トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

もう1人の部隊司令官

2011-03-31 01:47:38 | TF・アニメイテッド

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ごきげんようでござる!

拙者、「トランスフォーマー アニメイテッド」第30話(TV放送27話)「サリの秘密」前半8分くらいのスペースブリッジ攻防戦を見逃してしまったのでチーム・アセニアの面々が如何様に奮戦したのか分らなかったでござるが、ようやくDVD(トランスフォーマー アニメイテッド、VOL.8、3129円)が販売されたので確認することができたでござる。

ちゅー事で今宵はチーム・アセニアを率いるオートボット・部隊司令官、ロディマス(TA-33、ロディマス、2415円)の紹介でござる!

Photo_2 本品は元々2009年に海外先行の形で販売される予定だったでござるが、TVアニメの第4シーズンの製作が中止と成った為に販売が見送られたでござる。

しかし、2010年の日本展開に合わせて販売が決定し、「WELCOME TO 2010」キャンペーンも兼ねて世界先行の形でまずは7月にデラックスサイズ版オプティマスプライムと共にクリア仕様(オプティマスプライム&ロディマス 司令官セット、4725円)でセット販売が行われ、8月には単品販売の本品が販売されたでござるな。

なお、日本版はメタリック塗装仕様でござるが、同時期に販売された海外版(海外名はロデマスプライムだが商品名はロディマスマイナー、日本未販売)は通常仕様の商品でござる。

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さて、商品はSEGAゲーム筐体対応のカード(司令官セット付属カードと同デザインだが一部変更箇所有)が1枚付属し、ミサイル発射ギミックをもつエナジーボーガンが武器パーツとして付属するでござる。

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本品のヴィークルモードはエナジーボーガンを取り付けたスーパーカーだそうでござるが、エナジーボウガン無でもスーパーカーとして通用するデザインでござる。

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まあ、ジェットエンジンに見立てた余剰パーツ対策だと思うのでござるが、アニメイテッド商品でのオートボットでは唯一(?)のミサイル発射ギミックを持つ珍しい商品でもあるでござる。

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しかし、本品も予備ミサイルが付属しない昨今の商品であり、誤飲対策を兼ねた御馴染の米国安全基準の棒状ミサイルなのでござるよな・・・ しかも曲がっていたりするのでござるからたちが悪いでござるよ。

まったく・・・ 何故に予備ミサイルは余剰パーツじゃないと理解できないのでござろうか・・・

誤射で失くしたミサイルを探すのは大変なのでござるよ。 (笑)

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さて、本品のヴィークルモードはアニメ本編では登場しなかったででござるが、デザインはG1版ホットロディマス(C-78、ホットロディマス、1600円)を元にデザインされているでござる。

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モトネタが分りやすいデザインでござるが、日本版のメタリック塗装はチト違和感を覚えてしまうでござる?

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ウィング部分もメッキではない金色の成型色はアニメ作画の黄土色にイメージが近いのでござるが、普通に黄色でもよかったと思うのでござるよな?

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さて、ロボットモードの変形は連動変形ギミックはなくとも見事に折りたたまれており、劇中イメージ通りのプロポーションに変形するでござる。

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う~む・・・ 日本版カラーは微妙でござるが劇中再現力は流石でござるよな。

本シリーズは無理にメタリック塗装にすることはないと思うでござる・・・

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頭部の集光パーツは光具合は良いのでござるが、顔の造形は馬ズラぽいでござる・・・ ふ~む・・・ 米国人的にはコレがハンサム顔なのかもしれないでござるかな?

なお、本品の頭部と武器(弓)はマーベルヒーローのホークアイのオマージュだそうで直接ホットロディマスとは関係ないそうでござる? デザイナーの趣味でござるか。 (笑)

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さて、ロディマスのキャラクター設定は実戦経験が乏しいものの、いつか英雄に成る事を夢見る若いオートボットでござるが、将来の総司令官をを期待される1人でもあるでござる。

なお、能力値は体力(8)、知力(10)、速度(9)、耐久力(5)、地位(9)、勇気(8)、火力(8)、技能(7)と設定されているでござるが、付属のカードでは体力(10)、知力(10)、速度(9)、耐久力(10)、地位(9)、勇気(7)、火力(10)、技能(10)と記載されているでござる。

カードの数値はパワーアップ後でござろうか?

