きょうは朝から煙突口での温度が75度前後をキープし、なにごともない一日でした。このままいけば、3月3日木曜日の夜7時ごろに焼き上がり、窯止めになります。
しかし暗くなってからの窯止めはできれば避けたいところです。そこで焼き上がりの時刻を早めるために、空気口を広げ、煙突口を広げました。
焚き口下の空気口は、その前に煉瓦の破片などの障害物を置いて空気の流入をある程度絞っています。その煉瓦を空気口からすこし遠ざければ空気の流入量が増えます。煙突口には生木を3本おいて、煙の排出量を抑えています。その生木の本数を減らせば煙の排出量が増え、結果として窯内の炭化を早めることができます。
かたい上質の炭を焼くにはゆっくりと炭化させるのがよいのですが、夜の作業を避けるために炭化速度を多少速めます。上質の炭を焼き上げることと私たち作業者の基本的生活習慣を崩さないこととは二律背反です。趣味で炭を焼いている私たちですから、生活優先でいきます。