天然居士のとっておきの話

実生活には役に立たないけど、知っていると人生が豊かになるような話を綴りたいと思います。

ガーター勲章

2013-11-14 | Weblog
 ガーター勲章は、1348年にエドワード3世によって創始された
 イングランドの最高勲章です。
 本来は、ガーター騎士団の一員になるという意味があります。
 勲章には、「思い邪なる者に災いあれ」との文字が記されているとの事です。
 また、勲章の大綬の色がブルーであるため、
 ブルーリボンとも呼ばれています。

 ガーター勲章の由来として、女性の靴下止めとの説があります。
 エドワード3世が舞踏会で貴婦人とダンスを踊っていたとき、
 貴婦人の靴下止め(ガーター)が外れて落ちます。
 それを見た周囲の紳士、淑女が笑ったのに対し、
 エドワード3世はそれを拾い上げ
 「他人を悪く言う者に災いあれ」と言って、
 自分の足に付けたとされています。
 この靴下止めを落としたとされる貴婦人は、
 後にエドワード黒太子の妃となった、
 ソールズベリー伯夫人ジョアン・オブ・ケントであると言われています。

 1998年にイギリスを訪問した今上天皇は、
 ガーター勲章の最高位の「勲章騎士」に叙せられています。
 日英同盟の影響から、明治天皇以降の天皇は同勲章を保持しています。
 ヨーロッパ以外の君主でこの勲章を保持しているのは、
 日本の天皇だけで、両国の絆の深さの表れと言われているそうです。


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