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なお、設定上では接近戦を含む幾つかの戦術をマスターしているそうでござるが、格闘武器に弓というのが違和感があるでござる。

何故に二丁拳銃にできなかったのでござろうか? (笑)

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因みに本品の可動範囲は広いのでござるが、エナジーボーガンのおかげでポージングしにくいでござる。

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さて、DVDで30話を確認した感想でござるが・・・ 

え? 

これだけ・・・

「トランスフォーマー ザ ムービー」にて絶版商品キャラが次々死んでいったのを思い出したでござる・・・

なるほど、玩具商品化キャラは生き残っても玩具未販売キャラーの扱いは酷いでござるよな・・・ 結果的に日本ではロディマスの玩具は販売されたもののアレじゃあ販売中止になっても仕方が無いでござるか?

まあ、あれだけの劇中描写では死んでいないはずでござるから幻の第4シリーズで活躍していたと思いたいでござる。

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しかしまあ、TVアニメのロディマスの声を演じたのは25年前にホットロディマスを演じた石丸博也氏であったことが嬉しかったでござるよな~

このまま現役でロディマス系のキャラクターを演じてほしいものでござるな。


サイバトロン偵察員

2011-03-29 13:00:56 | トランスフォーマー・G1

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ごきげんようでござる!

戦場を駆けるジープは代表的な軍用車両の1種で正義のサイバトロンには不似合いなイメージでござるが、軍用車両=戦争・・・悪のイメージばかりではなく、攻める側ではなく守りの立場でいえば戦車や装甲車よりも身軽で敷居も低く民間仕様もある人気車種でもあるでござる。

日本でも三菱がライセンス生産を行ったJ-24型などのジープ(73式小型トラック)が自衛隊にも配備(現在はパジェロ)されていたでござるな。

今宵はJ-59型ジープに変形するサイバトロン・偵察員(スパイ防止活動)、ハウンド(02、ハウンド、1600円)の紹介でござる!

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本品は1984年(日本販売は1985年)に「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー」商品として販売された訳でござるが、商品は1982年に「ダイアクロン」商品として1983年に販売されたカーロボット・J59ジープ(カーロボット No.12、J59ジープ、1500円)より、ダイアクロン商品を削除しシール模様の変更とシークレットエンブレムを貼り付けた商品でござる。

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なお、J-59型ジープは民間使用のカラーリングでござるがメッキ処理された12.7mm機関銃が装備されていたりするでござる。 (笑)

まあ、TVドラマや映画撮影用などに使われた車両を再現したのかもしれないでござるな?

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商品はスペアタイヤカバーやスペアタンクなどが付属し雰囲気が良いのでござるが、ハンンドルなどは造形されておらず、本来ダイアクロン隊員が乗る座席もダイアクロン隊員を乗せるとチープな感じになってしまう欠点があるでござる。

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なお、本品は付属のシールを貼っていない状態でござるが、雰囲気が好い商品である事には違いないでござる。

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そう、拙者的には当時のトランスフォーマー商品では完成度の高い商品の一つであると断言できるでござるな。

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ロボットモードへの変形には頭部と肩カバーに連動変形ギミックが仕込まれておりプロポーションもソコソコ良いのでござるよな。

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スポーツカー系オートボットとは異なる軍用車両らしい無骨なデザインがミリタリー系ファンにはストライクなデザインでござるよ。

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なお、ロボットモードへの変形には12.7mm機関銃とスペアタイヤ及びスペアタンクを取り外してヴィークルモードでは余剰パーツになるミサイルランチャーとライフルを武装として取り付ける必要があるでござる。

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ハウンドのキャラクター設定は、地球の自然に興味を持ち、ひそかに人間になりたい願望をもつが、戦闘では恐れをしらない勇敢な戦士でござる。

特殊能力はレーザースコープを持ち、ホログラムガン(ミサイルランチャー)で立体映像を出現させるでござるな。

能力値は体力(5)、知力(8)、速度(5)、耐久力(7)、地位(6)、勇気(10)、火力(3)、技能(9)で設定されているでござる。

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なお、商品上のミサイルランチャーはスプリングによりミサイル弾を発射するでござるがアニメ設定だとホロスコープガンでござるな。

おなじくアニメ設定では12.7mm機関銃がライフルに変形するようでござる?

