トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

あなたの街の0123

2013-03-20 21:18:50 | ダイヤロボ

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季節の変わり目、新学期、新生活と共に新しい街での引っ越しシーズンでござる。

引越し屋にとっては稼ぎ時でもあるので、今宵は変形ロボット玩具では世界初(?)となる引越専用トラックに変形する「ダイヤロボ」のトヨタ ダイナ(アート引越センター)(DR-0013、トヨタ ダイナ(アート引越センター)、819円)の紹介でござる!

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本品は2012年12月に(株)アガツマより販売された「ダイヤロボ」シリーズの1品で、トヨタ ダイナをモデルにしたトヨタ ダイナ(ゴミ収集車)(DR-0011、トヨタ ダイナ(ゴミ収集車、819円)、トヨタ ダイナ(清掃車)(DR-0012、トヨタ ダイナ(清掃車)、819円)に次ぐ3種目の商品で、荷台部分のコンテナやロボット頭部等が変更された商品でござる。

なお、本品はパッケージサイズに合わせたノンスケール商品に当たる為に、他の商品より縮尺率が大きくなっているでござるな。

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しかしまあ、トヨタ ダイナをモチーフにしたトラック型の変形ロボットは珍しいと言えば珍しい存在でござるが、更に引越専用トラック・・・

しかも、実在のアート引越センター仕様とくれば、2重の意味での企業コラボレーションで、大変に珍しい存在でござる!

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トヨタ ダイナ(2tトラック)の場合ならイロイロと応用が利きそうでござるが、あえて色んな意味で目立つアート引越センター仕様にした英断は変形ロボット玩具研究家として評価したい一品なのでござるよ。 (笑)

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ただ・・・ 残念なのが、荷台コンテナ及びドア部分がプリント処理ではなく、シール処理だったりサイドミラーが省略されている事でござる・・・

まあ、販売価格や大きさ的に考えたら無理なのかもしれないでござるが、転がし走行しかできないのはチトものたりないでござるよな?

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本品の魅力は実在するクルマがロボットに完全変形するスクランブル変形(チェンジ)にあるので、完成度だけなら普通のミニカーには負けていないギミックを有しているでござるな。

そう、トヨタ ダイナ(アート引越センター)はロボットモードであるアートイナにスクランブル変形するでござる!

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うむ、トラック系の変形ロボットだけにスポーツカー型のプロトロイド(DR-0000、日産 フェアレディZ(シルバー)、円)よりも長身だったり、専用頭部だったりとマニア心には嬉しい設計なのでござるが・・・

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そこは、変形ロボット玩具に不慣れなアガツマの設計で有る為に、背部に折りたたまれたコンテナがシックリこないのでござるよ?

別のトヨタ ダイナ型は荷台部分が異なる為に別の折りたたみ方になるので、バリエーション展開用ゆえの余裕を持った設計とか大胆なパネル配置のデザインと呼ぶには少々難があるでござるよ?

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実は拙者・・・

大阪在住時にアート引越センターでバイトしていた経験があり、軽から2~4tのトラックに乗った経験があるでござる。 (笑)

引越作業で一番辛いのがエレベーターのない階段作業で、本当にこんなロボットが有れば外から窓ガラス越しに荷物を搬入できるので欲しかったロボットなのでござる。

それ故に、実働を考えると腕が短いのが気に成るポイントでござるよな?

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商品のロボットモードでの可動は首・両肩・肘・大腿・膝・足首が動くでござるが、短い腕と背部ユニットのおかげでポージングが限定されてしまうのが残念なところでござる・・・

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さて、アートイナの基本設定は、ヒトの形にスクランブル変形するロイドタイプと呼ばれるダイヤロボで、犯罪者の目を欺くために引越トラックに化けたそうで、迅速丁寧な走りで大切な荷物を運ぶ護送タイプだそうでござる。

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なお、本品の設定では特に記されていないでござるが、背部のコンテナはある程度動かせるので盾にみたてたり翼にみたてたりすることが出来るでござる。

せめて、しっくりこない背面の有効利用を考えてみたいでござるよな。 (笑)

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過去に引越トラックが変形するイメージキャラクターがあったかもしれないでござるが、変形ロボット玩具としての登場は初めての存在でござる。

アート引越センターのイメージキャラとしては未来の世界の猫型ロボットである、ドラえもんだったりするでござるが、アートイナを正式にタイアップさせてみるのも面白いと思うでござる。 (笑)



プリウス対決!

