AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

コントで描く、アイドル仕掛人たちの世界(ピーナッツ)

2015-06-30 18:00:00 | AKB48
「LIFE!」(NHK)というコント番組が好きで、毎週 観てる。
シリーズ化されたコントの中に、″アイドル仕掛人たちの舞台ウラ模様″…を描いたものが、あってね。また、これが、面白くってね~。チョイご紹介。
タイトルは、「おっさんが作っている」。
コンセプトは、″私たちは気づいていない。この世のものは、結構、おっさんが作っている″…それをコントで拡大表現したものだ。
コントのパターンは、いつも同じ。こうだ。
今日も 小さな会議室で、自分たちが手塩にかけて育ててきた アイドルグループ「放課後おとめ組」のことを嬉しそうに話してる…プロデューサー3人(内村,田中,塚地)。ま、簡単にいうと、それぞれの想いが強すぎて、どんどん脱線…。ある時は、胸ぐらの掴み合い。ある時は、まるで青春ドラマのような展開。
涙,怒号,ゴメン…俺が悪かったよ。
そこへ、プロジェクト唯一の女子(臼田あさ美)が、部屋に入ってきて、その熱さに 水をさすような一言を言ってしまう。そして、3人は、ブチ切れる!という展開 & オチ。
″お前に、女子の気持ち分かんのかよー?!″
ま、そういうコントだ。でも、これ、結構ハマるんだよな~。
そして、同時に、いつも思ってしまうんだ…″アイドルを手掛けてる人って、こんな感じなんかな~? そういう仕事、そら 大変なんだろうけど、楽しいかも? また、実際、「アイドル」として活動してる子は、あのコントを観て、どう思うんだろうか? いや、観てんだろうか?″ってね、木曜10時にさ~。
とにかく、よくできたコントだわ。

あ、基本情報を…。
コント「おっさんが作っている」
「放課後おとめ組」は、5人組のアイドルグループで、メンバーは、ささりん / 石橋杏奈(センター),まなぴょん,さなっち,かーみん,やなじゅん。結成2年目?
で、プロデューサーは、
「榎木(えのっち)」…作曲担当・昔風こだわり系プロデューサー(内村光良)、
「柴山(しばやん)」…作詞担当?・オタク系プロデューサー(塚地武雅)、
「?」…衣装担当・中立気質なんだけど、実は、1番の熱血系プロデューサー(田中直樹)。この3人。
【主なシングル(?)】
『2両目のキセキ』
『オラオラおとめ組』
『サンキュー女子力』
『夏色ハイタッチ』
『魔法使いはもういない』
『虹色ステップ』
『きみとの一歩』
『ティーンズ革命』
『ごきげんクレッシェンド』
『セピア色の偶然』
『ごめんねチョコレート』
『遠回りの青空』…etc。

いや~ 前の「衣装決め & 振り付けチェック」の回は、面白かったなあ~。

小さな小さな会議室にて。
新曲の振り付けチェックをしているのは、2人のプロデューサー(2人のおっさん)。この曲で、「16歳の女子高生の切ない片思い」を表現させたい2人…。
そこへ、当たり前のように、紺とピンクの肩かけワンピースを着た 衣装担当…もうひとりのプロデューサー(おっさん)が、合流する。そして、賞賛の時間、のち激論。
さて、次は、″この衣装が、本当に この曲に合うかどうか?″だ。
″じぁあ、俺も着てみるよ″…
そして、『2両目キセキ』の決めどころ、″こっちを向いてと″ のところのポーズは、果たして どっちがいいのか?…それを熱く熱く語り出す3人…当たり前のように、その衣装を着た状態で…。
そこへ、唯一の女性社員(臼田あさ美)が入ってくる。そして、あまりの衝撃光景…にうろたえてるところに、″な、どっちがいいと思う?″…。
彼女は、思わず、″どっちでもいいです″と答えてしまう(悪気なし)。すると、3人のプロデューサー(3人のおっさん)の表情は、みるみる 鬼の形相に変わっていき…。