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ハウンドのキャラクター設定も軍用車両でありながら好戦的な性格にならず自然を愛する性格になった理由も、軍事力の平和利用を象徴していたりするのも面白いところでござるよな。

戦争だけが軍隊の仕事じゃないを表したようなキャラクターといえるでござろう。

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ただ・・・ 本品は当時の商品としてはダイキャスト製脚部の安定感とアニメ作画のイメージにも近くプロポーションも良いのでござるが、可動範囲が狭くて殆ど動かない商品でもあるでござる。 (笑)


マイクロン3体合体 フレンジー

2011-03-25 15:12:08 | トランスフォーマー スーパーリンク

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ごきげんようでござる!

大規模な災害現場である場合、大型重機よりも小型で小回りが利く支援車両の方が有効である場合もあり、力仕事が必要となると合体ロボとなる運用思想はレスキューチームの理想だったりするでござる。

今宵は2002年に「トランスフォーマー スーパーリンク」商品として販売されたマイクロンブースターVol.2(全12種、各300円)よりフレンジー・マイクロンチーム(仮名)の紹介でござる!

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本品はローソン限定で販売された既存マイクロンの成型色変更品の単品販売商品でござるが、中身を選ぶ事ができないでござる。

しかし、1BOX(12個入り)を大人買いしてしまえば「もう何も怖くない」はずだったでござるが・・・ レア仕様のセイバー(マイクロンブースターVol.2、①、セイバー、300円)だけは1箱買っただけで入手できる代物ではなく2分の1確率(?)ほどで混入された商品でござるから拙者は11種揃えたでござるがセイバーのみ入手できずに終わってしまったでござる・・・ (残念)

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では、チーム紹介一人目はオフロードバイクに変形するマイクロンのブレーキ(マイクロンブースターVol.2、⑩、ブレーキ、300円)でござる。

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本品はTVアニメ本編に登場したチームマイクロンの一員ホッパー(SC-09、クリフジャンパー、1029円)の成型色変更品でござる。

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なお、商品はスタンドが無い2輪バイクであるために立たせるには難しいでござるが、サイズ的には悪くない完成度でござる。

ただ・・・ 本品に乗せる為の適当なサイズのフィギュアが無い事が悔やまれるでござる。

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ロボットモードのデザインもヴィークルモードがバイクであることが丸分りのデザインでござるが、もうすこし工夫してほしかったと思うのが本音でござる。 (笑)

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さて、本品のキャラクター設定は全く記載されていないので分らないでござるが、マイクロンブースターVol.2自体がサイバトロン仕様(?)の箱なのでサイバトロン所属か協力関係にあるマイクロンなのでござろうな?

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しかしまあ、オフロードバイクに変形するマイクロンなのにブレーキという名前では少々違和感があると思うのでござるよな?

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なお、ブレーキは3体合体では頭部と背部ユニットを担当するのでチームリーダーなのかもしれないでござる。

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続いて二人目はカートバギーに変形するダンパー(マイクロンブースターVol.2、⑪、ダンパー、300円)でござる。

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本品もTVアニメ本編に登場したチャージの成型色変更品でござる。

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本品もカートバギーという珍しいヴィークルモードのマイクロンでござるが小豆色のカラーリングは悪くないでござる。

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その反動でロボットモードが微妙なデザインになってしまったでござるが、コミカル系キャラクターとしてなら十分通用するでござるな。

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しかしまあ残念ながら本品も全くキャラクター設定が無いのでござるよな・・・

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説明書の片隅にでも簡素なキャラクター紹介文が欲しかったでござる。

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兄弟合体 セーフガード

2011-03-22 14:06:51 | TF・アニメイテッド

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合体ロボが大好きな日本のよいこのみんな待たせたでござる。

今宵は如何して外国人は合体ロボが嫌いなのかも教えちゃうでござるよ!

「トランスフォーマー アニメイテッド」オートボット・エリートガード超速戦士、セーフガード(セーフガード、4725円)の登場でござる!

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本品は海外で2008年に合体セットとして販売されたセーフガード(ジェットファイアー&ジェットストーム、日本未販売)のメタリック塗装品であり、日本では2体合体セットとジェットファイアー(TA-21、ジェットファイアー、2415円)および、ジェットストーム(TA-22、ジェットストーム、2415円)の単品販売商品が2010年6月に同時販売されたでござる。

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炎の力を持つジェットファイヤージェットストームは、捕獲したディデプティコン航空参謀、スタースクリーム(TA-07、スタースクリーム、3780円)の飛行能力の秘密を解明して生み出された双子の戦士で、オートボット初の本格的航空戦力となった次代の新戦士でござる。

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しかし、記録的な短期間でエリートガードのブートキャンプを修了するも、実戦経験は乏しく緊張感に欠けた少年達と称するほうが正しいでござるかな?