2012-12-02 23:59:07 | ダイヤロボ

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ごきげんようでござる!

今やエコカーの代名詞となったハイブリッド車ののトヨタ プリウスは多数のメーカーよりミニチュアカーが販売されていたりするでござるが、変形ロボット玩具だと日本展開のメーカーのみに限られてしまうでござる?

世界規模で見た場合、まだまだ日本車の変形ロボット玩具では勝負にならないのでござるかな?

今宵は、日本展開で販売された2台のトヨタ プリウスを比べてみるでござる!

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先ずは現在TVアニメが絶賛放送中の「超速変形 ジャイロゼッター」より廉価版モーフィングミニカーシリーズのトヨタ プリウスアルファ(MM-03 トヨタ プリウスアルファ、880円)でござる!

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本品は2012年10月にバンダイより販売された商品で、拙者的には「超速変形 ジャイロゼッター」商品では2体目になるでござる。

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TVアニメ本編では、稲葉りんねが運転するエーアイカーとしてレギュラー出演するメインキャラの1台でござる。

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拙者的に小学生が車を運転するのは如何なものかと思うのでござるが、自動車が売れない昨今、自動車販売につながるTVアニメとのタイアップは何かしらあってもあっても良いとおもうのでござるよな?

まあ、だいたい車の購入動機なんて勢いでござるからイメージ作りは大事でござる。 (笑)

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さて、本品はプラスチック感まるだしの如何にも廉価版商品らしいミニカーで、塗装部分も最低限でござるが、なんとかトヨタのエンブレムは視覚できるでござる。

海外販売の何かしらマーキングが追加された車体に成れてしまうと物足りないでござるが、実車だと普通の日本人感覚では無地の車体の方が良いのでござるよな。 (笑)

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ロボットモードの変形は相変わらず簡易で、ソレは無いでござろうとツッコミを入れたくなる超速変形でござる。 (笑)

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まあ、ロボットのデザインは看護婦をモチーフにした女性型でござるが、もともと車からの変形工程を無視してデザインされた商品なので、無理やり変形させると本品のようなアレンジになってしまうという代物なのでござる・・・

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商品は劇中と異なり、外装を纏っていたり、専用武器が無かったり、大腿部が黒かったり、身長差を再現していなかったりと散々でござるが、拙者的には大腿部が黒い方が良いのでござるよな。

本品の大きさだと、白いボディは余計にチープ感が増すので、黒のアクセントは必要なのでござるよな。 (笑)

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なお、商品の可動範囲は狭く、股間のボールジョイントで足幅が横に広げられるも、前後には動けず、狙って制作されたであろうEDの例のダンスは再現できないでござる・・・

プリウスアルファの看護婦をイメージした白いボディは悪くはないでござるが、アヌビア(MM-11、アルカディア アヌビア、880円)を含めたレギュラーメンバー5体中の2体が白いボディでイメージカラーが被ってしまう事が残念でござるよな?

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しかし・・・ 稲葉りんねを演じる声優の井口裕香嬢の今季アニメではジャイロゼッターだけではなく戦車まで操縦しちゃうでござるから、大変だ~と思うのと役の演じ分けが違うのとで声優のプロとしての演技に関心させられるでござる。

やはり、声優はプロが演じるモノで、いくら主題歌を歌い本人役で登場しようとも素人は場違いでござるよな! (笑)

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さあ! お次は期待の新ブランド、ミニカー界の老舗、アガツマが世に送り出した「ダイヤロボ」シリーズ第2弾のトヨタ プリウス(ホワイト)(DR-0010、トヨタ プリウス(ホワイト)、819円)でござる!

