テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

第9次讃岐遠征①

2010-05-31 09:33:22 | 国内旅行ー香川
 本来ならば、きのうが高速料金上限1000円の最終日の予定でした。ということで、あらかじめ予定を空けておいて、シャム社長との香川行きにしておりました。迷走を続ける民主党政権のおかげで、結局、上限1000円は延長となったのですが。それで、こちらは早いところ行っておいた方がいいという「宮武」に行きました。



 高松西インターを降りて、交差点をそのまままっすぐいくと、すぐ左手に見えました。朝10時開店とありましたが、9時半には開いていて、すでにお客さんでいっぱいでした。



 店内に入ると、琴平町の「宮武」で使われていた道具類が、民俗資料館のように展示されていました。



 品書きも、横に琴平町の、あのなつかしの品書きが。



 そして、このお方もいらっしゃいました。シャム社長は、「宮武」のうどんを最も好んでいたので、大感激していました。そして、この日、何か記念の品をもってこようと考えていたようですが、しっかりと忘れてきています。マヌケです。



 あの暗算の技は継承されなかったようで、レジが導入され、前払い形式になっていました。



 ひやひやの小(230円)です。いりこの出汁を一口すすると、かつてのお店がよみがえります。



 うどんの方は、琴平店よりも、やや細めになっていました。独特のねじれは、ちゃんとありました。



 ゲソ天は100円です。天ぷらは自家製にしたようで、揚げたてのアツアツだったので、かえって琴平のときよりもおいしかったです。さて、次にいったとき、琴平の元店主と会うことができるでしょうか…。



 つづいて宮武ファミリーの「あたりや」へ。こちらも開店前から行列ができていました。



 このお店、撮影には許可が要ります。ちゃんと許可を取りました。ひやひやの小(300円)です。いりこ出汁は、「宮武」よりも濃い目の味に感じました。



 こちらはシャム社長が注文したしょうゆうどんの小(300円)です。ここは、宮武ファミリーの中でも、最も強いコシを誇るうどんではないかと思われます。



 出だし好調という感じで、2軒ともおいしゅうございました。これで半ば、本日の目的は果たされたようなものですが、さらに高松市郊外へと足を伸ばしてみました。

四川飯店(麦酒晩餐前期メニュー)

2010-05-30 07:32:41 | 中華料理・エスニック料理
 今年もやってきました「四川飯店」恒例の麦酒晩餐。料理10品と飲み放題つきで男子4000円と、おトク感があります。気温がなかなか上がらないので、ビールガブ飲みという感じではないなあ、と思っていると、はや前期メニューの終了が目前にせまっていました。昨年は、前期いかずじまいだったので、今年はあわてて高島屋の8階にいきました。



 1品目は煮豚。煮豚といっても、中国独特の香料、五香粉というやつですかね、あれで味付けがされていて、いかにも中華料理という感じの味になっています。



 チンジャオロースです。



 ド定番のエビチリ。



 「四川飯店」で絶対はずすことのできないドド定番のマーボー豆腐。もちろん激辛にしてもらいました。肉眼でも、上にふられた山椒の粉が確認できました。



 食べると、辛くて、さらに舌先がしびれるような感じなります。まさしく「麻」ですね。お店の人が、ご飯をつけてくれました。たしかに、マーボー豆腐単独でたべるのは、かなりきびしいかったです。頭から汗が吹き出ました。



 ここで麦酒晩餐から紹興酒晩餐へ切り替え。中国では、温めることはないとのことですが、日本流に燗酒で。



 こりずに、鶏腿肉の四川ピリ辛炒めを。唐辛子は食べないように、と注意されました。マーボー豆腐がすごかったので、そんなに辛さを感じませんでした。



 肉焼売。



 ワンタンのピリ辛ゴマダレ。つるんといきます。



 四川ピリ辛チャーハン。しつこくピリ辛系で。これは、街の中華料理屋のべたっとしたチャーハンとちがい、パラパラに仕上がっていておいしいです。



 逆に、街のラーメン店よりも劣ると感じたのが、このタンタン麺。麺がクタっとしていて、コシがありませんでした。



 邪道のような気もしましたが、最後にりんごのソルべを。



 タンタン麺以外は、すべておいしかったです。夏本番になったら、後期メニューにいってみたいものです。




さわ家

2010-05-27 14:40:02 | 焼肉
 ここんところ北海道に行く機会にめぐまれず、ごぶさたです。ということで、せめて食べものだけでも北海道の気分を味わおうということで、「さわ家」へ。そもそも北海道に行ったことのないシャム社長と繰り出しました。「さわ家」は、東京で羊肉が健康的だとブームになったときに、「坂の上」として開店したお店です。旧名のとおり、ロープウェー街のゆるやかな坂の上にあります。



 ジンギスカンの鍋が独特です。北海道から上京してきた大学の後輩は、ジンギスカン鍋持参でした。親が持たせたといっていましたっけ。その鍋は、中央が山型にもりあがっていました。このお店の鍋は、中心に向かってゆるやかにへこんでいきます。



 ハーブ塩と、特性のタレです。タレは柑橘類が入っていてさわやかな味です。



 「まずはジンギスカンセット」(1100円)を頼みました。これは野菜つきで、その野菜類から焼き始めるようにいわれました。



 そして羊肉の投入。札幌のビール園で食べたやつは、どういうふうにして作るのかわかりませんが、丸く形が整えられていました。「さわ家」では、そのようなことはありません。お店の人から、焼き過ぎないようにとの注意を受けます。



