テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

ナマステ食堂

2011-10-30 11:38:03 | カレー
 「三越」の裏手の道。シャム社長情報によると、おこぜ料理で有名な「油家」さんが閉店したとのこと(写真提供:シャム社長)。店主の年齢のせいであろうか、それとも不況風のせいであろうか。



 「油家」の隣の大きなそば店も閉店したとのこと(写真提供:シャム社長)。ちょっとの間に、次々と閉店していくなあ。これで、すぐに別の店が入居していれば、街が新陳代謝しているということで問題はないのだろうけど。どうなることでしょう。 



 このわびしさがつのる道をさらに南に向かっていくと、ネパール料理の新店「ナマステ食堂」がでいています。



 まず、ビールの友・マサラパパド(250円)。香辛料のきいた野菜をのせてある、ひと手間かかったものにしてみました。



 タンドリーチキン2本(550円)。香ばしいです。



 モモ(550円)。これは、「エベレストフード」の方が、香辛料のききぐあいといい、中の餡の状態といい、一段上かな。



 カレーですけれども、辛さをどうすべきか。「ラルキー」で辛さ5段階のうち、3を注文すると、すかさず「だいじょうぶですか」という念押しが店員さんから入ります。ここでも3カラが「インド人レベル」となっています。ということで、とりあえず2カラで様子を見ることに。



 スペシャルカレーとプレーンナンがやってまいりました。ナンでカレーを一口すくって食べてみると、うわ~ん、全然辛くなーい。店員さんの話によると、ネパール人はインド人みたいに辛いものは食べないとのことでした。「辛いのがいいなら、辛くしましょう」と4カラにつくりなおしてくれたのですが、それでもあんまり辛くなかったなあ。ネパールって、インドと違うのね。



 それにしても、店員さんは日本語が上手だったなあ。辛いのが好きな人は、注文時に店員さんと相談して辛さを決めてください。2カラや3カラじゃ、ものたりないと思います。

「ナマステ食堂」 松山市二番町3-4-14 089-941-8380

たこめし三原

2011-10-28 11:22:39 | 和食
 昨夏は、「たこめし みいちゃん」に行ったので、この夏は「たこめし三原」に連れて行ってもらいました。ちょっと奥まったところにあります。今出港のバス停のところが曲がる目印になります。



 「みいちゃん」同様、海の家のような建物の2階に上がります。



 広間からは、かすかに今出港が見えます。



 昼間から「料理一式」はやりすぎなので、単品で頼んで分けることにしました。



 酢だことあえものは、どう違うのか聞いたみたところ、酢だこ(560円)の方がたこの量が多いことが判明したので、10円ケチらずに酢だこにしました。つけあわせのきゅうりとよくあいます。「ビール飲みてえ!」という感じが爆発。



 さしみ(630円)。吸盤の部分が取り除かれていて、真っ白です。ぐにゅぐにゅして、いい歯ごたえです。



 たこ天(630円)。さしみと同じ値段でも、たこの量がかなり増えます。さしみにできる部位はかぎられているということなのかなあ?



 たこめし(570円)。意外と薄い味つけで、へんなくどさはありません。



 畳敷きの広間なので、ビールをかっくらって、横になりたくなりました。休日にいくといいですね。昼はわりと空いていたのですが、夜は連日満員御礼だとお店の人が言っていました。来年のことになりますが、夜は予約するのが無難かもしれません。

「たこめし三原」 松山市西垣生町1707-2  089-971-0907


ブランベック~「食べログ」の謎

2011-10-26 12:24:52 | 洋食
 かつて「トゥールネ・ラ・ページュ」があった場所。



 夜は、ここに新しく開店した「ブランベック」に行きました。



 品書きをみると、パスタがあったりして、フランス料理とイタリア料理と洋食の融合というか、いいとこどりのお店のようです。価格設定は、「トゥールネ・ラ・ページュ」よりもかなり安くなっています。



 冷製肉の盛り合わせ(1100円)。ハモンセラーノ、サラミ、カモの燻製などです。



 より海老のエスカベッシュ(650円)。エスカベッシュというと白身魚を素材にしたものをよくみます。海老は、どうも殻がじゃまで、どうかなあ。



 ベーコンと西洋ワサビのぺペロンチーノ(850円)。ぺペロンチーノといえば、その名のとおり唐辛子で味つけが成されているものですが、これはワサビで辛味を出しているので、ちょっと不思議なお味になっていました。融合系でかつ創作系のお店なのか。



 カレイのパルミジャーノ焼き(950円)。当たり前ですが、チーズの風味がいいです。



 ビーフシチュー ブランベック風(1650円)。これは、お肉がよく煮込まれていておいしかったです。



 これでワイン1本飲んで、1万円弱ですからおトク感はあります。
 ところで、「食べログ」で「ブランベック」を検索してみました。投稿者が7名いて、その中の5名が投稿数1(つまりこのお店だけお投稿)でした。これって、「食べログ」への投稿を始めようと思った人がほぼ同時期に5人いて、その5人が初めて投稿した店が「ブランベック」で、偶然5人がこの1軒で「もう、や~めた」と、なったのでしょうか。前から投稿数1だけの人の存在を不思議に思っていました。これって、やっぱり「やらせ」なのでしょうか。どう考えるべきなのかなあ。

