テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

不運なオランダ・ベルギー旅行①~アムステルダムの美術館は修復中

2012-09-30 11:36:19 | 海外旅行
市立 アムステルダムに到着しました。赤煉瓦づくりの中央駅です。今回はシャム社長のお供です。ということでパック旅行ではなく、ひさしぶりの個人旅行です。何事もなく日本に帰れればよいのですが。



 名画が集うアムステルダム国立美術館です。ところが正面入口が、このとおり閉鎖されています。



 美術館の西の端に新しい入口がつくられていました。なんと美術館は修復中で、10分の9ぐらいの展示空間が閉鎖されています。最初からこの不運な状況に、衝撃を受けるシャム社長でした。



 でも、このレンブラントの「夜警」をはじめ、フェルメールの作品などの有名どころは展示されていました。広い空間を歩く必要がなかったので、疲労が少なかったといえば、少なかったのですが。



 フェルメールの「牛乳を注ぐ女」は、日本の展覧会では押すな押すなの大群衆だったのですが、目の前でゆっくりと見ることができました。こちらは、私の好きなヤン・ステーンの「猫に踊りを教える」です。



 初めて見たとき、思わず笑ってしまった絵です。洋の東西、時代を問わず、ネコっていじられるんですね。



 国立美術館の裏手には、このような構造物ができていました。新しい記念撮影の場所になっていました。



 国立美術館のある地域は、他にゴッホ美術館・アムステルダム市立美術館がかたまって立地しています。次にゴッボ美術館に入りました。こちらは館内撮影禁止です。



 ゴッホ作品を堪能した後は、市立美術館に。野獣派だとかピカソだとか、主に現代美術の優品が集められている美術館です。ところが、なんと閉館中。出発前、忙しくて予習が足りなかったので、こんなことになっているとは知りませんでした。今は開館していて、かわりにゴッホ美術館が閉鎖されるようでした。どちらかというとゴッホ美術館が閉館していた方が打撃が大きかったので、そちらを見られただけでも、よしとしなければなりません。



 シャム社長は、1日で3つの美術館を回りきれるか心配していたのですが、思わぬ形で、かえって時間が余ってしまいました。そこで急遽、ルーベンスの家を見に行くことにしました。こちらの建物です。



 ルーベンスの家の内部を見学した後は、ちかくのおみやげもの屋さんに入りました。店内にはネコちゃんがいました。こわれものもたくさん置いてあるのですが、飛び上がって壊すなんてことをしないネコちゃんなんでしょうね。



 オランダでは大麻の吸引が合法化されているので、おみやげ用に大麻吸引器が売られています。日本の税関で見つかると放棄を求められるようですが。



 そして、こちらがコーヒーショップです。ご存じの方も多いと思いますが、オランダのコーヒーショップは、コーヒーを飲む場所ではありません。大麻を吸う場所です。



 レンブラント像があるレンブラント広場に。



 レンブラント広場に面したレストラン「ザ・オールド・ベル」に入ってみました。



 ムール貝の白ワイン蒸し(15ユーロ)を注文してみました。ビールは1パイント5ユーロです。海外に出ると、円高の恩恵を感じます。



 黒い独特の器でやってきて、ふたを開けるとこの通り。日本でムール貝の料理を頼んでも、数えるほどの貝しかいません。こちらは、かなりの量が入っていて、日本人だと、これだけでかなりお腹がふくれます。つるんと、次々たいらげていきました。



 それにしても、ハーグのマウリッツハウスも修復中だし、なんだかいっせいに修復し始めているかのような錯覚を覚えます。

長楽~独自の坦々麺

2012-09-29 12:36:52 | 麺類
新田高校を越えて、松山市の西のはずれの「長楽」に行きました。



 店内には年季の入った懐かしき色紙が飾られています。安倍晋三氏が自民党総裁になり、ますます上昇気流に乗る塩崎代議士の対抗馬の方の色紙でございますな。



 おトクそうなセットメニューもございます。



 が、坦々麺(630円)にしてみました。



 担担麺といっても、われわれが想起する胡麻とラー油で構成されたスープではなく、澄んだ醤油を基礎としたスープです。そういう点では、名古屋の台湾ラーメンっぽいつくりです。しかし、台湾ラーメンと異なり、具にひき肉ではなく、豚ばら肉の炒めたものが使われています。ということで、他には見られない「長楽」独自の担担麺となっています。



 具は唐辛子が用いられ辛みがあり、スープはむしろ甘みがあります。食べるうちにそれが混然となるわけで、ほんとうに独特の坦々麺でございました。一度ぐらい試してみるのもいいかと。

