テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

花かれん

2011-04-30 09:08:19 | 大衆食堂
 愛媛が誇る企業「ダイキ」の本社前でございます。松山市の中心部からすこし西にはずれた美沢にあります。本社ビル前の道は狭いし、あたりは住宅街で、大きな企業の本社ビルがあるのが不思議な気がする場所です。



 その「ダイキ」本社前にある居酒屋さんらしきお店が「花かれん」です。



 1年ぐらい前の『Komachi』に載っていた記憶があったので、入ってみることに。お昼の定食というと、作業を簡略化、定型化するために、せいぜい3種類ぐらいの中から選択するようになっている店が多いかと思います。「花かれん」では、主力が10数種類もあり、非常に選択肢が多いです。



 みたところ、女性ばかりでお店を切り盛りしているようでした。いかにも女性が作りましたというようなお魚の煮つけとかもあり、オヤジ心をくすぐりそうです。洋食系が好きな私が注文したものは、鶏チーズ焼きです。



 けっこう大きな鶏に、たっぷりのチーズがかかっていて量感があります。ちょっとコショーをふりすぎに感じましたが、ここまでしっかりしたものを出されたら、文句はいえません。白身フライを頼んだ人がいたので見てみると、大きなフライが3つのっていたのでびっくり。量で不満はいわせません、というお店のようです。



 ご飯も選べるので、鯛ご飯にしてもらいました。鯛ご飯かめんたいこご飯を注文する人が多かったです。



 ちょっとしたお刺身と小鉢類もつきます。さらに、食後にはコーヒーかアイスを選べるようになっています。



 お腹いっぱいになりました。肝心のお値段は650円です。安いですよねえ。中心部から離れているので、そうそうは通えないのですが、『Komachi』もたまにはいいお店を載せます。この「花かれん」さん、夜はダイキの社員さんたちの憩いの場になっているのでしょうかね。

「花かれん」 松山市美沢1-2-23 089-927-0852

とり次郎

2011-04-29 09:24:08 | 大衆居酒屋
 世間さまは、ゴールデンウィークということですが、私の方はといえば、仕事でそれどころではありません。黄金週間の間は、市内中心部のお店も軒並み休業するのでしょうか。そうなったらかなわないということで、同僚と今のうちに行っとこうと、焼き鳥屋さんにいってみました。日曜営業の焼き鳥屋さんに行ったら、エラい目にあいましたからね。さて、大街道からちょっと入ったところにある「とり次郎」さんにしてみました。狭い店内は、お客さんでいっぱいでした。焼き鳥屋さんなのに、女性客も多いですね。場所柄かな。通りから、窓越しにお客さんの顔が見え、それが焼鳥を食べている女性だから、ヘンな感じです。



 まず、酢ダレの登場。



 そして、とり刺し4種盛り(1200円)。ささみ、せせり、はつ、肝の4種です。



 タレも4種類。そして説明書つき。こ、こ、これは、まるで「まるちょう」ではないかあ。ちょっと店員さんに尋ねてみると、もともと「まるちょう」さんの2号店として出発し、今は独立しているとのことでした。そういうわけだったのかあ。



 つくね(130円)とぼんじり(130円)。値段が、「まるちょう」よりもかなり安く設定されております。小さなぼんじりや、つくねの形など、やっぱり「「まるちょう」に似ていますね。



 手羽先(150円)とねぎま(130円)です。手羽先はちょっと小ぶりで、ネギ間のお肉も少し小さめかな、という気はします。低価格ですからね。



 ハツ(100円)だったかなあ。ここらへんで、早くもできあがりつつありました。



 日本酒は、本家「まるちょう」形式というよりは、市駅前の「久兵衛」と同じに、屋台のような容器で。



 チーズベーコン巻き。



 アスパラベーコン巻きと、つなぎ(150円)だったかなあ。数量限定とあったから、頼んでみたような気が…。しかし、味を一向に覚えていないので、こうなると何を食べても一緒です。



 これは、同僚が頼んだ(らしい)しいたけ。



 お会計をすると、やたら飲んだせいか、びっくりするほど安いというわけにはいきませんでした。

「とり次郎」 松山市大街道2-6-1 089-934-1175

龍花

2011-04-28 12:23:30 | 大衆食堂
 暖かくなったり寒くなったり、寒暖の差が激しいという感じですが、着実に夏に向かっているようです。大衆中華のお店「龍花」のある場所は、撤去中だった建物が完全になくなっていますので、空が広くなりました。



 「龍花」といえば、松山大衆料理界の大盛部門の代表格のようなお店のようです。



 こちらはホイコーロー定食(650円)。量的には、それほどびっくりするものでもありませんでした。



 しかし、豚肉1枚1枚が厚みをもっていて、しかも大きめに切られています。山越の「四川飯店」などは、投入する野菜にもやしなんかも含めているので、見た目はもっと量があるようにみえるのでしょう。「龍花」は、もやしの援軍がないので、それほどの量に見えないのかな。でも少ないわけではありません。味付けは、意外と甘さ控えめでした。



