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AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

『永遠より続くように』。AKB48の世界観を守りたければ、全曲秋元康が作詞するべき。(ときめき研究家)

2012-12-21 07:01:57 | ときめき研究家
『永遠より続くように』。
『永遠プレッシャー』タイプDに収録されているが、音楽配信で購入。純粋に音だけで鑑賞した。
とは言え、秋元康の作詞ではないこと、テレビ番組とのタイアップでレモンの被り物姿で歌うこと、岡村隆史が参加していることは、予備知識としては入っていた。

曲はフォーク調で、散文的な「夢物語を追いかけるより 今の平凡な毎日に幸福を感じる」といった主旨の歌詞は、確かに「夢を叶えるために努力せよ」というAKBイズムとは一線を画している。
男言葉で書かれた詞を女性グループが歌っている点は秋元康の多くの詞と同じだが、この曲は私小説的で、男が歌うことを想定して書かれたように思われる。違う作詞家が書いた詞ということは実感できた。

少し前に、秋元康が「AKB48の世界観というものは出来上がったので、これからは別の作詞家に書かせてもいいかもしれない」といった主旨の発言をしたということを読んだ記憶がある。
しかし、それは「別の作詞家」にとっては大変不本意なことで、出来上がった世界観から一歩も出ない作品を、忙しい先生に代って量産するのは、創作ではなくアシスタントの作業に過ぎない。創作者なら、何か自分にしか書けないものを書きたいと思うはずだ。
そんなことを考えていたから、『永遠より続くように』とは、A面曲である『永遠プレッシャー』より長く人々の心に残るようにという意を込めた、反抗心を露わにしたタイトルなのかと思った。

しかし調べたら、『永遠より続くように』は、テレビ番組のスタッフが10年以上前に発表した曲のカバーなのだった。今回新たに作られた曲ではなく、ましてやAKB48が存在もしていなかった時の作品だ。タイトルは偶然だろう。埋もれていた過去のちょっといい曲を、番組の企画で歌わせてみたというノリなのだろう。

それでも新鮮だったし、耳に残る佳曲だと思う。こうした試みは、古い曲だけでなく、新曲でもやってみればいい。そしてオーダーされた「別の作詞家」は、「AKB48の世界観」を微妙に壊して、AKB48の新しい魅力をしたたかに創り出してほしい。
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