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本品は2012年11月に同時販売されたトヨタ プリウス(レッド)(DR-0008、トヨタ プリウス(レッド)、819円)、トヨタ プリウス(タクシー)(DR-0009、トヨタ プリウス(タクシー)、819円)のカラーバリエーションで、故意か偶然かジャイロゼッターのトヨタ プリウスアルファと同じ白いボディだったので、比較目的で購入したでござる。 (笑)

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さて、本品は相変わらず車体前面塗装仕上げのプラスチック製ミニカーで、縮尺スケール未表示ながら完成度の高い商品でござる。

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大きさ的にはプリウスアルファと粗同じくらいでござるが、若干プリウス(ホワイト)の方が大きく分割線が目立つでござるが、完成度も全然異なるでござる。

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ヴィークルモードでは転がし走行しかできないでござるが、商品サイズ的に特別なギミックが無くとも問題ないでござる。

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本品のロボットモードはイーグリウスと呼ばれるビーストタイプのダイヤロボで、奇襲型のイーグルタイプでござる。

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本品をイーグルタイプと呼ぶには多少強引でござるが、専用頭部を交換したプリウス(レッド)がプテラノドンで、プリウス(タクシー)がカラスだったりするでござるから、あいまいなデザインで翼竜も猛禽類も同じ金型で再現してしまう本品は、ある意味合理的で成功なのかもしれないでござる? (笑)

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しかしまあ、本品のヴィークルモードでは未塗装部分の成型色との色合いにギャップを感じるでござるが、ロボットモードでの色合いに違和感が無いのは流石でござるよな。

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さて、イーグリウスのキャラクター設定は上空から音もなく襲いかかる奇襲型イーグルタープで、空中での接近戦が得意だそうでござる。

空陸を支配できるダイヤロボとしては侮れなく存在でござるな。

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ただ・・・ 本品の基本設定が商品上(パッケージ及び説明書)に記されておらず、アガツマの公式ホームページ上などで確認しないといけないのが残念でござる。

TVアニメに頼らないオリジナル玩具商品でござるから、パッケージ情報は必要なのでござるよな?

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昔の玩具には、たいてい商品の世界観や商品情報が載せられたミニカタログが付属してワクワクさせられたものでござる。

情報過多の時代とはいえ、ミニカタログくらいの付属品が欲しいでござるよな。 (笑)

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なお、本品は販売価格的にも大きさ的にも似たような商品でござるが、完成度はダイヤロボの方が断然高く、販売価格以上の完成度を誇り、ジャイロジゼッターは残念ながら販売価格に見合わない完成度でござる。

やはり、TVアニメ等の版権料が販売価格に上乗せされている分、ジャイロゼッターの製造コストは低いのでござろうな?

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これで後はトランスフォーマーもプリウスで参戦してくれると面白いのでござるが・・・

国内展開のオルタニティのカテゴリーで販売されるのはちょっと嫌なので新シリーズに期待したいでござる。 (笑)



ある日森の中クマさんに出会った

2012-10-18 22:18:42 | ダイヤロボ

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如何も拙者の地元で最近になり、熊が出没しているらしく、防災無線での注意が行われているでござる。

都会暮らしの人間には、たかが熊くらいと思うでござろうが、熊は日本最強の猛獣だと云う事を忘れてもらっちゃいけないでござる!

なのに何故か日本人は「森のくまさん」の歌とかぬいぐるみの愛らしくゆるいキャラクター性に騙されてイロイロと勘違いしていたりするでござる?

ちゅー事で、今宵は熊に出会ったら如何するかの警告をこめて、株式会社アガツマが販売したダイヤロボ、トヨタ FJクルーザー(イエロー)(DR-0006、トヨタ FJクルーザー(イエロー)、819円)の登場でござる!

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さて、本品は2012年8月に販売されたダイヤロボ・シリーズ第1弾商品で同時販売のトヨタ FJクルーザー(ブルー)(DR-0007、トヨタ FJクルーザー(ブルー)、819円)とのカラーバリエーションでござる。

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本品の縮尺スケールは公表されていない所謂ミニカーサイズのノンスケール商品でござるが、あいかわらずヴィークルモードでの完成度は同時期販売の変形ロボット玩具より数段レベルが高いでござる。

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やはり、オールプラスチック製ながら全面塗装仕上げで完成されたボディは販売価格819円ならではの満足感があるでござる。

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しかし、そこは変形ロボット玩具なので、天井部の分割線や車高が高い為に見えてしまうロボットモードの前足などは御愛嬌でござる。

そう、本品のヴィークルモードは転がし走行しかできないでござるが、ロボットモードにスクランブル変形(チェンジ)するでござる!