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さて、オートボット初の合体戦士が航空戦力を兼ねるというネタは第1作「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー」の5体合体であるエアーボット部隊(C-55、スペリオン、5500円)を思わせるでござるが、彼らの場合は人数以外にも大きな違いがあるでござる。

そう、エアーボット部隊は5体の血縁関係のないトランスフォーマーでござるが、彼らは兄弟であることでござる!

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トランスフォーマーが登場する前の米国での合体ロボの評価は日本と違い、合体のかっこよさや必然性を追求する様式美と異なり、「合体する必要性はあるのか?」「何故最初から合体しない?」「合体メカに一人ずつパイロットが乗っているのは無駄である」などなど合理性を追求する傾向にあったでござる。

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しかも、日本では合体ロボは協力協調・友情などなどの目的を一つにするための象徴でもあるのでござるが、個人を主張する米国などでは、合体により個々の個性が奪われたりリーダーの手足となる不平等を嫌う考えや、欧州等では過去の戦争等により国の占領・吸収や企業合併などなどを思わせ弱いものが強者の手足にしかならない悪いイメージが先にたつようでござる?

うむ、合体ロボの精神は日本人だからこそ成し得る「和」の心でござるよな。

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故に日本生まれの合体型トランスフォーマーは合体により個々の意思が統一されて、基本性能以上のパワーを発揮できる設定でござるが、海外設定の合体型トランスフォーマーだと個々の意思がが統一できない為に本来のパワーを発揮できないという設定に成りがちでござる・・・

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しかし、米国人の全てが合体戦士を嫌う訳ではなく、妥協策としての兄弟設定があるのでござるよな。

そう、少なくとも意見の違う他人同士よりも血の繋がった兄弟の方が意思の統一が出来やすいわけでござる。 故に彼らの場合は米国設定では珍しくコンビネーションは良好で、ヴィークルモードでの上下合体で完成するスーパージェットモードも驚異的な能力を発揮するようでござる。

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が・・・ 日本の場合、合体型トランスフォーマーだと主力商品に据えるのでアニメ本編ではレギュラーメンバー入りする処でござるが、彼らの場合はゲストキャラ的な存在感であり戦局を覆すような重要キャラクターとして描かれていないでござる。

流石は合体型トランスフォーマーを嫌う米国作品でござるよな。 (笑)

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さて、本品の合体方法はタカラが確立した左右合体の最新作となる訳でござるが、合体用パーツを使用せず頭部も半分ずつ収納した平等な設計思想には恐れ入るでござるな。

しかし・・・ 頭部の集光ギミックが丸見え状態では脳髄を思わせる断面図にしかみえないので少々グロいでござる。 (笑)

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「いくぞ兄弟~ 合体だ!」

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エリートガード超速戦士 セーフガード

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左右対称のデザインに非対称のカラーリングは正に左右合体ロボでござるが、体形やデザインは明らかに日本人感覚とは異なるデザインでござる。

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そう、カラーリングを見てもオレンジ色青色の組み合わせは珍しく、日本人感覚であれば炎の力を持つのであればイメージカラーは赤色に成るところでござるな。

しかしまあ、黄色いトラや炎をオレンジ色で表現する外国人がおかしい訳ではな日本人も緑色の信号機を青信号と表現したり長い黒髪を緑の黒髪と表現するなど色彩感覚は微妙に違うのは確かでござる。 まあ、本品のカラーリングに違和感を覚えたのであれば日本人の証でござろうな。 (笑)

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まあ、カラーリングを除いても、華奢な下半身に比べてボリュームのある上半身も違和感を覚える体型なのでござろうな・・・

しかも商品は若干内股になってしまうので尚更でござる。 (笑)

なお、本品は合体ロボット玩具では珍しく前面にメーカー刻印が露出してしまう欠点があるでござるが、これもジェットファイアージェットストームの一部金型を共通にした為の結果でござるな。

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さて、セーフガードの設定は2人の意思が同調している為にオートボット史上でも最も強い潜在能力を秘めた戦士であり、能力値も体力(9)、知力(7)、速度(9)、耐久力(8)、地位(6)、勇気(10)、火力(9)、技能(10)で設定されており手持ち武器はないが炎の竜巻「バーニングストーム」を放つでござる。

無論商品ギミックは再現されていないでござるな。

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さて、日本と海外で合体型トランスフォーマーの考え方の例を挙げてみると、ヘッドマスターやパワーマスター(ゴッドマスター)の場合と欧米では例え命をもったトランスフォーマーと云えどもパイロット(人間)が主導権を握るのがあたりまえであるのに対し、日本だと合体パートナーは命をもたないトランステクターであるという設定は両方とも人間上位をうたっているのであるが、日本の場合は個人の延長なのに対して海外だと支配者との始終関係になるでござる?

