テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

かつ花

2010-01-13 09:29:57 | 大衆食堂
 昼に「かつ花」にいってみました。三津浜店の方は、ビュッフェを取り入れたり、いろいろと客集めをしたみたいですが、閉店してしまいました。フェリーに乗船する前とかに利用していたのですが、残念です。今はコンビニになっています。まあ、日航がつぶれるぐらいだから、飲食店もいろいろと事情があるのでしょう。不思議なことに、朝生田店の方はとんかつ専門店として健在です。同じ郊外立地のお店なのに、なぜ運命がわかれたものか。人口減少傾向にある三津浜地区と、人口が増えている城南地区との、地域の勢いの違いを反映しているのでしょうか。よくわかりませんが。



 「かつ花」といったら、なんといっても250gのジャンボロースカツ定食(1660円)でしょう。ランチメニューなどという姑息なものは注文せず、迷わずジャンボでいきました。



 「かつ花」のトンカツは、目の粗いパン粉がサクサクしているところや、ソースを入れる器でゴマをするところや、カツの柔らかさなど、「どんと」と似通ったところがあります。私の好みのカツなので、文句はありません。ご飯は、ふつうのものと、麦入りとを選べるようになっています。おかわり自由なので、1杯ずつ食べました。トンカツの量は十分なので、肉の配分を考える必要なく、ご飯を好きにたべることができます。



 昼から、250gのトンカツを食べ、ご飯を好きなだけほうばると、お腹が太り(伊予弁)、眠くなってきました。午後の仕事がいやになります。ジャンボロースカツは、夜のたべものかもしれません。

「かつ花」 松山市朝生田3-3-32 089-932-5887


第5次讃岐遠征③

2010-01-12 09:16:42 | 国内旅行ー香川
 金比羅山の参道にある「虎屋」。寅年ということで、初めて入ってみることにしました。店内は、意外にすいていました。



 もともとは宿屋だったという話で、外側には虎の装飾がほどこされており、昔を偲ばせます。



 お店の内部にも、虎の浮き彫りがありました。さて、よかったのはここまで。肝心のうどんはというと…。



 注文したのはぶっかけ(500円)です。これがなんとも、ひどい代物でした。すぐにもってこられたうどんを一口食べてみると、まったく弾力性とかコシとかがなくて、ザクと歯がうどんをとおってしまったのです。麺の歯ごたえがまったくありません。ザクサク、ザク、といった感じです。麺類がもつ歯への抵抗感がまるでありません。香川にきて、こんなひどいうどんを食べたのは初めてです。どうりで、参道には人出がいっぱいで混雑しているのに、お店にお客が少ないわけです。入店するのは、我々のような何も知らない観光客だけでしょう。シャム社長は、つくりおきして長く時間がたったうどんだから、こうなったという説です。ほんとうのところ、どうしたらあんな弾力のないうどんができるのでしょうか。のびているとか、やわらかいとかとは、またちがうまずさなのです。「虎屋」は、建物を味わうだけでいいです。



 ということで、気をとりなおして「おがわうどん」へ。細切りうどんで有名なお店です。



 名物の細切ざるうどん(480円)を注文しました。こちらは、つくりおきしていないようで、けっこう待ちました。ですが、前の店が店だったので、待つほうが安心できます。弾力性に富む麺は、細いのでのどごしがいいです。薬味にはわさびがつかわれていました。つけだしは、ちょっと甘味を感じました。



 シャム社長は、細切しょうゆうどん(550円)です。冬場ですので、大根が甘くておいしかったそうです。



 8軒目は、琴平から善通寺に戻る途中にある「灸まんうどん」。



 広い駐車場があり、店内も広々しています。ちょっとお片づけ中という感じになっていました。



 私は肉ぶっかけ(400円)、シャム社長はふつうのぶっかけ(250円)を注文しました。大量に揚げ玉をのせました。これが、濃い醤油色の出汁にあいます。お肉もやわらかく煮てあって美味。



 「灸まんうどん」の隣には、系列店らしき「喫茶コンピーラ」が。シャム社長が名前に反応して笑っていました。「スタート」のようにうどんも出すのでしょうか。



 このあと、丸亀にでて「亀山」にいったところ閉まっており、「長田in香の香」にまわっても玉切れ終了とのこと。激務のシャム社長が眠いといいだしたので、本日はこれにて切り上げることにしました。寒さがやわらいでいたときだったので、うどん店めぐりにはよかったです。しかし、「虎屋」のうどんは寒すぎです。香川にもあんな店があるんですね。

第5次讃岐遠征②

2010-01-11 10:09:08 | 国内旅行ー香川
 初めて自動車で通りがかったとき、おもわずシャム社長と笑った「うどん喫茶」の看板。さすが香川だ。あとから、「スタート」というお店は有名店の一つだと知りました。そこで、今回、初めていってみました。



 正面にまわっても「美味しい珈琲あります」の看板。まさに喫茶店。



 店内も喫茶店仕様です。



 ほんとにだいじょうぶか、愛媛のようなやわやわうどんが出てくるのではないかと、おそるおそる注文したざるうどん(360円)です。これがちゃんとしたうどんでした。やや細めのうどんは弾力に富んでいます。会計のときに、お店の奥さんに話を聞くと、さぬきの夢2000をつかったうどんで、自家製麺とのことでした。



 そして、シャム社長が果敢に注文したコーヒーうどん(520円)は、でてくるまでにかなり時間がかかりました。マヌケなシャム社長は、コーヒー付きのうどんと勘違いしたようです。コーヒーカップを使っているのはシャレで、中身はつけだしです。うどんにコーヒーの粉が練りこんであります。ざるうどんよりも、さらに細めのうどんになっています。食べてみると、ほのかにコーヒーの苦味を感じます。けっこう工夫して、こうなったんでしょうね。