僕は、このコントを観ながら、″あ~ こんな感じもあるのかな~? あと、″プロデュースしたての頃は、メッチャ…ていうか、(このコントみたく)一番面白いのかもな~?″と、想像。
「アイドル」をプロデュースする…ってさ。

先週放送された「コンサートの曲決め」の回も面白かったな。

場面は、同じく、小さな小さな会議室。
ホワイトボード周りには、「2nd アニバーサリーライヴ in 飯田橋アリーナ」と書かれたポスターが…。
セットリストについて、嬉しそうに議論している プロデューサー3人。もう 悩むことすら 幸せで仕方ない3人のおっさん…。
次期センターは、誰?
暗示が必要! だから…
ええっ、そこ!?
いきなり!? ウソでしょ?
やべーよ、これ、ウヒョ―!
…興奮のるつぼと化す 会議室。
そんな中、ある問題が発覚し…という問題作。
ただ、オチは、いつもと同じで、″あの野郎!女心、全然分かっていない!″と追い回される唯一の女子社員という構図。
とにかく、″あの子たちへの愛ゆえの″というコント。
面白かったな~。
でも、これ、たぶん、AKBメンバーとかも観てたりすんじゃないかな? 話題になってたりすんじゃないかな? このシリーズは…。
ところで、「放課後おとめ組」の石橋杏奈以外の4人さん。彼女たちは、本当のアイドルさんなのかな? それだけ分からない。調べようがない。
とにかく、「アイドル」を あの角度から見たモノって、非常に珍しいかったので、すごく新鮮でね~。だから、チョイご紹介。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

渡辺麻友『出逢いの続き』とカップリング曲を聴く。(ときめき研究家)

2015-06-30 07:00:00 | ときめき研究家
ドラマ『戦う!書店ガール』の主題歌で、渡辺麻友5枚目のシングルだ。
4枚目『ラッパ練習中』から、2年もブランクが空いた。ドラマ主演の話がなければこのシングル発売もなかっただろう。アイドルの2年間は貴重な時間だ。その間には、AKB48のアルバムでソロ曲(『純情ソーダ水』)があったりもしたが、もっとコンスタントにシングルを出してほしいものだ。
ソロ歌手としての魅力があるのだから、柏木由紀のようにソロコンサートも開催してほしい。

『出逢いの続き』。
凛と張り詰めたようなメロディーに、麻友の硬質で透明な声がマッチして、緻密な世界を構築している。ピアノだけの伴奏に合わせて歌い始める麻友の声は、繊細なガラス細工のようだ。
ドラマの主題歌としても非常にマッチしていたし、今の麻友によく似合っている曲だと思う。
また、歌うのは相当難しい曲だと思われるが、「ミュージック・フェア」での生歌は、CDよりむしろ力強く、上手に歌えていたと思う。麻友の歌手としての才能を改めて認識した。
歌詞は、運命的な出逢いを歌ったもので、曲調によく合っている。ただ、やや理屈っぽいきらいがある。特に、冒頭の「出逢いの中で続くものって 未来のために選ばれたもの」という一節は、「もの」という名詞の使い方が説明的で、詩的でないのが惜しい。
この歌の主人公は、少女ではなく大人の女性だ。美少女だった麻友も二十歳を過ぎ、すっかり「きれいなお姉さん」だ。社会人役でドラマに出ても違和感がなく、だから歌の中でも歳相応の世界を歌うことになったのだ。これはこれで魅力的だが、美少女の歌ももっと聴きたかったという寂しさもある。2年間のブランクが惜しいというのは、こういうことだ。


