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小説アイドリアン 第二回 アイドルゆかりの地(ナッキー)

2010-11-22 23:00:00 | 注目の記事
小説アイドリアン 第二回 アイドルゆかりの地(ナッキー)

相撲を趣味とする者は、力士ゆかりの地を訪ねるのが、難しく言うと歴史研究、易しく言うとファンの楽しみとなっている。アイドルと相撲を趣味とするナッキーは、相撲でのこの楽しみ方がアイドルでは当てはまらないなあ、と感じていた。
相撲では、日本書紀に登場する野見宿禰の神社にだって、江戸時代に63連勝した横綱谷風の墓にだって見に行くことができる。69連勝の双葉山の生家は、双葉山の里として、博物館になって公開されている。

アイドルの歴史は、1970年の南沙織のデビュー曲「17才」からで、ほとんどのアイドルも、元アイドルも、まだ生きているから、ファンがアイドルゆかりの地を訪れようとすると、本人や周りの人に迷惑をかけるから、相撲のようなわけにはいかない。

ナッキーが幼少の頃、年上のいとこが家に遊びに来た時に、「近くの坂本九の家を見に来たの。九ちゃんのファンだから。」と会話したことを覚えている。のちに、柏木由紀子と結婚し、1983年の日航機墜落事故で亡くなった歌手坂本九である。あの当時は、ファンレターのあて先として、歌手本人の住所が本に載っていた「牧歌的な時代」だったのである。

ナッキー自身は、アイドルは好きだが、アイドルのパフォーマンスには興味を持っても、アイドル本人の私生活には興味がない。唯一例外として、アイドルの実家を見に行ったことがあるのは、中森明菜家の日章旗である。中森明菜より、山口百恵と榊原郁恵の方がずっと好きなのに、二人の実家を見ないで、明菜の実家を見るのも、バランスが悪いなあ、と変な思いにとらわれたことを覚えている。が、山口百恵が住んでいる国立に行ったこともなければ、榊原郁恵が住んでいたホリプロの寮を見に行ったりはしない。中森明菜の実家を見に行ったのは、たまたまの偶然だった。

27年後に、いくつかの偶然が起きた。
白鵬が4場所連続優勝で、62連勝となり、歴代記録の69連勝に挑戦するという偶然。
AKB48チームAが「目撃者」というセットリストを始め、ナッキーに、白鵬連勝記録更新(または連勝が途絶える瞬間)を、「目撃せよ」とけしかけたという偶然。
ナッキーが、白鵬の連勝を追っかけるほど相撲が好きだったという偶然。
普通は一週間も会社を休めないのだが、ナッキーが永続30周年の特別休暇がとれるという偶然。
白鵬の連勝記録の挑戦が、福岡だったという偶然。
そして、ナッキーがファンレターを一度だけ書いて、握手会にも一度だけ参加した明彩美が福岡の出身で、実家が料亭をやっているという偶然。

ナッキー
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1 コメント

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明彩美って (新参もの)
2010-11-24 21:20:47
誰何だろう?
私は今までのメンバーを全員知っている訳では無いので、知らないメンバーかも知れませんが…
福岡、研究生、実家が料亭、津屋崎と言う地名、
明彩美と言う名前がどうもあるメンバーにひっかかる。質問何ですが現役メンバーですか?
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