そう、合体により個性を奪われる事を嫌うはずなのに何故にと思うでござるが、ヘッドマスターはトランスフォーマーと違い区別しているのでござる?

スクランブル合体系のトランスフォーマーの場合だと同じトランスフォーマー同士で格差が生まれてしまうが、ヘッドマスターだと人間とトランスフォーマーなので格差(差別)が生じても当然な結果で「全ての命を大切にしよう!」と言いつつ「牛や豚は食物なので殺してもいい!」を主張する如何にも白色人種らしい考えなのでござるよな?

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また、同じような理由でターゲットマスターとかミニコン(マイクロン)も同じトランスフォーマーであるという感覚はないようでござる?

日本だとターゲットマスターやマイクロンは機械言語で喋る為に別種感が強いでござるが米国だと普通に喋っていたりするのでござるが区別して扱いを変えているようでござる。

そう、合体型トランスフォーマーの宝庫である「トランスフォーマー スーパーリンク」も上下合体により主導権を交代させられる平等性がある為に海外でも展開出来た訳でござるが、5体合体となると格差がうまれてしまう為にTVアニメではグランドコンボイ(SC-01、グランドコンボイ・スーパーモード、5229円)と同じく本体以外は合体用パワーップパーツ扱いで描かれたでござる・・・ 拙者はも当初はキャラクターが多くなってくる事からの演出上の逃げ道かと思っていたのでござるが、如何やら合体嫌う人の目を欺く為の方便で玩具は普通に売られたでござるな。

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しかし、トランスフォーマーはその後映画化された事に知名度上昇で合体ロボット玩具すら日本・アジア地区限定販売商品にせねばいけなくなったのでござるよな。

それまでは合体嫌いですんでいたはずが、「トランスフォーマー /リベンジ」では宗教倫理観が加わって輸血や臓器移植と同じ理由で合体ロボは「魂の融合」他人の魂が融合されることによる穢れを象徴しているとされ、当初3体のバイク型トランスフォーマーから合体予定だったアーシー(RA-23、アーシー、2415円)の登場予定は無くなり、デバステーターも玩具は日本向けの7体合体(EZコレクションデバステーター、全7種各630円)と分離型と解釈できるパワーアップ合体(RD-16、デバステーター、15750円)の2種が販売され、オプティマスプライム(RD-01、オプティマスプライム、7140円)もジェットファイアー(RA-13、ジェットファイアー、7140円)との合体も一回限りの使い捨てとして描かれ合体させる為にジェットファイアーには死んでもらって魂が汚されていないと説明するハメになったのでござるよな・・・ 合体を売りにするハズの「トランスフォーマー / リベンジ」が合体を全否定された理由がコレでござる。

以後、海外での合体ロボット玩具はトランスフォーマー同士ではないパワーアップ合体型が支流になるでござる・・・

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なお、「トランスフォーマー / リベンジ」本編でも双子のスキッズ(RA-10、スキッズ、2415円)&マッドフラップ(RA-15、マッドフラップ、2415円)もヴィークルモードでのみ前後合体(RA-20、スキッス&マッドフラップ、2415円)していたでござるが、一説には双子は元もとの魂が二つに分離した姿とされており、合体によって一つの魂に戻ると解釈されているようでござる?

まあ、日本での合体ロボのイメージが海外で通用しないのは自分の立場で見たときの立ち居地に不公平感を感じるからでござろうな?

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因みに拙者はセーフガードの日本販売が確定されたとき「あの映画がアニメになった!」という理由でアイアンハイド(TA-03、アイアンハイド、3780円)に改名されたバルクヘッドがまっ先に思い出されたので、マッドフラップスキッズに名前が変更されるのかとヒヤヒヤしたものでござる。 (笑)

しかしまあ、成型色をに変更した商品も見てみたい事は事実でござるな。


風のジェットボーイ

2011-03-20 21:33:53 | TF・アニメイテッド

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よいこのみんな元気でござるかな?

