AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

アイドルが「女優」に向いていない理由(ピーナッツ)

2015-02-10 07:14:30 | アイドル論
これは、″アイドル(活動)をやっていると、かなりの遠回りをしてしまう″ って 言った方がいいのかな? いや、いいのかもしれないな…ってことだ。そのココロ…
ズバリ!それは、「時間的な問題」だ。キッツキツのスケジュールが 大きな大~きな…要因。″役とゆっくり向き合う″という時間が 圧倒的に少ないアイドル生活だからね…。
大っ変申し訳ないんだけど、格好の材料 & 最適な例なんで、これ、堀北真希と前田敦子を比較させてもらうよ。それぞれが演じた…過去の主演作品『花ざかりの君たちへ~イケメン・パラダイス~』での二人の演技…その差だ。
僕が それ、最も表れてしまっていたと思っているのはね、二人の「走り方」だよ。要するに、そこ…「芦屋瑞希」として、どれくらい 仕上げてきたか?ってことだ。いわゆる、事前準備…。
そんなもん、セリフだけじゃあないからね、「女優」…。「走る」や「歩く」だって、重要な演技なんだ。
ましてや、このドラマの主人公である…この「芦屋瑞希」って女の子は、″走りなら 誰にも負けないっ!″ ていう設定だったんだ。
で、ぶっちゃけ、そこが ないと、″もう一度、佐野を跳ばせたい!″…この感情には繋がっていかないんだな、これ。(ちなみに、佐野 泉役…堀北版では、小栗 旬。前田版では、中村 蒼)…とにかく、お話が 根底から崩れてしまう。
だから、このドラマに関しては、特に、最重要事項!だったはずなんだよ…その「走り方」。
両シリーズとも、わりと1話?2話?ぐらいの…まあ 最初の方で、この走るシーンが 出てくる。
(堀北版は、マラソン大会。前田版は、体育競技大会のリレー種目として)
そこでの差…だよね。
まず、堀北は…ていうか、彼女の作品には、わりと ″走る″ 場面って、出てくんだよね。でも、それ、作品ごと…というか、場面ごとで 全部違ってる。変えてきてる。″走る″も感情表現の1つ…彼女が そう意識してる証拠だ。そして、それは、今作品でも そうだったって(だけの)こと。
この人は、いつも、役柄 〈 作品 なんだと思う。(このことは、彼女出演の舞台『二都物語』…その千秋楽終わりの挨拶を聞いてても そう強く感じた)。
とりあえず、彼女って、バスケ部出身なんだよね。で、バスケ出身ってのは、普通に走ったら(走っても) 出てしまう…2つのクセってのが あるんだよ。
1つは、ヒザを こうなんちゅうか…若干浮かした状態で走ってしまうこと。″そんなに強く蹴らない(風に見える)″と言ったらいいのかな? とにかく、スーッって…。
これは、体育館での スタート & ストップ の反復練習…キュキュッ! 無意識に 自らのヒザを傷めないように身に付いてしまった…バスケ部特有のクセだよ。だけど、彼女の着地から蹴り、それは…。
そして、もう1つは、バスケ部出身って、両肩の動きが カクカクッ!キビキビッ!って、細かく回転というか…前後運動しがちなんだけど(常に、ボールを受けられる体勢をキープしたい!というクセ)、彼女は、その両肩を 根元の肩甲骨とともに大きく大きく使ってる。真っ直ぐ & 大きな回転による推進イメージだ。要は、腰の動きへの連動なんだな。とにかく、陸上選手っぽく見えるように…の動きだ。
僕は、このバスケ出身者特有の2つのクセが 2つとも出ていない(克服? 修正?)ことが なんせスゴいと思って観ていたんだ…当時。
間違いなく、この人は、やってるよ…トレーニング的なことをさ。今度演るキャラクターの全貌が 分かった…たぶん、その日からね。すべては、「芦屋瑞希」になるためなんだ。でも、「女優」にとっては、当たり前のこと…。
だけど、一方の前田敦子の ″走り″は、どう? どうだったか?というと、僕は、テレビを観てて、こう思ったよ…
『Everyday、カチューシャ』のPVじゃんか ?! あれと一緒じゃん!″ってさ…。
完全に、「前田敦子」の姿が あのトラックの中にあった。「芦屋瑞希」なんて いなかった
。だから、あの時、そんな芦屋瑞希を目で追いかけてる(次のランナーである)中村 蒼のアップのシーンが あんなにウソっぽく見えた(映った)んだよ。
監督から、″腕を振って、一生懸命走ればいいから…伝わるから…″以上!の…当日限定キャラクターが そこには あったんだろな?…って、たやすく想像できるレベルの出来、そんな ″走り″…。
堀北版…当時のインタビューで、覚えているものがある。
それは、佐野 泉を演じた 小栗 旬の何気ない一言…
″俺たちもガンバんねぇとな~って…″
小栗が ハイジャンプを跳んでるシーンは、実際、彼自身が跳んでいるという…これの意味すること。そして、堀北版は、そういうシーンが(他にも)…本当に ″引きの画″が 多い。
一方の中村 蒼の方のそういうシーンは?というと、走り出した表情のアップ→踏み切りの右足のアップ→バーを超えるか?超えないか?の下からのアップ→マットに背中から落ちた時の中村…表情のアップ→バーが どうなったのか? という単体アップ…。
″アップの画″の連続が 意味するものとは?…
当時、前田版が 始まった時、
″堀北版の男性キャストは、あんな豪華だったのに、あれでは、あっちゃんが かわいそう…″って、かなり言われたけど…。その視聴率が 発表される度に、毎週 言われてたけど…僕に言わせたら、″違うよ!″ だった。
″男ども…いや、若手俳優たちの心に 火をつけたか?つけなかったか?″…その一点だと思っていた。だって、主演でしょ? 座長でしょ?
でも、同時に、こうも思ったんだな…
″もしも、もし…彼女、堀北真希が AKBのセンターだったら? だったとしたら? そういう生活を送っていたとしたら?″…と。
僕は、あの時の「芦屋瑞希」…その完成度は、なかったと思う
。事前準備なんて…到底 出来なかっただろうからね。
″よし!いついつ クランクイン! からの3ヶ月は、この作品一本な! あ、時々、番宣あるから、そっちもよろしくな…頑張っていこう!″
このスケジュールでないとね…基本的に無理だと思う。
とりあえず、あの「走り方」は、出来ないよ。
あと、僕、前田敦子って人は、″やる″人だと(だった)と思ってるんだよね…時間が あったなら?さ…いろんなこと、取り組みをね。お見受けしたところ…たぶん、彼女は、そうだわ(そうだったわ)。
要するに、「アイドル」で、特に、前田のような「トップアイドル」で いることは、″台本と格闘できる才能″を奪う,奪ってしまう…ってことだよ。
僕、前田敦子のアイドルとしての活動期間を考えると、「女優」…9年 遠回りしていると思ってる。それもふつうの9年じゃないよ。最も多感な時期の9年だ。当然、差は出るわ。ただ…
ただ! その辺は、当の本人も よく分かっているみたいで…。だから、あの発言になるのだと思った。
アイドルなんて、簡単ですよ″…と。
「アイドル女優」→「女優」・・・ 。 前田敦子、只今 もがき中…。武器は、同年代…誰よりも 板の上、それも厳しい目…監視の中での 板の上に立っていたという経験のみ。
直接は、関係ないけど、関連は ありありです。活かすか殺すかは、本人次第…。

