テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

アイビーハウス

2010-06-30 09:50:14 | カレー
 昨晩は、松山の街なかでも、青い日本代表のユニフォームをきた若い女性をみかけたりしました。それにしても、なんか脱力してしまいました。相手のパラグアイですら、初のベスト8進出というのだから、ワールドカップのベスト8って、難しいんですね。今さらなんですが。ところで、北条方面に行く用があったので、昼食は「アイビーハウス」で。



 天気はよくなかったのですが、海が見えます。晴れていたら、いい眺めなんでしょう。



 「アイビーハウス」というくらいなので、蔦がからまっています。



 店内はかなり広くて、ローマ遺跡風の室内装飾がなされています。



 品書きは、こんな感じ。



 私は、エビフライカレー(900円)。かなり大きなエビが2尾のっていたので、見た目で圧倒されました。カレーは、具がないというか、溶け込んだというか、そういう種類のものです。辛味はありますが、かなりバター系がきいた洋風カレーでした。



 同僚は、この「アイビーハウス」名物のゴールデンステーキカレー(900円)。ご飯が薄焼き玉子でくるまれています。これがゴールデンカレー。そこにステーキがのります。ステーキは、値段が値段だから、カチカチの筋張ったようなやつがでてくるかと思い、私は敬遠したのですが、1切れくすねて食べてみると、柔らかく焼きあがっていました。これならば、ステーキカレーの方がよかったかも。



 海のすぐそばにあるお店で、あたりに住宅とかはないのですが、次から次へ自動車でお客さんが乗り付けてきます。天気がよければ、海が見える窓辺の席でゆったりするのもいいかもしれません。北条にもう1軒ある「クラブハウス」は系列店だそうです。

「アイビーハウス」 松山市浅海原2-3  089-995-0977

第10次讃岐遠征②

2010-06-29 08:46:29 | 国内旅行ー香川
 空港のそばにある「かわたうどん」。



 お店の前には、機械が展示されています。散漫だったので、何の機械だったか、よくみませんでした。



 「もり家」の大きなかき揚げを食べたばかりなので、私はふつうのぶっかけうどん(450円)に。太めのうどんで、表面はつるつるしています。コシは、かなり強いです。こちらの出汁は、カツオ系の濃いめのものでした。



 愛媛県人のシャム社長は、故郷を思いだ出しながら6月限定のジャコ天うどんを頼んでいました。ジャコ天が、揚げたてで温かく、おいしかったそうです。



 さらに近くの「秀」に。名物おばさんがやっているお店ということで、有名なようです。かなり田舎っぽい緑の中にお店があります。



 屋外にも食べる場所があります。この奥の水槽には、きれいな錦鯉が飼育されていました。



 私は、特製の冷しぶっかけ(500円)にしてみました。けっこう時間かかるなあ、と思っていたら、冷し中華のようなうどんができあがりました。うどんは、細めの弾力がある型のものです。出汁は、カツオ系でしょうか。




 シャム社長は、「秀」の看板になっているという幻のポン酢うどん(350円)にしました。うどんが細くて、酸っぱいタレだったので、昔の冷し中華のようだったと申しておりました。



 この後、33号線にもどって「五平」を探しました。すぐにみつかるはずなのに、ない。実は、同じ場所に居ぬきで別のうどん店が開業していました。そのお店に入ってもよかったのですが、高松市内にもどって「かすが町市場」へ。



 広い店内に、近所の方が寄贈したという水車が展示されていました。



 シャム社長は、ふつうのぶっかけ(280円)。最初から温泉玉子が入っています。しかし、温泉玉子とぶっかけ出汁があわないので、玉子を入れることによってかえってまずくなるといっていました。私は、食べてないので、わからないのですが。



 私は肉ぶっかけ(330円)。甘めに煮られた肉はおいしかったです。しかし、細いうどんにコシがありません。やわやわで、やや弾力を感じる程度。出汁は肉が入るせいか、かなり甘めになっています。これは愛媛県人向きのうどんだなあ、と思っていると、松山市内の某私立大学の何かの運動部らしき学生集団がドヤドヤと入ってきました。数あるうどん店の中で、ちゃんと自分たちの嗜好にあったお店に入るのだから、たいしたものです。



