テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

ラーメン+お参り=徳島③~王王軒+6,7番札所

2013-05-20 08:01:45 | 国内旅行ー徳島・高知
 6番札所安楽寺です。なんだか中国っぽい山門です。



 必見は、錦鯉がおよぐ日本庭園の中にあるさかまつです。自称弘法大師お手植えです。奥には多宝塔が見えます。



 蜂須賀の殿様が寄進したという茅葺の方丈です。安楽寺は、温泉山という珍しい山号をもっていますが、ほんとうに温泉が出るそうです。もちろん弘法大師の霊験によって湧き出た温泉です。天然温泉の大浴場付き宿坊はお遍路さんに人気とのことです。



 7番札所十楽寺です。脇にはある近代建築は、大浴場付きの宿坊です。お遍路の第1日目は、だいたいこの6番か7番あたりで休むのかな。



 十楽寺は建物がみんな新しく、宿坊なんかもホテルのようなのですが、その分、必見がみあたりませんでした。後で調べてみると、眼の病気に霊験があるお地蔵さんがあるとわかりました。ガイド本をもっていくのをわすれたので、その時はたいして重要とも思わず、写真を撮りませんでした。
 


 最後に藍住インター近くの「王王軒」へ。シャム社長は、大きな「支那そば」の文字を見て、急にあわて出し、「『支那そば』ぞな、『徳島ラーメン』じゃないぞな」とわめきます。シャム社長に、「支那そば」とはラーメン一般を指す昔の呼称で、今でもラーメンのことを「中華そば」や「支那そば」という店があるんだということを説明しました。シャム社長が言うには、「そうなのかあ。てっきり佐野の『支那そば屋』の仲間なのかと思ったぞな」でした。無知なシャム社長は、一般名詞の「支那そば」を固有名詞と勘違いしたのでした。



 「ワンワンケン(犬)」ということで、犬がお店の象徴。自動販売機で支那そば肉入り(600円)と玉子(50円)を購入しました。この日の3軒とも、肉入り玉子付きの小にすると650円になりました。価格カルテルでもあるのだろうか。



 もやしの量が多く、お肉もたっぷりです。



 麺も細めのストレート麺ということで、徳島ラーメンそのもの。ただスープがかなり濃厚です。とんこつ成分をかなり煮だしているという感じ。この日の3軒の中で、いちばんこってりしていました。好き嫌いが別れるかもしれません。こってり好きのシャム社長と私は、よかったのですが。



 ということでお遍路も4寺かせぎ、このまえは定休日にあたってしまった「王王軒」にも行け、有意義な一日でした。

ラーメン+お参り=徳島②~やまきょう+4,5番札所

2013-05-19 09:32:01 | 国内旅行ー徳島・高知
 吉野川の橋のたもとまでやってきました。徳島ラーメンの「やまきょう」さんです。初めて入れました。



 「やまきょう」のカップラーメンやおみやげ用ラーメンまで販売されていて、その人気のほどがうかがわれます。



 自動販売機で中華そばの肉玉のせ小(650円)を購入。お店の人が、麺の茹で加減をきいてくれます。コシが命のシャム社長は「硬め」を頼んでいました。



 具は生玉子、豚ばら肉、シナチク、ネギにもやしが加わります。スープと豚ばら肉の味つけは、「いのたに」よりも若干甘みがあるように感じましたが、どうでしょうか。



 麺は細めのストレート麺。濃口のとんこつ醤油スープで、まさに徳島ラーメンです。



 ということで、おみやげ用(1050円)を購入。徳島ラーメンっぽくしようとすると、豚ばら肉に味つけしなくてならず、それが面倒といえば面倒なのですが。
 


 さて、ここからは仕事を離れて、お遍路へ。この前、鳴門に行ったときに1番から3番札所まではお参りをすましているので、5番札所地蔵寺へ。



 必見は、なんかしょぼいのですが、この樹齢800年の大銀杏です。



 地蔵寺の裏手には五百羅漢堂があります。回廊に羅漢像が何百体とならんでいるそうです。自称四国で唯一の五百羅漢なのだそうです。入場料200円。そんなに古いものではないようでしたし、お金を払ってみるまでもないということで、引き返しました。



