顔は、ハズブロ側から「人間だったらこんな感じ」というイメージスケッチが送られてきて、それをロボット顔にアレンジしたものだそうでござる。

イケメンにしないところが、脇役の分を心得つつ、印象有る助演男優をイメージさせえる心憎い配慮でござるよな。

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まあ、日本側じゃイメージスケッチを見せられたら、「こいつ、スモークスクリーンジじゃねー」と思った事でござろうな。 (笑)

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しかし、外見とは裏腹に戦術家でござるから、米国主体である為に米国設定に配慮し、初登場(?)となる10話では、クレーンやウィンチを使ったトリッキーな攻撃を披露する謎のトランスフォーマーだったのでござるよな。

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その後のレギュラー入りでは、江戸っ子口調のキャラでござるから、強烈なイメージが残ってしまったのでござるよ。 いや~同じ作画でも、吹き替えによるイメージの違いは御国事情を配慮する大事な演出でござるよな。

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まあ、日本ではマイクロン伝説でグラップの名前を使ってしまったものでござるから、翌年の「スーパーリンク」では更にグラップルぽいインフェルノV(SC-21、インフェルノV、1980円)がグラップルを名乗れなくなるなど、「スーパーリンク」と「ENERGON」では名前の混乱が増える事になるのでござるよな。

ホント、日米共通の名前の方がややこしくなくて良いのでござるが、ソレがあるからこそイロイロと調べる楽しみがあり、面白いものなのでござるよな。

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まあ、日本版の並はずれた怪力と、戦闘では無駄の無い動きによるベテラン戦士の経験ちゅー設定と、「江戸っ子口調」は、グラップの名にこそ相応しいと思うので、日本版の命名は間違っていないでござろうな。

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しかし・・・

TVアニメでは、もうすこしグラップリフトの関係したエピソードを描いてほしかったものでござるよな。

魅力的なキャラクターだけに、ソコだけは「マイクロン伝説」というアニメで勿体無いと思うのでござる!