tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

吹雪の静寂の中、今年最後の「早朝坐禅会」参加。

2017年12月17日 | 坐禅会

昨夜半からの降雨は、午前5時ごろから雪に変わり、

強い風と共に猛吹雪、玄関先は5cmの新積雪。

薄暗い中、滑らないようにと「スパイク付、ゴム長靴」で。

禅堂入り口、坐禅会やるよの看板。

 

 6時の屋外はまだ真っ暗。

悪天候のせいか、年末のせいか、参禅者は4名、

少し遅れで福井からの女性が加わり、5名となった、

6時5分前には全員着座。

 

禅堂内の設え

お釈迦様の修業からお出になった図(軸)

 

風は止まったが、深々と降る雪は、静寂さを際立たせている。

どうされたことか、老師は、6時の梵鐘にも立たれず、

「小鐘3つ」、スタートである。

ストーブのスイッチも切られ、禅堂内外は静けさ

時たまなく暁烏の声のみ耳に入る。

 

しばらく座り、老師から坐中のお話し。

坐禅の基本事項3つ、「整身・整息・整心」を静かに説かれた。

また、道元禅師様の教えは、ただ座るだけと言われる「只管打座」

心を集中するだけで座りに徹する、

それだけではない「宴座」など、楽しむ坐禅もあるとのこと

初めて聞くお話しかも。

また、良く説かれるお話しでは

「なぜ坐禅をするのか」も、重ねて説かれる時間。

ある高僧と弟子の逸話があり

弟子から「過去の悪行を取り除いてほしい」と欲すると

師は「お前の思う、すべての悪行を羅列しなさい」と、

かなりの時間を掛けた弟子は

「よくよく考えると、何が悪行か分らなくなった」と告白、

これを聞かれた師は、「それで、お前さんの悪行はすべて払拭されたのだ」

と説かれた、由。

意味深長で考えさられる師弟の逸話である。

私には、理解できなかったのですが。

最後に老師は「それぞれの個性なのだ」と。

12月初め1週間の「総本山での摂心」は、4日目でギブアップ(足腰が不調)

と無念を告白された。

ご健康でいらしたはずが、やはり突然の変調か、

1月・2月の「早朝坐禅会」は、

お休みを決めた。(再開は3月から)。

コメント (4)
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