 ここまでで、かなりお腹が太りました(伊予弁)。そして、暑さと塩分摂りすぎで、体が水を欲します。もう1軒だけ行くことにし、屋島の方に行くと、迷い込んだ先で皇民党の車両群を発見しました。皇民党といえば、竹下、安部、宮沢の3氏が立候補した自民党総裁選の際に、竹下元首相にホメ殺しを敢行した右翼団体ですね。源平ゆかりの地に、右翼団体は、似つかわしいといえば似つかわしいです。



 そして、最後はその名も「源平うどん」。シャム社長は、この「源平うどん」の前で、道路にさまよいだしていた大きな亀を助けていました。ペットとして飼育していたものを飼い主が捨てたんでしょうね。シャム社長は、これ竜宮城に連れて行ってもらえるとはしゃいでいました。



 2人とも、冷かけの小(200円)。このうどんは、コシがあり、出汁はいりこ出汁でした。最後に、正統派の讃岐うどんで締められた、という感じです。



 うどんは、もうこれ以上は無理なので退散することに。夏がやってきて、うどん店めぐりに適した季節は終わっています。ワールドカップもいよいよ終盤戦です。日本には、なるべく長く勝ち残ってほしいものです。

第10次讃岐遠征

2010-06-28 09:41:12 | 国内旅行ー香川

 きょうから松山ー宇和島間の高速が無料となります。ただ乗りを利用する前に、シャム社長と讃岐にいってきました。今回も高松西インターを降りたところにある「宮武」から。店内にはオスカール大岩風に描かれた(というと褒めすぎ)、かつての「宮武」のお店と讃岐富士が。



 手切りの技も継承されております。



 ひやひやの小(230円)。いつものようにコシもねじれもあります。いりこだしも飲みほせますね。しかし、夏場は水分取りすぎにご用心です。きょうは、かつての店主は開店直後にご帰還のようでした。もう、お弟子さんも一本立ちでしょうか。とすると、あの宮武さんも、きょうで見おさめか…。



 ついでミーハーっぽく、「池上」へ。観光バスが乗り付けていました。そして、お客さんが食べる場所に建物ができていました。



 きょうもマスコットガールは、記念撮影のご要望にお応えするのに大忙しです。実は、今回、私も、るみばあさんと一緒に写真をとらさせていただきました。あまり男の人で、そういうことを希望する人はいないようで、ドン引きされたあげく、おばあさんはひきつった笑顔で写真におさまっておりました。



 うどんの種類も増えたので、品書きの看板がでていました。その奥には、ゲゲっ、きょ、きょ、共産党のポスターだあ。るみおばあさまは、パルタイのシンパなんでしょうか。



 新しく加わった冷かけの小(150円)です。いりこ出汁の讃岐正統派の出汁という感じです。うどんは、コシとともに弾力もあり、やっぱりおいしいですねえ。



 シャム社長は、いつもの冷や小に卵(150円+50円)。「池上」の卵はおいしいともうしておりました。



 つづいて近くの「もり家」へ。県外から来たうどん巡り客の王道のような順路です。



 同じことを考える人がいるので、「池上」にいたお客さんもチラホラ。
 


 看板にも描かれていた「もり家」の看板商品のかき揚げおろしうどん(580円)です。揚げたてのかき揚げはサクっとしていて、おいしいです。そして、うどんも強いコシでもうしぶんなし。出汁は、けっこう濃いカツオ系の出汁。やや甘味がありました。



 シャム社長は、うどんを純粋に味わいたいから、通が選ぶしょうゆうどんにしたといっていました。しかし、やわやわうどんを好む愛媛県人のシャム社長の、どこが「通」なんでしょうか。そう思いましたが、ぐっとこらえて口にはだしませんでした。



 しょうゆが出汁しょうゆだったそうで、ふつうの醤油の方がいいと、シャム社長は申していました。さて、天ぷらも食べ、蒸し暑い6月末ということで、はやくも水分補給の誘惑との戦いが熾烈になってきています。ここから、まだいったことのないセカチューロケ地の高松空港方面をめざしました。

飯台 スカイホテル店

2010-06-26 10:54:46 | 和食
 ワールドカップのおかげで、きのうは睡魔とたたかいながら仕事をしました。眠りたいという欲望が導いたのかスカイホテル。



 「もぎたて」でやっていた飯台の看板が。



 入ってみることに。



 「もぎたて」で野志アナがおいしそうに食べていた鯛の釜飯(1260円)を頼むことにしました。すると「30分ぐらい、お時間がかかりますけど、よろしいでしょうか」とのお言葉。そんなこと「もぎたて」ではいってなかったぞ、と思いましたが、つくりおきでないかぎりそのぐらいの時間がかかるのは当然。そうなると、食べ終わって仕事にもどるにはギリギリの時間か、ちょっと危ないぐらいです。でも、どうせきょうは仕事にならん、エイ、ヤーとばかり、注文しました。



 おまけの小鉢類。この小鉢の連隊をみると、どうしても女性向き、という感想をいただいてしまいます。



 お刺身と茶碗蒸しもつきます。



 そして、釜飯。「5分ぐらい、蒸らしてからお召し上がりください」とのお言葉。うう、遅刻するぅー。どうでもいい小鉢類からかたずけることに。右上に鎮座するなすは、「銀次郎」と違い、さほど甘くなかったです。



 ようやく食べごろに。少し姿をみせている白味噌汁はあま~い。これは松山に住むかぎり甘受せねばなりません。本丸の釜飯ですが、鯛が炙ってあって、香ばしく、なかなかいけます。ただ、量はそんなにありません。やっぱり女性客を意識しているのかなあ。



 品書きには、南予風の鯛めしとかもあったので、次の機会に試してみたいと思いました。松山城のロープウェーのたもとでも、鯛めしを提供しているようだし、なんだか、南予の郷土料理が松山に浸透しつつあるような気がするのですが、どうでしょうか。松山にロクな郷土料理がないだけに、この傾向は強まるかも。

「飯台 スカイホテル店」 松山市三番町8-9-1 089-993-6114

酒想荘

2010-06-25 12:02:49 | フランス料理
 いやあ、日本やりましたねえ。まさかデンマークに勝つとは思いませんでした。本田選手の先制の1発が利きました。関西人の力を感じさせられます。日本も韓国も、イタリアやフランスの強豪国がコケてくれたおかげで、決勝トーナメントも期待がもてる組み合わせになりました。その散々だったフランスにちなんで「酒想荘」へ。砥部に行く33号線で、コジマ電器を越えたこの交差点を曲がるとあります。


 しかし、松山市内から行くと、この交差点は曲がれないので、もう一つ向こうの信号機のある交差点を右折して、回り込む必要があります。



 もろ、ふつうの一軒家です。



 玄関で靴を脱ぎ、洋間へ。



 ワインは、松山の掟にしたがってキンキン冷え冷え。注ぐとグラスが、さっと曇ります。



 前菜は、サーモンのタルタルです。味が濃い目につけられていました。



 ハムのサラダ。アサリやビーツも入っていました。これも濃い味つけ。



 パン。



 ここで、「冷してめしやがるとおいしいですよ。お好みでどうぞ」と、ワインクーラーをもってきてくれました。松山人ならではお心遣いですが、あいにく私は関東人です。赤ワインをキンキンに冷して飲む風習はもちあわせていません。現在の温度で、十分に味も香りもたちません。これ以上、冷してどうする。



 スープのかわりに、玉子豆腐。なんのこっちゃ。



 エビ・ホタテ・タラのナージュ。「ナージュって、どういう意味ですか」と聞くと、「泳ぐ」という意味だと教えてくれました。オリーブオイルとかを使ってあるようで、スープの味は、ブイヤベースに近い感じがしました。



 牛肉の赤ワイン煮込み。これは、ていねいに煮込んだという感じで、お肉が柔らかくなっていました。その肉の量がたっぷりとあって、かなりおなかいっぱいになりました。



 デザート。チーズケーキはパサパサで、いけてませんでした。



 これが5250円のコースです。他の松山市内のフランス料理店と比べて、味付けが濃いような気がしました。量はかなりあるので、女性とかは食べきれない人もいるかも。場所や雰囲気が独特なので、話のタネにはいいかもしれません。

「酒想荘」 松山市東石井6-11-24  089-958-4316