 極上ラムロース(2100円)です。こちらは、太く切られています。赤身ですが、固くはありません。脂肪がない分、あさっりした感じになります。ここらへんが、健康的とされたのでしょうか。



 熟成つぼ漬けジンギスカン(1100円)。こちらは甘めのタレに、あらかじめ薄切りの羊肉をつけこんだものです。



 追加上ラムロース(900円)です。お肉の表面の色がかわったところで、すぐたべると柔らかく羊の風味もあり美味です。最初は、焼きすぎていたということを自覚しました。



 ご飯は、羊肉をつかった海軍カレーというものがあったのですが、関東人にとって、松山のカレーは危険がいっぱいです。ここは危険回避で、発芽玄米ご飯にしました(大300円、小200円)。玄米を使うところも、健康志向に訴えようという戦略の現れでしょうか。



 まだ小腹がちょっと空いていたので、ラム焼きそば(900えん)を。あまり期待していなかったのですが、これは麺にわりとコシがあり、ラムのミンチとあわさっておいしかったです。



 なぜ店名変更をしたのかと、お店の人にたずねてみると、秋山兄弟関係の方面から「坂の上」という名称をつかうことに横槍が入ったからだそうです。これは、なんとシャム社長の予想があたっていました。自称「霊感が強い」シャム社長のヤマ感が、めずらしく当たり、おおいばりの夜でした。

「さわ家」 松山市大街道3-8-24  089-915-8116

みよし 駅前店

2010-05-26 09:56:49 | その他の料理
 三津浜方面に行く用があったので、この際だから、三津浜名物のお好み焼を食べてみることにしました。三津浜の商店街の入口にある「みよし 駅前店」にいってみました。以前、三津浜に住んでいる人に、「三津浜焼きといっても、広島風お好み焼と同じなんでしょ」といってみると、「ちがいます!」とキッパリいわれたことがあります。しかし、なぜかお店の看板には「広島風お好み焼」の文字が。



 お店の内部は、こんな感じです。



 広島のお好み焼き店のように、投入される具材などのちがいで何種類ものお好み焼きがあるというわけではありませんでした。基本は、肉卵台付きのみで、そばかうどんかを選べるようになっているだけです。「肉卵台付き」というのは、独特の命名ですねえ。



 たしかに広島と違い、そばにソースをかけて味をつけて焼いていきます。また、卵は広島のように薄く伸ばすようなことはしません。基本的にそのままです。そして、焼きあがると、半月型に折り重ねます。三津浜在住者がいったように、広島とはいろいろな点で異なる部分があります。



 焼いてくれたおばちゃんが「マヨネーズいる?」と聞くので、ありがたくいただきました。へらを入れて切り開いてみますと、広島風よりもごちゃごちゃした感じに出来上がっていることがわかります。550円のふつうのものでも、けっこう量がありました。三津浜の人々は、幼少期にこれを食べて育つんですね。



 三津浜から市内に帰る途中に、ホテルのケーキバイキングを発見しました。
 


 ラブホテルのサービスでした。最近のラブホテル事情には疎いのですが、このようなサービスはどこからか伝わってきたのでしょうか、それとも松山独自のものなのでしょうか。



 それにしても、ケーキをたらふく食べてから、甘~い気持ちでことに及ぶのでしょうか。それとも、一戦交えたあと、エネルギー補給のためにケーキをドカ食いするのでしょうか。また、ホテル利用者のうち、どのぐらいの比率で実際の利用者がいるのでしょうか。最も多く食べた利用者は、いくつたいらげたのでしょうか。興味は尽きません。でも、どんなにとトクでも、おトクもの大好きな「もぎたて」がとりあげることはないだろうなあ。

フォルトゥーナ

2010-05-25 09:27:00 | イタリア料理
 サッカーの日本代表も期待薄ですね。これは、前回同様1引き分けでもできれば上等でしょう。というか、周囲ではサッカー・ワールドカップの話題すら出ないのですが。どうなっているんでしょう。まあ、私も韓国戦をみませんでしたが。で、前回優勝国のイタリアの料理を食べに「フォルトゥーナ」へ(なんのこっちゃ)。



 まずワインを。



 前菜に手羽先のコンフィ(480円)を。けれども、これはコンフィではない気が…。コンフィだったら、皮がもっとバリパリになるのでは。食べた感じ、手羽先のソテーでした。別に、ソテーとしてならば問題ありません。



 アスパラガスがおいしい季節なので、2色のアスパラと生ハム フライエッグ(880円)。



 チーズがふりかけてありました。これが、パルメザン(パルミジャーノ)系のチーズでしょう。どう考えても、「キャンティ」「シシリア」の自称パルメザンは違うような…。



 名物のキッシュピザですが、アンチョビとトマトにしました(980円)。アンチョビの
風味と、ちょっと塩辛い味がきいていました。



 春キャベツとカラスミのスパゲティ(980円)。カラスミが粉々でした。今は亡き「トレンティーノ」のように、カラスミをもっと大きめに削ってもらったものの方が、個人的には好みです。



 骨付き仔羊のロースト(1880円)です。火の通し方もよく、美味です。



 ということで、料理そのものは、おいしくいただきました。



 しかし、夜遅かったせいか、あまりお客さんがいませんでした。そして、前に来たときよりも、料理の数が絞られているような気がしました。同行した人は、「危険な兆候」とエラそうにいってましたが、杞憂であることをねがいます。