冒頭、いきなりモンターギュ家とキャピュレット家を想い起こすやうな伴奏に乗って映画音樂風の行進曲が奏でられる。続く他の舞曲も聴いたことのない珍妙なる旋律が次々と登場し、聴いてゐて飽きが来ない。今宵は、北欧のブラームスと言はれていないカール・ニールセンの、それほど知られてはゐない「アラジン」組曲といふ作品を取り出した。 . . . 本文を読む
テオ・ヴァン・デル・パといふ洋琴家がメンゲルベルクとショパンの協奏曲第2番を演奏したライブ録音が断片的ではあるが残されてゐる。1943年4月9日、アムステルダムでの演奏と記されてゐる。 . . . 本文を読む