新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

Indian Wells

2017年03月14日 | 日記

 女子マラソンに新星が登場した。手をあまり振らないで忍者のように走るところがおもしろい。日本女子の歴代記録のなかでは4位になるらしい。野口みづき、高橋尚子を追いつき、追い越せの勢いがある。
 大相撲の場所中は、髷を結えないほどのスピード出世を果たした力士の成績が気になる。これまで逸ノ城、遠藤といった力士に注目したことがあったが、期待したほどには伸びていない。
 野球の侍ジャパンにはスター選手が参加してないので、それほどの期待はしていなかったが、4連勝と勝ち続けているようだ。アメリカがそれほど強くないらしいので、優勝するチャンスがありそうだ。
 春の選抜高校野球がまもなく始まる。早稲田実業の清宮くんははたして何本のホームランを打つか。
 ATPテニスには西岡という若手選手の試合をいまNHKが中継している。NHKが中継する試合の幅を広げたようだ。むろん錦織の試合のほうが視聴率が圧倒的に高いだろうが・・。

 ところでこのテニス・トーナメントがおこなわれているIndian Wellsという地名は私にとっては気になるところだ。アメリカ合衆国カリフォルニア州南部、ロスとサン・ディエゴの間に位置する。高級住宅地とされるパーム・スプリングズに近い。Indian Wellsという泥臭い地名にもかかわらず、ここも金持ち階級のリゾート地のようだ。Wellは可算名詞として使われると「井戸」を意味する。Indianはいうまでもなくアメリカ先住民のこと。つまりこの地はむかし先住民たちが住み着いて井戸を掘ったところだろう。雨が少ない地域、砂漠といわれる地域で井戸から水を得て生活していたことがうかがわれる。
 南北アメリカ大陸の先住民たちは、ずっと昔アジアから渡った人たちだといわれる。東南アジア、シベリアからアラスカを経て南下し、メキシコ、ペルー、チリまでも南下していった。シベリアとアラスカの間にはある時期、橋が架かっていた。構造物としての橋ではない。大陸間が地続きになっていたか氷河で人や動物が行き来できる状態になっていた。
 メキシコではその先住民たちが、スペインから渡ってきたヒスパニック系と対峙し、交わっていまのメキシコを作り上げた。文化的にもメキシコ独自のものを発展させたが、どこかにスペイン本国へのあこがれを残しているところが興味深い。闘牛士にしても、メキシコで一人前になるのでなく、メキシコで修行をしたあとでスペインへ渡り、一旗揚げることによって一人前の箔がつくと考えているようだ。
 さてアメリカ合衆国内の先住民は居留地に追い込まれて肩身が狭い思いもしているようだが、もっともっと交わることを考えてほしい。交わることによってより美しい人種が誕生する。それは世界中で立証されていることだから。






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