『恋するフォーチュンクッキー』は、パレード映えする曲(ピーナッツ)

歌詞, メロディー ともに、特筆すべきものは 無し。いわゆる、平凡な曲だと思う。
でも、こういうのの中に、意外な "活かし場面"を持った曲って…ある。
初聴き…僕は、"パレード映えする曲"だと思った。
もちろん、それは、PVの影響もあるのだろう。赤＋白＋青のトリコロールカラーを全面に押し出したメンバーたちの衣装が、"パレコ(パレード・コスチューム)みてぇだな"…僕の勝手なイメージも多分にあるのだろう。
なんかね、「博多どんたく パレード」を想像したよ…この曲を聴き始めて すぐにね。
左右の沿道いっぱいに、鈴なりの人だかり。情報によると、20万人の人手だという…ホント？ 実感ない…。
僕は、その中の1人だ。
(あ、想像中です…)
先頭は、有名高校のマーチングバンドが、市長さんをはじめ、エライ人(大人たち)を引き連れてやって来てるみたい。遠～くだ。
800メートル先に見える人の群れが、5cm…動いた気がした。しかし、音は、まだ、聞こえてこない。だって、隣の家族の会話のボリュームの方が、まだ…デカイもん。
400メートル…かすかに聞こえてきた…なんの曲？
200メートル…あ！あの曲だ！人口密度の急激な増加とともに、パレード…心のワクワクが止まらなくなってきて…。
20メートル…子供たちが耳をふさいでる。そら、うるさいわな…生のブラスバンドの爆音。
大人数の練り歩きが生んだ スローなドップラー効果が 一瞬の解放感を与えつつ、先頭グループ(第1陣)の最後尾…完全に通りすぎた！ と、もう、その時には、第2陣が、あと100メートルまでに迫ってた。
少し向こうから来て、去っていく！の連続。それが、市民パレードの醍醐味。
僕は、『恋のフォーチュンクッキー』って、このシチュエーションで、最高に力を発揮する曲だと思った。(この曲のように) 平凡だけど、構成がしっかりしてる曲って、意外に、そうだよ。曲の凹凸が、ハッキリしている曲よりも意外にね…素敵に映る。
青い空…パレードらしく、爽やかでカッコイイ。
場面に恵まれると、脱皮する曲…っていうのかな？ あるよ。
個人的な理想はね、
第2陣…大人のサンバチーム
第3陣…ディズニーキャラクターチーム
第4陣…小学生の鼓笛隊チーム
第5陣…AKB48チーム
第6陣…全九州ゆるキャラチーム
・・・第180陣ぐらいまで続く超長蛇の列。
これ、AKBの時、盛り上がるで～。
ま、その時は、『恋のフォーチュンクッキー』を20回連続で歌わなきゃならんことになるけどね…。ただ、指原にとっては、ある意味、"故郷に錦"感…ハンパない環境になる。盛り上がるで～。
そして、こういうパレードの雰囲気にスッゴく合うと思うよ…『恋のフォーチュンクッキー』。
なぜ 合うか？ それは、僕…こう考えてんだ。
"『恋のフォーチュンクッキー』って曲は、「AKB音頭」的な趣を持っているから"
あの時、秋Pは、指原に、
"今回は、「音頭」でいくから"
"いや、あれは、違うから"…
たしかに そう言ったけど、僕は、本当にそうしたのだと思った。実は、それ、実行されていた…と思っているんだ。
曲調のこと, パレード用っぽい衣装であること, PVの内容…。
あと、曲の振り付けにそういう 「音頭」っぽいのが、いくつもあるのは、そういう「AKB風 音頭」を(特に)意識してのことだと思ったよ。
例えば、イントロで、左右に沿道っぽく分かれたメンバーたちの応援の中を 小さい集団(5人)がタテに前進してくるトコロ。
例えば、曲の終盤…くるっと回って、(体の正面) 両手を互い違いにシュッシュッ！ってトコロ。
例えば、糸巻きグルグル, (何かを)かつぐ動き, 網引きしてる？動き, 合いの手パンパン！ 等々…。
ああいうのは、完全に、「音頭」…というか、「盆踊り」を意識した振り付けだと思った。
あ、そやそや…。だって、ああいうパレードって、中盤から後半にかけてのチームは、ほとんど、婦人会や子供会とかの盆踊りチームになるからね。ま、(スタートを遅らせるのは)熱中症対策ってことだわね。
とにかく、僕にとって、『恋のフォーチュンクッキー』って曲は、定点(ステージ)ではなく、遠～くから来てほしい曲。動いてほしい(どちらかが…)曲。
『○○ 音頭』,『○○ 節』, 納涼盆踊り大会, 博多どんたくパレード, 『恋のフォーチュンクッキー』…。
平凡だけど、状況によっては 光る！ そういう曲もあると思うのです。
8月21日発売だっけ？
お盆も過ぎて、ちょうどいい頃…狙ったんじゃないのかなぁ～？