浪漫亭随想録「SPレコードの60年」

主に20世紀前半に活躍した演奏家の名演等を掘り起こし、現代に伝える

ニールセンの「アラジン」組曲

2008年06月02日 | 忘れられた作品作曲家
冒頭、いきなりモンターギュ家とキャピュレット家を想い起こすやうな伴奏に乗って映画音樂風の行進曲が奏でられる。続く他の舞曲も聴いたことのない珍妙なる旋律が次々と登場し、聴いてゐて飽きが来ない。今宵は、北欧のブラームスと言はれていないカール・ニールセンの、それほど知られてはゐない「アラジン」組曲といふ作品を取り出した。 . . . 本文を読む