 徳島市内から向かうと、地蔵寺よりも奥(北側)にある4番札所大日寺です。鐘楼付きの門でお出迎えです。珍しい門の形態です。



 小山の裾野にあるお寺で、雰囲気はいいです。あまり大きなお寺ではありません。



 本堂と大師堂を結ぶ回廊に、西国三十三観音霊場を示す感応像がずらっと安置されていて、必見になっています。



 まだ時間があったので、もう少しお参りをしていくことにしました。

ラーメン+お参り=徳島①~いのたに

2013-05-18 11:03:26 | 国内旅行ー徳島・高知
 シャム社長が徳島に所用ありということで、同行しました。徳島に行くと自動的に訪問してしまう「いのたに」です。



 10時過ぎだったので、さすがに店内はまだ空いています。



 中肉(600円)+生卵(50円)です。具は、豚ばら肉、シナチク、ネギ。徳島ラーメンの王道です。



 麺は細めのストレート麺で、長さがかなり短いもの。豚バラ肉の味つけもスープの味も、かなりしょっぱいです。地元の人は、ご飯と一緒に食べていますが、それもうなづけます。しかしわれわれは、後が控えているのでご飯を食べるわけにはいきません。



 シャム社長の用事が済んだ後、ネコ神社に武運長久、じゃなくて商売繁盛のお参り。ネコ神社だけあって、神社入口にはネコがいました。かなり人に慣れているネコです。



 おネコさんへ。正式には王子神社というと思います。



 奉納されたネコたち。ふつうの大きさで1個1500円です。



 こちらは背中をさすると願いがかなうというネコちゃん。シャム社長は背中はさすって、ついでに鈴も回していました。



 シャム社長のお参りが終わって、神社の階段を降りてくると、エサやりおばさんがさきほどのネコにエサをあげていました。その様子を写真に撮っている若い女性と、ごっついカメラをもった男性がいました。そこで2人にまじって、シャム社長も撮影に加わりました。



 しかし、どうも様子がおかしいです。ちょっとひいてみてみると、男性カメラマンはネコではなくて、実は女性を撮影しているようです。タウン誌か何かの企画でで、ネコエサおばさんとネコを撮影する若い女性およびネコと戯れる若い女性という絵柄を、撮影していたようです。



 シャム社長は(実は私も)、撮影に乱入してしまい、お仕事の邪魔をしたようです。モデルの女性がびっくりするほどきれいというわけではなかったので、つい一般人と勘違いしてしまいました。

鳴門探訪②(お遍路+「奥屋」)

2011-05-07 09:10:43 | 国内旅行ー徳島・高知
 鳴門まできたら、ここにいかねばということでやってきた1番札所霊山寺。



 この赤い鳥居みたいな門からお寺巡りが始まるというのも、何かへんな感じがしました。



 第1番目の大師堂です。シャム社長は、「1番と88番をお参りしたから、88ヶ所回ったことにならないかな」などとたわけたことを申していました。



 円形の部分がある、ちょっと変わった形の塔がありました。



 この1番札所で、お遍路用の様々な品を買い揃えて出発する人もいるようで、見本が立っています。マネキンが若い女性というのも、何かチグハグで面白いです。



 霊山寺からすぐのところにある2番札所極楽寺です。



 極楽寺の必見、弘法大師がお手植えしたという巨大な杉。樹齢千年とのことでした。



 この階段をのぼったところに大師堂と本堂がありました。



 さらに3番札所金泉寺。ここは、松山市の杖ノ淵と同じように、弘法大師が杖をついたら泉が湧いたという伝説の地のようです。しかしながら、寺内の池は涸れていました。しっかり管理してよ、住職さん。



 このお寺の必見その1、弁慶石。武蔵坊弁慶が持ち上げたという伝説の石だそうです。シャム社長は、「ほんとうかもしれない」と、半分信じていました。



 必見その2は、お寺の名前の由来となった黄金の井戸。



 お参りがすんだところで、最後に徳島ラーメンを食べて帰ることにしました。犬(ワンワン)好きのシャム社長は、藍住インターのそばの有名店「王王軒」に行きたがりましたが、あいにく木曜定休でお休み。もう1つの有名店「奥屋」に行きました。