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本品のロボットモードはビーストタイプと呼ばれる動物型ロボットで、固体名をクルクトスと呼ばれているでござる。

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本品はパーツ固定位置がキッツリと収まらないので、多少の違和感があるでござるが、熊型といえば熊型ロボットに見えるデザインでござる。

なお、本品の成型色はパッケージ写真(試作品)と色が一部異なるのが残念でござる・・・

まあ、色的に虎型でも通用しそうでござるが、肩幅の広さは熊でござるよな。 (笑)

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いや~ 動物型の場合シリーズ第一弾で、少数派の熊をチョイスするあたりダイヤロボは渋いな~ と、思ってみたりもするでござる。

だいたい、男の子はライオンとかトラの方に人気が集まるので、そちらでデザインする傾向があり、ぬいぐるみなどにアレンジしやすいものの、ロボットに向かないといか・・・ 不似合いなのでござるよな?

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実例で言うと、日本の場合、熊をモチーフにしたぬいぐるみやゆるキャラなど有名どころは多数存在しているでござるが、熊型ロボットとなると少数派で、マイナーな存在でござるよ?

それ故に、暴力的で凶暴なイメージが薄れ、温厚でゆるい、くまさんのイメージに置き換えられている事が問題でござるよ?

ほんと、何とも言い難いでござるが、商品価値を高める為に、熊のイメージアップだけが行われていよような気がしてならないのでござるよな?

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さて、ダイヤロボ公式設定のクルクトスは、荒れたデコボコ道も豪快に駆け抜けるオフロードタイプで、4本の足で何処でも移動できるレスキュー用ダイヤロボでござる。

強力な爪は岩を砕き、格闘戦にも優れているようでござるな。

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勿論、クルクトスは悪役じゃないので、ここでも熊のイメージアップが図られていたりするでござる。 ほんと・・・ 熊を悪者にすれば何処かの団体からクレームが入るのでござろうか?

まあ、熊の商品価値を考えると、如何も玩具業界は熊擁護派が多いようでござるな? (笑)

もっと、スズメバチみたいに、熊は危険だという事を教えないと事故に成ってもしらないでござるよ!

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拙者も地元の山に入るときには熊避けの鈴とか身に着けていくでござるし、山仕事の人も常に音の出るモノを持ち歩いたり犬を連れて警戒しているでござる。

熊と遭遇したら如何するかではなく、熊に合わないように注意がけるのが一番でござる。

運悪く、遭遇してしまうと・・・

間合いを計って逃げるのみで、その日は仕事を休んででも現場に近づかない事でござる!

拙者も、実際に遠目で熊と遭遇したでござるが、まず素手じゃ勝てないと実感したでござるよ。 (笑)


パトカー対決

2012-10-04 19:50:22 | ダイヤロボ

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問題!

↑の写真は2台のパトカー仕様の日産フェアレディZだったりするでござるが・・・

ドチラが、ロボットに変形するでしょうか?

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答えは、←側のアガツマ製のダイヤロボ、ロイドコップ(DR-0002、日産 フェアレディZ(パトカー)、819円)で、→側の栃木県警察仕様がタカラトミー製、トミカ(106、日産 フェアレディZ・パトロールカー、378円)でござる!

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今宵は2012年8月にミニカー玩具の老舗、株式会社アガツマより販売された変形ロボット玩具、ダイヤロボの日産 フェアレディZ(パトカー)の登場でござる!

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本品はシリーズ第1弾として同時販売されたプロトロイド(DR-0000、日産 フェアレディZ(シルバー)、600円)、ゼロイド(DR-0001、日産 フェアレディZ(オレンジ)、819円)のカラーバリエーションで、パトランプが増設されたパトカー仕様の商品でござる。

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いや~ いくら、日産 フェアレディZが人気とはいえ、先にパトカー仕様で販売しているトミカとほぼ同じ(若干ダイヤロボの頬が大きい)商品サイズで販売するとは対抗意識まんまんな商品でござるな。

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しかも、本品はオールプラスチック製の変形ロボット玩具であるにも関わらず、ダイキャスト製非変形のトミカに負けず劣らずの完成度を誇る一品でござる。

