AKB48 チームBのファンより

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『直角Sunshine』は、チーム4最後のオリジナル曲か?(ときめき研究家)

2012-09-25 23:24:40 | ときめき研究家
チーム4の『直角Sunshine』は、ほろ苦くも前向きな青春の歌だ。

彼の受験勉強のために会えない夏休みを、健気に一人で過ごす彼女の歌だ。
受験が終わるまでデートは我慢しようと自ら申し出る『合格キッス』とは違い、周囲からの圧力で自粛しているようだ。「どんな愛にでも試練がある」と大人は言うが、高校3年(彼女は2年?)の夏にはその夏にしかできないことがある。でも、彼の合格と将来を応援したい気持ちは本物で、大人たちに逆らってデートに誘うほどの勇気はない。どうしていいのかわからない気持ちを持て余して、熱いアスファルトの上を裸足で走ったりしている。

『直角Sunshine』とは、太陽の光と何が直角なのだろうか。北緯35度の東京近辺だと、夏至の頃でも太陽光が地面に当たる角度は最大55度だ。
だから「アスファルト」とは55度。「ソーラーハウスの屋根」は、太陽に向かう南斜面に設置されているから、90度に近いかもしれない。「路線バスのフロント(ガラス)」は地面に垂直だから、35度のはずだ。
しかし、そういう科学的な検証は無意味だ。日光を「真正面」から受けていることを、「直角」と表現しているのだろう。「千手観音」「八方美人」「不眠不休」などと同様の誇張表現だ。彼女は今、青春の試練に真正面から向き合っているのだ。

「バス」は、自転車と並び、AKBグループでは神聖な乗物だ。「スニーカー」も、『あの頃のスニーカー』のように青春の象徴だ。そうしたアイテムを次々に登場させて、最後は「青春の坂道」と歌う。言わずもがな、岡田奈々の名曲のタイトルと同じだ。「青春は長い坂を登るようです」と歌った名曲と、時代は変わっても同じほろ苦さを歌っているのだ。
歌詞のほろ苦さとは裏腹に、軽快な曲調であることも、私の好みに合致している。

ところで、この曲を歌っているチーム4は、近いうちに解散することが決まっている。
チーム4名義で発表される曲はこの曲が最後になるのかもしれない。もちろんレコーディングした時にはチーム解散は決まっておらず、あるいは彼女たちには知らされていなかったはずだ。
しかし、改めて「最後の曲」として、いかにもという曲を作るより、普通の青春ソングであるこの曲が最後の曲になる方が、チーム4らしくていいのではないか。
『走れペンギン』『high school days』『直角Sunshine』、どれも発展途上のチーム4の魅力を引き出した素晴らしい楽曲だと思う。大切に、いつまでも聴き続けたい。
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