 店主は、島田紳助氏と親しい間柄のようで紳助氏からの寄贈品が店内に飾られていました。



 待つこと数分、やってきました肉玉入り(650円)。茶色系のスープに豚バラ肉と玉子が浮かぶこのお姿は、県外人の思い描く徳島ラーメン像そのものです。スープがものすごく濃いです。豚バラの味に負けていません。麺はほどよいコシのあるストレート麺。シャム社長も「うまいぞな」と、納得のご様子でした。



 徳島ラーメンの余韻にひたりながら帰路につきました。松山にも本格的な徳島ラーメンのお店できないかなあ。「麺王」は香川県にも出店しているようだから、ぜひ松山侵略にのりだしてほしいものです。

鳴門探訪①(鳴門大橋となるちゅるうどん)

2011-05-06 08:50:35 | 国内旅行ー徳島・高知
 せっかくのゴールデンウィークに、どこにもいかずに仕事ばかりというのもなんなんで、シャム社長のお誘いにのって鳴門へ行きました。まずは、北島のフジグランの近くにある「田村」で腹ごしらえ。11時の開店と同時に、どんどんお客さんがやってきます。人気店のようです。



 名物のバラ肉チャーシュー入り(850円)を注文しました。麺は徳島ラーメンでよくみるストレート麺。スープは、豚骨がきいた黄色系でしょうか。そこへ、豚バラ肉と分厚いチャーシューがのります。



 チャーシューのこの厚さ! このチャーシューがやわやわです。チャーシューと豚バラが多く乗っているので、麺にたどりつくまでがたいへんでした。シャム社長は、さらにこの上、生卵(50円)をかけていました。そんなに精をつけて、どうするんじゃい。これ一杯で、だいぶお腹が太りました(伊予弁)。



 さて、田村から一路北へ進み、鳴門大橋へ。橋を通ったことは何度もありますが、こうして橋自体を眺めるのは初めてです。



 シャム社長は60年間四国に住んでいて、渦潮をみたことがないというので、500円支払って「渦の道」に入りました。渦潮を上から見ることができます。この強化ガラスが割れることはないとわかっていても、この上に立つとなんだか不安な気分になります。その上、橋が揺れたりしますので。



 観測船で間近に見たほうがよかったような気もしますが、空いているときでないと、船も場所とりがたいへんそうです。また、何かの機会があれば、ということで。



 橋のたもとのおみやげもの屋さんの2階で、ご当地B級グルメのなるちゅるうどん(450円)を食べることに。キャラクターのなるとくんは、阿波踊りの扮装をしています。



 だしは関西風の透明なもの。具に、なると、竹ちくわ、油揚げがつかわれています。



 うどんが細めで不均一。そして、これがやわやわ。シャム社長は、お店のおばさんに「おいしかったぞな」と話しかけていました。おばさんは、「やわやわでコシがないでしょう。讃岐うどんの対極ですねん。またどうぞ」などというので、シャム社長は「またくるぞな」といっていました。ほんとうは、コシの強い讃岐うどんが好きなくせに、調子のいい人間です。まあ、それが商売繁盛の秘訣なんでしょうが。



 うどんを食べ終わってお店を出ると、シャム社長はふらふらちくわのお店に行きます。



 もう1つの徳島名物竹ちくわです。70歳のおじいさんが焼いていました。おじいさんが、「戦争でなにもないところから、わしらの年代が苦労して今の日本をつくったのに、つくったところでリストラで、いちばんバカをみた世代じゃ」などと語るのをきいて、シャム社長は意気投合していました。



 その場でも食べましたが、家にもおつまみ用として持ち帰りました。スーパーで売っているちくわとちがって、歯ごたえと弾力があります。身がつまってるという感じ。1本120円です。



 このあと、シャム社長の最新の趣味、お遍路にでかけました。