TVCMも自粛で公共広告機構のCMばかりでポポポポ~ンでござるが、自我を壊さす耐えてくだされ!

まあ、あれだけ連続して放送されるとイヤミというか洗脳に近い状態でござるな。

う~む・・・ 阪神大震災時よりも自粛ムードが強いような気がするでござるが、もう少しTV放送のあり方を考えるべきだと思うの日々でござる。

さてさて、今宵も前回に続き「トランスフォーマー アニメイテッド」よりジェット機に変形するオートボット・エリートガード初級士官

ジェットストーム(TA-22、ジェットストーム、2415円)の登場でござる!

Photo_13 本品は2008年に海外で合体セットとして販売されたジェットストーム(ジェットファイアー&ジェットストーム、日本未販売)にメタリック塗装を施した日本版商品で、2010年6月に単品販売とジェットファイアー(TA-21、ジェットファイアー、2415円)との合体セット(セーフガード、4725円)が同時に販売されていたりするでござるが、日本版の商品仕様は共通で付属の説明書も合体セットと共通でござる。

まあ、カタログ裏に記されたキャラクター説明は専用でござるが海外販売品と同じようなコミックが付属してほしかったでござる。

無論、SEGAゲーム筐体対応カードも付属しない商品でござるな。

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なお、本品はデラックスクラス商品でござるが武器などのオプションパーツが無い為にボリュームが乏しい印象があるでござる。

・・・合体ロボ単品の宿命でござるな?

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さて、ジェットストームジェットファイアーと双子の兄弟ロボである為に似たデザインでござるが、能力やカラーリングは対照的というタカラ系双子ロボの特徴を引き継いだ商品でござる。

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そう、炎の能力を持つジェットファイアーに対してジェットストームは風の能力を持つでござる。

故に翼のクリアパーツも風をイメージしているようでござるな?

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因みに日本だと炎と対になるモノといえば水でござるが、米国だと火と水じゃ相殺されてしまうので合体ロボには不向きと考えられているようでござる。

なるほど、相対する異なった能力の方が面白いと思う日本人より合理的な考えで合体能力を考えているようでござるが・・・ 基本的に合体はキライなようでござる。 (笑)

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なお、本品はクリアパーツなどの対称部品以外はジェットファイアーと金型を共用している為の基本ギミックは同じでござる。

同一仕様が面白くないという御仁もいるでござるが、拙者的には双子ロボという設定だと似ている方がいいでござるな。

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そう、ジェットストームは劇場版の似てない双子と異なり、シルエットは共通でござるが頭部デザインは全く異なる事により個性をだしているでござる。

双子に対する偏見もあるでござるが、これくらいの方が双子らしいと思うのでござるよな。

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なお、ジェットストームの名前は飛行系トランスフォーマーとして度々使われる名前でござるが、キャラクターとしての一貫性はないでござる・・・

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まあ、カラーリングと名前を引き継いだのであれば「ビーストウォーズ リターンズ」版ジェットストーム(BR-07、ビーコンジェットストーム、3999円)でござるが、キャラクター背景や立ち居地など全く異なるでござるな。

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ジェットストームの設定は捕獲したスタースクリーム(TA-07、スタースクリーム、3780円)の飛行能力を解析して得られた技術で生み出された双子の戦士でござる。

ジェットファイアーとはドチラが兄か等の感覚はなく、公式設定でも記されていないでござるな?

なお、性格は実戦経験に乏しく、隊長のセンチネル(TA-28、オートボットセンチネル、2415円)も手を焼く怖いもの知らずの新人でござるが、将来のオートボットを背負う人材として期待されているようでござる。

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能力値は体力(6)、知力(5)、速度(10)、耐久力(5)、地位(6)、勇気(10)、火力(10)、技能(10)で設定されており、武器は両腕から放たれる強風とヴィークルモード時に高速回転で発生する竜巻でござる。

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日本的キャラクター設定だと兄弟の片方が熱血漢だと片方は冷静な性格になりがちでござるが、彼らの場合二人ともイケイケのヤンチャ坊主である事は如何にも米国主体の作品だと実感するでござる。

そう、日本と違い子供を戦場に出せない米国作品でござるから余計に子供ぽい性格のキャラクターが必要とされるのでござろうか?

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そう考えると彼らに手持ち武器が無いのも、「子供に武器を所持させちゃいけない!」ちゅー米国の倫理観が反映されたデザインなのかと感じるでござる。

ふむ、文化の違いによる価値観は難しいでござるよな?