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『やさしくありたい』。柏木と指原の声が似ている?(ときめき研究家)

2015-12-03 06:00:00 | ときめき研究家
AKB48ベストアルバム『0と1の間』収録の『やさしくありたい』は、柏木由紀と指原莉乃のデュエット曲だ。この曲も、柏木と指原の声や歌い方が似ていて、聴き分けにくい。

そもそもこの曲は、一聴してすぐに、柏木由紀のソロ曲として書かれたのではないかと感じた。イントロからAメロの感じは、正に「ゆきりんワールド」ど真ん中。これまでの柏木のソロ曲、例えば『ショートケーキ』に雰囲気がそっくりだ。
無理やりにデュエット曲に仕立てられて、相方として投入された指原は、完全アウェイ状態で孤軍奮闘している。しかし、指原は昔からアイドル的な歌唱法を研究し、身に付けているので、柏木由紀的なアイドルを見事に演じ切ることに成功している。だから、2人の歌唱が非常に似ているのだ。

それでも何度も聴いて至った結論は以下の通りだ。
1番のAメロは指原、Aメロ繰り返しが柏木、Bメロとサビは2人で歌っている。
2番のAメロは柏木、Aメロ繰り返しが指原、Bメロとサビは2人で歌っている。

イントロからの「ゆきりんワールド」感から、1番の歌い出しは柏木と思い込んでいたが、すっかり騙されていた。これは指原だ。
2人の微妙な違いは、柏木がおろしたてのカシミアのマフラーだとしたら、指原はそれを一度クリーニングに出した後のようだ。充分ふんわりしているのだけど、比べると僅かに肌触りが違うのだ。
2番のAメロ繰り返し部分「友達ではできないことをしてあげたかった」という所の、「友達」という声が若干押し出しが強くて、指原だと明確に分かる。一方、「あげたかった」が「かあった」と弾ける感じなのは柏木同様、いかにもアイドルらしいテクニックだ。

「ゆきりんワールド」の曲だから柏木テイストで歌った指原の歌唱は見事で、彼女のサービス精神と器用さの成せる業だが、反面それがシンガーとしての個性の乏しさ、限界を示しているとも言える。どんな歌も器用に歌うが、これこそ指原だという持ち味が確立されていないように思える。タレントやプロデューサーとしては一流だがアイドルシンガーとしては一味足りない。指原大好きな総選挙分析ライターさんは異論があるかもしれないが。

楽曲そのものは素晴らしい。
『片想いより思い出を』と同様、告白して断られた後という状況を歌った歌詞だ。「告白なんかしなければそばにいられたのに」と後悔しつつも、「君のためできることが何もないのが悲しい」「他の誰かがいるのなら安心する」と健気に相手のことを思っている。これこそ無償の愛だ。「やさしさが余っている」というフレーズが目新しい。聴いていると穏やかな気持ちになる。


渡辺麻友と宮脇咲良のデュエット曲『クリスマスイブに泣かないように』の感想はこちら
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