「ブランベック」 松山市三番町1-15-1   089-945-7077

新大阪の自家製麺ラーメン(「塩元帥」「やす田」)

2011-10-24 15:02:47 | 国内旅行ー関西
 新大阪駅周辺のラーメン店の中で、「食べログ TOP5000」の印がついていた「塩元帥」にいってみました。



 麺は自家製麺とのことで、店内の奥に製麺室がありました。



 「塩元帥」なので塩ラーメン(680円)を注文しました。塩ですけど、表面に浮いた脂からもわかるように、かなりこってりしたスープです。コクがあります。くどくなりすぎないように柚子の風味をきかせています。麺は、コシがあるやや太めの麺でした。



 4分の3ほど食べたところで、浪速のカップルが隣に座りました。その女の方の香水の甘ったるい香りがこちらまで強烈に漂ってきます。麺をすすりこむと、口の中にどっとヘンな香水の香りが一緒に入ってきてしまいます。おいしいラーメンがだいなし。連れの男は、よくがまんできるなあ。いつも怒った顔をしている「支那そばや」の佐野が、香水禁止にするわけだ。それでも、とにかく完食。丼鉢の底には「ありがとう」の文字が。個人的には「おおきに」にしてほしかったです。



 新大阪駅周辺でもう1軒。「やす田」へ。



 こちらは自家製麺も自家製麺、手打ちでございます。


 
 「塩元帥」と味を比較するため、ここでも塩ラーメン(700円)を頼みました。縮れのある中太麺はもちもちっとした弾力があり、たしかにおいしいです。「イリコ」と但し書きがあった塩ラーメンのスープは、「塩元帥」よりはあっさりしていて、ちょっとぼんやりした感じだったかな。シナチクは、今はやっているようであるご太い型のもの。



 新大阪駅はいつも乗り換えに使うだけで、駅の外にでることはありませんでした。でも、なかなかおいしいラーメン店もあることだし、新幹線を利用したときなど、一度、外に出るのもいいかもしれないと思いました。

大阪の老舗2軒(「ニューアストリア」「重亭」)と反原発の新作

2011-10-23 09:10:07 | 国内旅行ー関西
 大阪の千里ニュータウンに行きました。千里中央駅の地下街「せんちゅうパル」です。



 ここに「食べログ TOP5000」の印がついたお店があったので、寄ってみることに。松山では、そのアテのならなさ、情報提供者の質の低さに困惑した「食べログ」でした。しかし、大都市圏では情報提供者が多数にのぼるので、信頼性が高まるのではないかと思っているのですが。



 そのお店は「ニューアストリア」という喫茶店。お店は、おじさんからおじいさんになりかけ(要は初老)の人たち4人でやっていたので、初めての人間にはちょっと異様な感じに映りました。経営者に何かの方針があるのでしょうか。高齢者活用とか、リストラされた人の救済とか…



 さて、名物のカツサンド。野菜の入らないB(600円)の方にしました。注文すると「耳は落としていいですか」と聞かれます。よくわからないのですが、それがふつうなんだろうと思って「はい」と答えました。ケチが多い大阪人だから、なかにはパンの耳まで食べるという人間が現れるんだろうな。パンは鉄板の上で焼かれます。カツはサクサクと揚っていて、お肉は柔らか。味はバターと辛子がきいています。おいしいことはおいしいですが、トンカツの本場・東京にもカツサンドの名店はあるので、正直、「TOP5000」と大騒ぎするほどのものかな、とも思いました。まあ、期待を大きくしすぎてしまう「食べログ」の弊害ですかな。



 ここまで来たら、せっかくなので万博記念公園によってみました。ちょうどヤノベケンジ氏の新作がお披露目されたところのようでした。ヤノベ氏といえば、はやくから原子力をテーマにアトムスーツ・プロジェクトとかを製作していましたよね。この大型の作品は、おそらくフクシマに触発されたんでしょう。



 放射能からの生き残りを表現したヤノベ氏の作品の背後に、「人類の進歩と調和」をテーマに開催された大阪万博の象徴・太陽の塔がそびえ、取り合わせの妙というやつになっています。



 胸にはガイガー・カウンター。



 夜は千日前の「重亭」へ。紳助がらみで、大阪の芸人がこの店で自由に食べられるようになれば一人前、というような感じで紹介されていたお店だと思いましたが。けっこうひさしぶりに入りました。



 季節もののカキフライ(1300円)。フライは7個ありましたが、まだ小ぶりでした。酸味のあるソースというところが大阪らしいかな。



 ご飯は別注(150円)。



 芸人さんたちにからんで出てくるお店だけあって、割高な感は否めませんでした。