【堀北メモ】
『男どもとの距離感』
当時の男性キャストのインタビューによると、堀北ってのは、この収録期間…(男どもとは)ずっと 付かず離れずの距離…しかし、いっつも イジられる距離には いたそうだ。
だけど、堀北本人は、自分が イジる側,イジり役だと(最後まで)思っていたらしい。
『黒木メイサとの話』
女優・黒木メイサとは、彼女が結婚するまで、ニコイチのように仲が 良かったらしい。
事務所が 一緒、年齢が(たしか)一緒、寮(最初、住んでたとこも)一緒…ってのが その理由。
この二人…どちらが 男? 女? らしっぽく見えます? たぶん、逆。
黒木のとこに、″付き合ってください!″的な電話や、まあ おかしな電話があったりすると、いつも、″ちょっと代わって!″と、その電話相手を威嚇退治してくれるのだそうだ(黒木メイサ談)。
この人が 男。堀北真希とは、本来の性格が 男っぽいのだ。だから、本人にとっては、男同士っぽい部分…居やすかったのかなぁ~、と。
『田山涼成さんの話』
これは、俳優の田山涼成さんが、関ジャニ∞の番組で話した話。
″その世代、一番スゴいのは、堀北真希だ!″と。田山は、彼女が 初舞台の時の共演者らしい。
千秋楽のせり下にスタンバってた二人…。最後のシーンで、この場所から舞台上にせり上がりマシーンを使って 登場!のタイミングを待ってたんだな。
″共演できて嬉しかった。ありがとう。最後、頑張りましょう!″…田山が こう言うと、堀北は、
そのそばにいた人(安全確認 & そのせりを動かす人)に こう話しかけたんだそうだ…
″すみません、まだ、時間あります?″
そして、時間が あることが 分かると、
″じゃ、すいません、田山さんとのツーショット…それ(ケータイ)で 撮ってもらえませんか? 私の宝物にしたいんです…″
パシャリ!
そして、ほどなく、時間…
″さ、行きますよ!″
その時の堀北のキリッとした横顔と度胸と気遣い,切り替え…それが 忘れられないのだそうだ。あと、意外に男っぽい部分も…。
【前田メモ】
『日傘の話』
これは、「週刊女性」「女性セブン」に書いていた話。どこまで本当?の内容なんだけど、でも まあ…単独では なかったので、半分は 本当なんだろう…。
つまり、そのドラマ収録の裏話…″前田敦子は 孤立している″という。でも、これ、前田本人が 原因ではない。
休憩ー!ってなると、マネージャーが すぐに日傘を持って やってきて、前田の隣にスタンバイ。飲み物とともに日焼け用の日傘で 彼女を覆ってしまうのだそうだ。
もちろん、男どもも 涼しい日陰で 一休み…なんだけどね。でも、僕は、その光景を想像したよ。
アイドルって、マネージャー等…周りの人間が潰してしまうケースって、往々にして…ある!と思っているのよね~。

【堀北メモ(プラス1)】
『六ちゃんの話』
彼女が 『Always ~三丁目の夕日~』で 演じた「六ちゃん」というキャラクター。方言指導が入る前に、もう…ある程度、基本は、出来ていたのだそうだ。で、本番は、その全編方言のセリフの言い回しも含め 完璧で 、とにかく「存在感」に集中していたそうで、作品の中における「六ちゃん」の立ち位置に悩んでいたそうで…。
ていうか、それ、役自体…難しい役だよ。
アイドルの人は、アイドル活動をしながら、あれが 出来るか?…って思うんだよね、「女優」…。
【AKBメモ】
実は、1人だけ…
いい時期に選抜から離れ、いい時期に卒業し(もちろん、AKBの活動は、しっかりとやり遂げた上でね)、今、サプライズ?とかで、「後輩たちのリクアワ」…その成長,巣立ち & 一本立ち,注目度,主役の座を奪うことなく、邪魔することなく、女優道…ものすごく いい環境で邁進し続けている 元メンバーが いる。
この人は、卒業前(だいぶ前)から、たまたま?そういう状態だったんだよなぁ~。
将来は、知んない。でも、「女優」に 最も近い人なんじゃないのかな? とか 思っている。
秋元才加。かなり前から、最も専念出来てる人だと思うな。
でも、AKB的には、彼女が 1番じゃ…まずいんでしょ

基本的に!
女優」になりたいのなら、AKBにいてはイケナイと思っている。
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1 コメント

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Unknown (ナッキー)
2015-02-11 20:34:10
ピーナッツさんの文章に賛同。
読者のみなさんに、特に読んでいただきたいフレーズに、勝手ながら色をつけさせていただきました。ナッキー
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