『紛らしている』。
カップリング曲で一番印象的な曲だ。
ハードロック調の曲で、シャウトしている。発声の前に息を吸う音がハッキリと聴こえる。斜に構えたような、べらんめい調の巻き舌。麻友のこんな歌い方は初めてだ。何という引き出しの多さよ。
ところが、そうして歌われる歌詞は、一方的な片思いにいじいじと悩んでいる幼い女の子の歌で、歌い方とのギャップが大きい。そのギャップがこの曲の狙いなのだろう。
自分の臆病さを紛らすためにテレビをつけているという設定は、孤独を紛らすためにテレビを消音でつけているという『音を消したテレビ』とも通じるものがある。


『夕暮と星空の間』。
タイトルがいい。日が落ちて、完全に暗くなるまでの時間のロマンチックなムードを想像させ、どんな曲なのだろうと期待させる。
シンプルな和音の伴奏に合わせて、美しいバラードが始まる。
歌詞に耳を傾けると、夕暮れのバス停で彼女と別れて、暗くなるまでそのバス停で独り立っている男の歌だ。いや、更によく聴くと、彼女と別れたのは何年か前のことで、現在の男は同じバス停を訪れて、彼女との恋を思い出していることが判る。時制が交錯した、重層的な歌なのだ。
彼の後悔はよく判る。共感できる。なぜあの日、バスに乗る彼女を引きとめなかったのか。何かをしてしまった後悔よりも、しなかった後悔の方が大きいというのは真実だ。もし引きとめていれば、その後星が見えるまでの長い孤独を感じることもなかったし、毎年未練がましく同じバス停を訪れることもなかった。
切なく苦い男のセンチメントを、麻友の透明で硬質な声が、どうしてこんなにリアルに表現できるのだろう。淡々と続く美しいメロディーは、どうして聴き手の胸の奥深くに眠った悔恨を呼び覚ますのだろう。私もまた、今も夕暮と星空の間にいる。
歌詞の最後の「インターミッション」という言葉の選択だけが残念だ。辞書を引くと「中断」「休止」「幕間」などの意味があるようだ。夕暮と星空の間の時間、彼女と別れた日から現在までの時間、その両方を指しているのかと思われる。しかし、曲の最後に、スッと頭に入ってこない英単語を選ぶのは効果的とは思えない。


『横顔ロマンス』。
彼と初めてドライブに誘われ、助手席から見る彼の横顔にときめいている歌だ。
少女の素直な感情が歌われていて、気恥ずかしくなるくらいだ。
2人はまだ付き合っているとまでは言えない状況で、微妙なぎこちなさや戸惑いが細やかに描かれている。「誘ってくれた理由が知りたくなる 気まぐれだと言われても嬉しいよ」の「嬉しいよ」の語尾が、麻友独特のニュアンスでキュンとなる。媚びるのでなく、言い放つのでもない。素っ気ないけれど真っ直ぐな気持ちがこもった「嬉しいよ」だ。こんな歌い方を他に聴いたことがない。
恋人と2人でドライブする歌は、実は80年代が最も多かった気がする。
最近は若者の「車離れ」が顕著で、車を買わないどころか免許も取らない若者も多いと聞く。デートはドライブするよりもカラオケボックスかクラブということになるのだろうか。
AKBグループには、ドライブの歌は結構ある。『初めてのドライブ』『女の子の第六感』『そこで犬のうんち踏んじゃうかな』『姉妹どんぶり』など。最後のドライブになりそうな歌では『Bird』『黒い天使』『愛しさのアクセル』など。AKBグループが80年代を継承しているのは、こんな所にも表れている。


『女の子なら』。
女の子ならお洒落をしようという歌。CM提携しているアベイルのテーマソングにふさわしい歌詞だ。露骨なCMソングではないが、お洒落をしたい、可愛くなりたいという女の子の気持ちを素直に歌っていて、服など買いに行こうかという気持ちにさせる。
すれ違う人が振り向くようにお洒落になりたいというのは、『コケティッシュ渋滞中』にも通じる歌詞だ。


『ラッパ練習中』発売時の記事は以下。
その1
その2
その3
その4

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする