テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

出雲屋

2010-01-23 09:30:20 | 大衆食堂
 大街道に面してお店がドォ~ンとある「出雲屋」さん。「伊予屋」ではなくて、なぜか「出雲屋」です。創業者が島根出身なのでしょうか。そこらへんの謎は、お店の人にでも聞いてみなければわかりません。いつでもいけるようなところにあるのですが、「もぎたて」でみかけたこともないし、かといって『Komachi』や『タウン情報』に宣伝をうつわけでもないので、今の今まで行ったことがありませんでした。しかるに、カキフライがあることを発見したので、入ってみることにしました。



 外の暖簾には「創業100年」とありました。明治からつづくお店なのでしょうか。品書きには、和食系のウナギ、天ぷらから、エビフライなどの洋食系のものまで、幅広く並んでいてなんともつかみどころのないお店です。雑多な料理構成は大衆食堂的ですが、大衆食堂でウナギや刺身が看板の品になっているかというと、これもまた違うようで…。



 カキフライ定食です。ついているソースは、タルタルではなく正真正銘のマヨネーズでした。ここらへんはいかにも大衆食堂的な感じなのです。



 カキフライは、数としては7粒なのですが、1個が極端に小さかったので6.5個と数えたいです。この不均一さは、手づくり感がでているといえば、でています。比較的めの細かいパン粉を用いて、高温で揚げているのか、衣が固めでした。私は、衣がガサガサしている形態のものが好きなので、好みのものとは違いました。



 店内の品書きには、カキフライ定食950円とありました。価格設定としては、トンカツ専門店や和食店のような値段で、大衆食堂的な値ではありません。しかし、なぜか850円にまけてくれました。店のオバちゃんに気に入られるような顔はしていないので、どうしてまけてくれたのかは謎です。



 昼時なのに、店内は閑散としていました。場所代の高い大街道で、経営が成り立つのだろうか、と思ってしまいました。でも飲食店ができては消える松山で、100年つづいているのだから成り立っているんでしょうね。老舗なので、土地とか店舗が自分のものなのかなあ。色々と謎のあるお店でした。表にもありますが、ウナギ料理とかがウリのようですので、何か機会があれば試してみたいと思います。また、鯛めしもありますが、このお店の鯛めしは今治風の炊き込みご飯系です。