ナマステ食堂~新店舗も開店

2012-09-28 10:56:11 | 中華料理・エスニック料理
 西一万の「スパイス王国」は移転のため、閉店とのこと。まあ、「甘口カレーあります」とやりだした頃から、どうかなと思ったのですが。



 その旧「スパイス王国」の店舗の斜め向かいに「ナマステ食堂」の新店舗ができていました。松山カレー界の新旧交代が起こりつつあるようです。



 こちらは便利な街中の「ナマステ食堂」です。



 遅い時間帯に行ったので、いつもより空いていました。



 インドビールで乾杯。



 ビールのお供、パパト(200円)。



 「ナマステ食堂」でははずせないモモ(550円)。タレは辛くありません。



 インドワイン(2150円)に切り替えます。これは冷え冷え。



 インドの路上の屋台でよく見かけたサモサ(480円)です。初めて頼んでみました。ちょっと厚手のパリパリの皮の中に、じゃがいもなどの野菜類が詰め込まれている感じです。



 タンドリーチキン2つ(550円)とチキンテッカ2つ(450円)。実際は、写真よりももっと赤い色をしています。香辛料が効いておいしい。日本のしょうゆだれの鶏料理もいいけど、この香辛料の効いた鶏もいいですねえ。



 チキンカレー(700円)とナン(280円)です。学習したので、辛さは5で。けっこう辛めでお腹を中心に体が暖まってきます。

 

 こちらも辛さ5のマトンマサラ(850円)。鶏よりもしっかりした肉質のお肉がごろごろ入っていました。



 次の朝、起きてみると、まだ香辛料効果が持続していて、お腹にカイロを巻きつけているような暖かさがありました。

うな一~今のうちにうなぎ

2012-09-27 08:57:37 | 和食
 というわけで、「出雲屋」ではウナギを食べずに、鯛丼食べて、なんか失敗したなあという感じだったのですが、ウナギといったら関東風の「うな一」ということで、あらためて「うな一」に行きました。



 このようなポスターが貼られていましたが、うなぎも資源保護の動きが強まり、価格も上昇気味とのこと。今のうちに食べておかないと、そのうち庶民には高根の花となってしまいかねません。



 で、ケチケチせずにうな重の特。前回食べたときは2200円でした。今回は2800円。うなぎの値上がりををひしひしと感じますねえ。



 表面が焦げ気味によく焼かれ、中はやわらかです。きょうのは、ちょっと柔らかすぎというか、ちょっと生っぽい部分があったのが減点対象です。



 特の上には、うなぎが2段になっているものがあるのですが、うなぎの2段重ねっておいしいのかな。ごはんの間に挟まれると表面のパリっとした感じが失われるような気がするのだけど。食べてみないことにはわからないのですが。

出雲屋~鯛丼の正体は

2012-09-26 10:38:24 | 寿司・海鮮丼
 お祭りの準備が始まっている大街道にやってまいりました。だいぶ涼しくなってきたけれど、うなぎでも食べようと思って「出雲屋」に入店。



 品書きを見ると、鯛丼なるものが目に入りました。ウナギは取りやめ、急遽鯛丼にしました。そういえば最近の『朝日新聞』愛媛欄で、本来宇和島の郷土料理である鯛めしを、松山が「活き鯛めし」とかなんとか名づけて、あたかも自分のところの名物料理かのように売り出していることに対し、宇和島が怒りの本家宣言をしたことを報じていましたなあ。松山側は、まず松山で知ってもらって、それから宇和島に足をのばしてもらえれば、というような苦しい言い訳をしているようですが。



 さて、そういった話はともかく鯛丼(1050円)です。あれえ、鯛めし独特のタレではなく単なる醤油しか出てきません。鯛めし特有の薬味もありません。これじゃ、単なる鯛の刺身丼じゃないかあ~、と宇和島観光協会のごとく怒りの感情が湧きあがりました。



 よくよく品書きを見ると「ご飯に鯛の刺身を乗せたものです」と書いてあります。う~む、だから「鯛めし」ではなく、「鯛丼」だったのね。私は、てっきり宇和島風鯛めしだとばかり思って、注文してしまいました。それで、お味の方ですが、鯛の刺身の味とご飯の味がしました。あんまり丼にして融合させる意味が感じられませんでした。



 それで、こちらに「鯛飯」という品も載っています。が、こちらは東予や北条でみられる炊き込み系の鯛飯です。



 宇和島の方には悪いですが、松山でも宇和島風鯛めしが食べられるようになるのは、正直嬉しいです。しかし、この日はマヌケなことをやらかしてしまいました。