この寒さ、せめて「設えでも、春待つ気持ち」。
本当に寒い日が続いています。
まだ冬に入ったばかりの思いですが、寒い。
「一気に春が待ちどおしい」
旧藩主の七言絶句。
「一堆新雪暁寒加 」
このお軸、勝山藩主(八代)、「小笠原長守候」直筆、掛け軸。
藩士のかたわれであったご先祖が、
殿様からいただいた書です。
大切にしているものの一つです。
「化堂」は、旧勝山藩主(八代)、小笠原長守候の号。
筆運びが独特。
「一堆新雪暁寒加 (一かたまりの新雪、暁に寒さ加う)
何料早逢春物嘉 (何料らん、春ものに早く逢うよろこび)
若無酬謝驚人句 (こんな喜びに価値が無ければ、人は驚くだろう)
奈此天魁数点花 (すべての場所に、あまたの雪のような花を点ぜん)
峰恵さんにお礼として、早春に、絶句(四行詩)を添えんとす。」
気持ち、春待つ心。