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車体裏さえ見なければ変形ロボット玩具に見えない完成度は、ミニカーコレクターの目にも高く評価されそうな一品で、転がし走行しかできないでござるが、変形ロボット玩具が好きであれば一度は手にしてもらいたいでござるよ・・・

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変形方法(スクランブル変形)には特殊な変形ギミックはなく、ボールジョイントと最低限の折り畳み部分で変形するシンプルな構造でござる。

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ロボットモードのデザインは、如何にも変形ロボットらしいデザインでござるが、若干地味目で子供向けではないでござるが、多彩で数多い変形ロボット玩具に飽きた御仁には逆にシンプルで新鮮に見えるデザインでもあるでござる。

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そう、ロボットなんて、手足が付いてりゃソレっぽく見えるの典型的なデザインでござるが、無駄な装飾が無い分、工業製品ちゅーか量産型ぽい野暮な魅力があるのでござるよな? (笑)

しかし、可動範囲は狭く、踵部分の造形に問題があるので接地性は若干悪いでござるよな。

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さて、本品のロボットモードはスピードに優れ、素早い攻撃力を有する人型のロイドタイプに分類され、ロイドコップと呼ばれているでござる。

性格は、正義感が強く、射撃が得意なダイヤロボだそうでござるな。

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射撃が得意とする設定がありながら、本品に武器パーツが付属しないのは残念な事でござるが、地味に完成度が高であることが本品の怖いところののでござるよな。 (笑)

本品は対象年齢6歳以上としながらも、完全に大きなお友達層も視野にいれている設計で、子供だましな商品じゃないのでござるよ・・・

これは、変形ロボット玩具の頂点を極めるトランスフォーマーには驚異的存在で、同スケールの商品では対抗が難しく、トミカ流用の「トランスフォーマートミカ」じゃ完全に負けを認めているようなものでござる!

そう、トランスフォーマーもトミカサイズで変形してこそ「トランスフォーマートミカ」と呼べるものをお手軽企画で済ませてしまったのが残念なおでござるよな・・・

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しかし、タカラトミー側としては「実在する車がロボットに変形する!」コンセプトのダイヤロボとは別のコンセプトで商品化されたEZコレクションがあるので、サイズ的には渡り合えたりするのでござるが・・・

見た目でかなり苦戦は強いられそうでござる。

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ちゅー事で、タカラトミーのEZコレクションより、2012年7月にラカラトミーアーツより食玩扱いで販売された、EZコレクションガム(全5種)版のサイバトロン戦略家、プロール(EZコレクションガム、③、プロール、515円)の紹介でござる!

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EZコレクションのコンセプトはコレクション性を重視した簡易変形の廉価版商品であり、本品ははガムを付属させる事により、一般玩具売場から食料品売り場での販売ルートに乗せる事ができる商品だったりするでござる。

玩具売場の乏しい地方でも販売できる強みが嬉しい一品でござるが・・・

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商品自体は2011年12月に販売されたトランスフォーマークロニクル・EZコレクション02(全8種、各525円)のプロール(トランスフォーマークロニクルEZコレクション02、プロール、525円)の金型を一部改修したメタリックバージョンだったりするでござる。

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商品としては中身が選べるので敷居が低くなったでござるが、結局トランスフォーマークロノクルEZコレクション02版とはバージョン違いになっちゃったので、コレクターは結局買わなければいけない困った代物でもあるでござる。

・・・ほんと、コレで中身が選べなかったら発狂モノでござるよ。 (笑)

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さて、本品のヴィークルモードは架空のパトカーでござるが、一応元ネタは初代フェアレディZのパトカー仕様に変形するG1版プロール(09、プロール、1800円)のリメイクデザインである変形!×2版(C-08、プロール、2310円)を元にデザインされたレジェンドクラス(EZコレクション)商品なので、一応モデルになった車種は日産 フェアレディZを元にデザインされているのでなんとなく似ている車種なのでござる。

バイナルテック版ではインテグラ タイプR(BT-15、プロールfeat.HONDAインテグラ TYPE-R パトロールタイプ、5250円)だったでござるが、イメージ的にはフェアレディZが一番似合っているでござるよな。

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ロボットモードの変形は簡易でござるが、簡略化されているとはいえ、見事にロボットモードを再現しているでござる。

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雰囲気は良くボディは、ただの白いプラスチックではなく、メタリック仕様になったおかげで見た目が良くなったでござるが、塗装箇所は少なく雑なのが残念な感じががするでござるな?