 それで、品書きにホイコーロー炒飯(650円)なるものがありました。いったい、どんなものなのか興味がわいたので注文してみることに。すると、想像とちがうものがやってきました。事前には、ふつうの炒飯に、ホイコーローがかけられているようなものを予想していたのです。出てきたものは、まっ茶色の炒飯。ホイコーローのタレと、具材の一部を炒飯にぶちこんで炒めたもののようでした。そして、これって大盛じゃないの、というような量。タレを混入させているようなので、パラッとした仕上がりにはならず、べたべたしています。そして、濃い目の味つけ。量を食べ進むと、次第にくどさが増していきます。しかし、食べても食べても、同じ味がずっとつづきます。もういいや、という気になりました。一応、完食しましたが。



 店内にはふつうの炒飯の大盛を頼んだお客さんがいたのですが、その大盛炒飯の量は、常人には完食が厳しいようなすごい量が盛られていました。

ehimeno雅chan

2011-04-27 09:36:25 | 大衆居酒屋
 丸亀名物の骨付鳥を出すお店の「はなや」が閉店していて、前を通りかかってみると新しい居酒屋が開店していました。空き店舗になるよりはましですが、骨付鳥のお店が減り、残念に思っていました。



 すると、市駅前に骨付鳥を出すお店が開店しているではないですか。「ehimeno雅chan」です。前は、イタリア料理店の「ロマーナ」があった場所です。あそこも、ずっと空き店舗だったけど、埋まってよかったわい。って、別に不動産屋をやっているわけではないんですが。



 看板を見ると、骨付鳥ばかりではなく、各地の名物鳥料理が楽しめるようです。さっそく入ってみることに。



 まず、赤ワイン(2000円)と生ビール大(850円)。松山の掟として、どちらもキンキンに冷えています。
 


 お通し。


 
 鳥料理だけでもいいところですが、時間がかかりそうだったので、居酒屋風の品から、たこわさ(294円)を注文して待つことに。居酒屋系の品は、最近の激安居酒屋並に価格を抑えているようでした。



 これは、チーズかりかりあげ(504円)。



 早く来ないかなあ、とたこわさをつつきながら待っていると、最初にやってきたのは川之江名物・揚げ足鳥の足(609円)です。皮がパリッとしていて、中のお肉は柔らかいです。川之江というと公害の街という観念がありますが、なかなかいい名物料理をもっています。



 名古屋名物・手羽先は、甘うま、ちょい辛、辛々から、味つけを選べるそうです。松山人はほとんどが「甘うま」を選ぶらしいです。さにあらんや。松山人に対抗するために、私は辛々にしてみました。



 名古屋名物・手羽先(609円)の辛々です。辛々といっても、タレが辛くなるわけではありませんでした。甘味のあるタレは一緒で、ふりかけられる胡椒の量が多量になるのが、「辛々」でした。素直に「ちょい辛」ぐらいにしておいた方がよかったかな。



 そして真打登場、丸亀名物・骨付鳥の雛(819円)です。「はなや」よりも若干小ぶりに感じましたが、香辛料のきいた独特のタレがおいしいですねえ。



 そして通好みと個人的に思っている親(819円)です。まあ、丸亀人ではないので、ほんとうのところはわからないのですが。シャム社長は親が好きだといっていましたから、呑み助好みではあるのではないでしょうか。シコシコする歯ごたえが、酒を呼ぶようです。



 最後に、焼きおにスープ1個(294円)。おにぎりは、冷凍ものの味がしましたが、300円で文句を言ってはいけません。



 うれしいことに、デザートはタダ。



 というわけで、バニラアイス(0円)を。



 いやあ、松山にいながらにして、いろいろな地域の鳥のB級グルメを味わえるという、便利なお店ができたものです。長くつづいてくれるといいなあ。

「ehimeno雅chan」 松山市湊町5-4-2-2階 089-913-1194

クロッキオ

2011-04-26 09:16:04 | イタリア料理
元キャンディーズのスーちゃんが亡くなってしまいました。同時代人のシャム社長などは、さぞお嘆きのことでしょう。ご冥福をお祈りします。乳癌を患っていたそうですが、「黒い雨」でスーちゃんが演じた放射能障害に苦しんで死んでいく若い女性の姿とだぶります。そして、今度の原発事故で、いったいどれくらいの人が放射能の影響を身体に受けることになるのでしょうか。



 さて、こちらは「黒い雨」ではなくて、黒いネコが象徴の「クロッキオ」です。



 「黒い雨」ではなく、黒い板にはおいしそうなものが並んでいます。



 生ハムです。適度な塩味と独特の風味が食欲を刺激します。



 おつまみに新じゃがのフリット(350円)。粉チーズが添えらえているところが、イタリア料理店らしいところです。



 春らしいところで、生サクラエビのピッツァ(1180円)。サクラエビのカリカリした食感と香ばしさが、サクサクのピッツァの生地にあいます。



 大粒アサリのリングイネ(980円)。松山でも、このリングイネという幅広のパスタを出すお店が増えました。これ、個人的に好きです。



 ヒラメのアクアパッツァ(1180円)。出汁のでたスープがおいしいですよね。パンにしみこませて、嘗めるように食べました。



 こちらは、肝心のヒラメです。あっさりした感じです。



 これは、別にサラダを頼んだわけではありません。



 仔牛のカツレツ(1280円)です。いわゆるミラノ風カツレツというものですね。ものすごくバターが香る衣で、カリカリです。中のお肉は柔らかく、おいしくいただきました。



 クロッキオには、口当たりのいい泡モノのワインがあるので、つい飲みすぎてヘロヘロになってしまいます。今回もヘロヘロのクロクロで帰りました。