季節の変わり目、新学期、新生活と共に新しい街での引っ越しシーズンでござる。
引越し屋にとっては稼ぎ時でもあるので、今宵は変形ロボット玩具では世界初(?)となる引越専用トラックに変形する「ダイヤロボ」のトヨタ ダイナ(アート引越センター)(DR-0013、トヨタ ダイナ(アート引越センター)、819円)の紹介でござる!
本品は2012年12月に(株)アガツマより販売された「ダイヤロボ」シリーズの1品で、トヨタ ダイナをモデルにしたトヨタ ダイナ(ゴミ収集車)(DR-0011、トヨタ ダイナ(ゴミ収集車、819円)、トヨタ ダイナ(清掃車)(DR-0012、トヨタ ダイナ(清掃車)、819円)に次ぐ3種目の商品で、荷台部分のコンテナやロボット頭部等が変更された商品でござる。
なお、本品はパッケージサイズに合わせたノンスケール商品に当たる為に、他の商品より縮尺率が大きくなっているでござるな。
しかしまあ、トヨタ ダイナをモチーフにしたトラック型の変形ロボットは珍しいと言えば珍しい存在でござるが、更に引越専用トラック・・・
しかも、実在のアート引越センター仕様とくれば、2重の意味での企業コラボレーションで、大変に珍しい存在でござる!
トヨタ ダイナ(2tトラック)の場合ならイロイロと応用が利きそうでござるが、あえて色んな意味で目立つアート引越センター仕様にした英断は変形ロボット玩具研究家として評価したい一品なのでござるよ。 (笑)
ただ・・・ 残念なのが、荷台コンテナ及びドア部分がプリント処理ではなく、シール処理だったりサイドミラーが省略されている事でござる・・・
まあ、販売価格や大きさ的に考えたら無理なのかもしれないでござるが、転がし走行しかできないのはチトものたりないでござるよな?
本品の魅力は実在するクルマがロボットに完全変形するスクランブル変形(チェンジ)にあるので、完成度だけなら普通のミニカーには負けていないギミックを有しているでござるな。
そう、トヨタ ダイナ(アート引越センター)はロボットモードであるアートイナにスクランブル変形するでござる!
うむ、トラック系の変形ロボットだけにスポーツカー型のプロトロイド(DR-0000、日産 フェアレディZ(シルバー)、円)よりも長身だったり、専用頭部だったりとマニア心には嬉しい設計なのでござるが・・・
そこは、変形ロボット玩具に不慣れなアガツマの設計で有る為に、背部に折りたたまれたコンテナがシックリこないのでござるよ?
別のトヨタ ダイナ型は荷台部分が異なる為に別の折りたたみ方になるので、バリエーション展開用ゆえの余裕を持った設計とか大胆なパネル配置のデザインと呼ぶには少々難があるでござるよ?
実は拙者・・・
大阪在住時にアート引越センターでバイトしていた経験があり、軽から2~4tのトラックに乗った経験があるでござる。 (笑)
引越作業で一番辛いのがエレベーターのない階段作業で、本当にこんなロボットが有れば外から窓ガラス越しに荷物を搬入できるので欲しかったロボットなのでござる。
それ故に、実働を考えると腕が短いのが気に成るポイントでござるよな?
商品のロボットモードでの可動は首・両肩・肘・大腿・膝・足首が動くでござるが、短い腕と背部ユニットのおかげでポージングが限定されてしまうのが残念なところでござる・・・
さて、アートイナの基本設定は、ヒトの形にスクランブル変形するロイドタイプと呼ばれるダイヤロボで、犯罪者の目を欺くために引越トラックに化けたそうで、迅速丁寧な走りで大切な荷物を運ぶ護送タイプだそうでござる。
なお、本品の設定では特に記されていないでござるが、背部のコンテナはある程度動かせるので盾にみたてたり翼にみたてたりすることが出来るでござる。
せめて、しっくりこない背面の有効利用を考えてみたいでござるよな。 (笑)
過去に引越トラックが変形するイメージキャラクターがあったかもしれないでござるが、変形ロボット玩具としての登場は初めての存在でござる。
アート引越センターのイメージキャラとしては未来の世界の猫型ロボットである、ドラえもんだったりするでござるが、アートイナを正式にタイアップさせてみるのも面白いと思うでござる。 (笑)