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更に、両腕は別売り(?)の武器パーツを保持できるように改修されているでござるが、肝心の武器パーツが付属しないのも辛いでござるな・・・

廉価版商品ゆえに惜しまれるところが多いでござるが、大きさ的には悪くない商品なのでござるよ。

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なお、本品ではキャラクター名はプロールと紹介されているでござるが、時代背景やキャラクター設定が記されていないので、どの時代のプロールなのか分からないでござる?

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EZコレクションガム自体がイレギュラーな商品なうえに、キャラクター説明が全くないのでは初心者の食玩としては優しくないでござるよな・・・

如何も本品は説明不足で「トランスフォーマー」の名前に頼り切ったコレクター向けの商品臭がするでござる。 (笑)

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商品の完成度としては同じEZコレクションの部類では完成度が高い商品といえるでござるが、やはり簡易化のおかげでイロイロと不満もあるでござるよ、誰にでも買いやすく、コレクションさせたい商品をコンセプトにしているのであれば、商品が全国流通する生産数とパッケージにちぃっとした説明文を付け加えるだけで印象が変わる商品でもありし、コレクター層を重視するのであれば、販売価格を引き上げて、パーツ数を増やしたり塗装に力を入れる等が出来るはずなのに、中予半端になってしまっている商品なのが辛いでござるよな。

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拙者はタカラトミー支持者でござるが、アガツマのダイヤロボの登場には期待していたりするのでござるよ。

やはり、変形ロボット玩具の頂点に立つタカラトミーの座を揺るがす完成度の高いダイヤロボの存在で、タカラトミーが本気になってくれる事を期待しているからでござる!

ライバル対決があってこそ技術が磨かれるモノなので、何時か今度のプロールのリメイクデザインこそ実車のフェアレディZのまま商品化してほしいでござるよな。 (笑)


爆走救命 ダイヤロボ

2012-08-14 01:49:21 | ダイヤロボ

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ごきげんようでござる!

変形ロボット玩具は日本が誇る伝統玩具と言っていいほど普及しており、ロボットでなくとも変形(変身)してしまう玩具文化でござる。

特に本年度は映画「TRANS FORMERSE」の影響で一般認知も強くなり、更に変形・合体する玩具が増え、とうとうミニカー玩具の老舗である株式会社アガツマのダイヤペットより新ブランドのダイヤロボが2012年8月より販売されることになったでござる!

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その、第一弾7種+1のシリーズ0000番こそが、初回限定版(お試し価格)の日産 フェアレディZ(シルバー)・プロトロイド(DR-0000、日産 フェアレディZ(シルバー)、600円)なのでござるよな!

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本シリーズはトミカより若干大きな感じでござるが、縮尺率の表記は無く、パッケージサイズに合わせた縮尺でスケール感の統一は無いようでござるな?

なお、フェアレディZのバリエーションはフェアレディZ(オレンジ)・ゼロイド(DR-0001、日産 フェアレディZ(オレンジ)、819円)とフェアレディZ(パトカー)・ロイドコップ(DR-0002、日産 フェアレディZ(パトカー)、819円)の3種で、シルバーのみが、初回限定版のお試し価格仕様だったので、試しに購入してみたでござる。

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なるほど・・・

流石はミニカーメーカーの設計らしく、プラスチック製ボディでござるが、スモークグレーのクリアパーツの上から塗装を施し、見た目の完成度は非変形のミニカーとしての完成度に負けない仕上がりでござる。

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ヴィークルモードでは転がし走行以外のギミックは無いでござるが、それゆえにミニチュアカーとしての完成度が高められているでござる。

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しかしまあ、裏側から見ると確かに変形ロボット玩具であることが分かる造形でござる。

変形方法の独自さと云うのは感じられないでござるが、一昔前の簡易変形ではなく、トランスフォーマーの自動車型マイクロンやEZコレクション的な変形方法だったりするでござるな。

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ロボットモードはロイドタイプと呼ばれる人型にスクランブル変形(チェンジ)した姿であり、特徴らしい特徴の無いデザインでござるが、もっとも自動車変形ロボらしいデザインでもあるでござる。

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シリーズ名のダイヤロボは、ダイヤペットがロボットに変形するという意味での単純なネーミングでござるが、設定上では・・・ 人工知能を搭載する汎用ロボット「テクノロイド」を悪用する犯罪者に対抗するために開発されたのが「ダイヤロボ」で、人間との対話(ダイアローグ)により進化する災害や犯罪から世界平和を守るロボットだそうでござる!