 「スタート」から、今度は琴平方面に向かい、「山神うどん」にいってみました。新春の『朝日新聞』の紙面を飾ったお店で、影響されやすいシャム社長がいきたがりました。女性がうどんをつくっているお店とのことで、女性の社会進出を推進する立場をとる『朝日』好みのお店です。



 オリジナルTシャツが売られているようです。さすがに買いませんでしたが。



 ぶっかけの小(220円)です。女性のつくる麺はどうでしょうか。表面がすべすべしていて、きれいなうどんです。やや細めのうどんなのですが、これが強力なコシがあります。女性がどうのこうのではなく、おいしいです。だしは茶色系です。



 シャム社長は、「うどんそのものの味がよくわかるから」と能書きたれて、しょうゆうどんを頼みます。たしかに、うどんのおいしさがひきたちますね。超有名店「宮武」のそばにあるお店ですが、もっと早くくればよかったということで、シャム社長と意見が一致しました。



 さて、はらごなしをかねて、金比羅山のあたりを散策しました。なぜか琴平駅はみたことがなかったのですが、このような駅舎だと初めて知りました。



 行ってみようと目星をつけていた駅近くの「あいめん屋」は、やっている気配がありませんでした。廃業したのでしょうか。



 金比羅山は、けっこうな人出でにぎわっていました。



 下界を見下ろしてみると、午後の陽射しにうどんの平野が照らされています。電信柱が、ちょっと邪魔くさいです。景観破壊ですね。



 そして、この金比羅山で問題のお店と遭遇するのでした。



第5次讃岐遠征①

2010-01-10 13:51:03 | 国内旅行ー香川
 シャム社長が年末年始の激務を終えたところで、またまた讃岐へ行こうといいだしました。新聞報道によると、高速土日1000円も、6月までに短縮とのこと。今のうちに、ということです。それにしても、北海道と九州で、高速無料化実験をやるのに、なぜ同じ島の四国は省かれるのだ! なんか小島の悲哀を感じますねえ。ということで1軒目は、また「麺豪山下」から。でかい看板がとりつけられていました。



 店内には、ちょうちんが。少しずつ変化があります。



 「牛肉ひとつかみ100円」のコーナーも。



 シャム社長も私も、つめたいかけの小(250円)を。おばちゃんが、「ちょっと待ってて、ゆでたてを出すから」というので、2~分待ちました。コシのあるねじれの入った麺です。手切りということで、麺の太さが不均一なところに味があります。だしは、ややうすめでした。



「宮武」の名物だったイカ天を、きょうは食べてみました。味のついたしっとりした衣です。



 2軒目も、前回と同じく「よしや」へ。讃岐富士を背景にお店があります。



 シャム社長はしょうゆうどん(200円)、私はひやひや(220円)です。「麺豪山下」より、さらにコシがある感じがしました。麺は「麺豪山下」ほどの不均一さはありません。イリコ系のだしもおいしいですね。前回、このお店で釜たまを頼んで、ひやひやにすればよかったと嘆いたシャム社長でした。今回はしょうゆうどんにしておいて、ひやひやにすればよかったと叫んでいました。学習しない人です。



 そして、ド定番の「山越」へ。ポールが立てられ、その内側に並んで待つようになっていました。警察かなんかから、指導を受けたのでしょう。後ろに並んだご一家が、家族して前はどうだったの、こうだったのとの知ったか話をしていたので、それを聞きながら順番待ちをしました。



 いつものように山かけ(小)。きょうは、いつもよりもいくぶんコシが弱めでした。日によって、変わるものなんですね。



 シャム社長は釜たま。いつもよりも出汁を多めにかけたら、その方がよかったといっていました。



 おみやげ売り場もお正月気分がでています。



 駐車場に向かうと、観光バスがとまっていました。近ツリでしょうか。



 これで試合前の練習終了。ここから新店開拓に出発です。

ヴィオラ

2010-01-08 10:42:53 | イタリア料理
 寒い日がつづきます。同じ街なかでも、大街道の西側は、夜に人影がなくなるので、よけい寒々とした感じになります。そんななかにある「ヴィオラ」。冬の夜に「VIOLA」の文字がうかびあがります。



 激戦であることがうかがわれる松山のイタリア料理店ですが、「ヴィオラ」も品書きの構成やあり方を微修正していっているようです。



 前菜に、カキのバターソテー(1100円)。薄く衣をつけて、バターで焼いています。カキの旨みがとじこめられており、バターとあわせって美味。



 カキを使ったパスタもあり、『美味しんぼ』のようにカキ尽くしとしてもよかったのですが、ウニの誘惑に負け、いつもの生うにのスパゲティ(1300円)です。ウニの濃厚な味がたのしめます。



 カキのリゾット(1200円)。カキも、いろいろな料理法にあいますね。



 牛タンの赤ワイン煮(1800円)です。その大きさにびっくりしました。大きいせいか、ちょっと生臭さも感じました。もっと煮込んだほうがいいのでしょうか。ちょっと専門的なことはわかりまねますが。



 魚料理は何がいいかと、お店の人と相談したところ、この季節しか食べられないからと、アンコウをすすめられました。



 あっさりした白身魚のような部分と、ねっとりした肝とを同時に楽しめます。薄茶色の断面の方が肝です。アン肝といえば、山岡士郎が「フォワグラよりうまいものをたべさせてやる」といって出した品で、記念すべき薀蓄第1号ですよね。



 栗のアイスがのっかたクレームブリュレ。



 こちらは自家製プリンです。



 カキやアンコウなど、その季節のものをたくみに調理するところが、いかにもイタリア料理店という感じですね。こうなると、季節ごとにいってみたくなります。