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なお、日産 ファレディZ(シルバー)がロイドタイプに変形した姿は、プロトロイドと呼ばれており、設定上は指揮官機(?)のゼロイドより先に極秘開発された試作機で、性能は変わらないが、性格はちょっぴりワイルドだそうでござる?

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本品のキャラクター設定等はパッケージに記されておらず、「ダイヤロボ」のホームページを参考にさせてもらったでござる。

本品のパッケージ情報としては低いので改善があるべきだと思うでござる。

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本品自体の欠陥は専用武器パーツが無い、可動箇所が多いでござるが、可動範囲が狭く、接地性が悪いなのでござるが、一昔前の変形ロボット玩具と比べるとプロポーションも良く、通常販売価格の800円を考えれば良心的でコレクション性に優れた商品設計はトランスフォーマーの便乗企画と云うよりも、マシンロボ600シリーズを思わせる商品コンセプトでござる?

まあ、「実在するクルマがロボットに完全変形!」がキャッチコピーであり、バイナルテックやオルタニティに通じるモノがあるでござるが、考え方としては本来、タカラトミーが「トランスフォーマートミカ」として開発すべき商品をダイヤペットが先に実現させちゃったという商品でござる。 (笑)

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トランスフォーマー研究家である拙者がライバル商品を研究するために買ったのが、日産 フェアレディZ(シルバー)でござるが、純粋に変形ロボット玩具として惚れちゃったのが、トヨタ ハイエース(救急車)・メディカルレックス(DR-0003、トヨタ ハイエース(救急車)、819円)なのでござる!

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本品も同時販売されたトヨタ ハイエース(消防指揮車)・ストテラレックス(DR-0004、トヨタ ハイエース(消防指揮車)、819円)及び、トヨタ ハイエース(シルバー)・ボーターレックス(DR-0005、トヨタ ハイエース(シルバー)、819円)のバリエーション商品でござる。

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本品はフロント部分の分割線が目立ち、回転灯が塗装処理だったりするでござるが、全体的に見てもスモークグレーで成型されたクリアパーツの外装ボディを塗装で仕上げているミニカーとしての完成度の高さは圧巻だったりするでござる。

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プリント処理された東京消防庁の文字も東京在住者にしてみれば、嬉しいところでござるが地方在住者だと、御当地仕様ではないのでちょっと残念な気がするでござる。

やはり、玩具でも東京中心なのでござるよな~と考えさせられる1品でもあるでござる。 (笑)

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本品のヴィークルモードでのギミックは転がし走行しかできないでござるが・・・

その、真髄は変形にあったりするでござる!

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そう、変形後は恐竜型ロボットのザウルスタイプであり、本品はメディカルレックスと呼ばれるでござる!

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救急車から恐竜に変形・・・

今まで、ありそうで無かった組み合わせであり、まさに「恐竜のお医者さん」なのでござるよ。

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デザイン的と云うよりも、センスに惚れてしまった訳でござるよ!

いや~ 負けた! 完敗でござる。

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メディカルレックスの設定は怪我や病気の人を助ける為に、現場に急行する救急車タイプで、気は優しくて力持ちな性格だそうでござる!

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拙者、ダイヤロボ・シリーズを今後買いそろえるか考え中ででござるが、本品のコレクション性や変形パターンなど後発メーカーとしての工夫は侮りがたく、メディア展開による知名度のアップ次第では大化けする商品でもあるでござる。

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そう、あまりに凝った高額の変形ロボット玩具よりも安価で単純変形なロボット玩具の方に原点回帰な魅力を感じてしまう場合もあるので、2012年の日本おもちゃ大賞・ボーイズトイ部門優秀賞は伊達じゃないでござるよな。