新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

ワクチンの副反応が出た

2022年07月30日 | 日記

 朝起きるとなんとなく体がだるい。きのうワクチンを接種した。そのせいか。37.2度の熱がある。しばらくエアコンをつけて快適な温度のなかで寝転んでいた。36度台に熱が下がり、けだるさも解消した。
 知人のなかには60歳を過ぎた人でも3度目のワクチンで副反応が出た人がかなりいる。4度目はどうしようかと考え込むほどの症状だったようだ。私の場合、ある程度覚悟していたが、1時間あまりで症状が改善し、事なきを得た。
 微熱があることを知った瞬間、ワクチンの副反応だろうとは思った。しかしほんもののオミクロン株に感染している可能性がゼロではない。感染していればたいへんだ。まわりに迷惑をかける。これだけは避けたい。症状が解消したことで、心配性の私としてはひとまず安心した。
 高校生、大学生など若い人たちはワクチンの副反応が深刻なようだ。1週間ほど続くことがある。25日に3回目のワクチンを接種することになった女子高生は、今度いつ来れるか分からないといっていた。それほど副反応の症状が長引くことを心配し、わざと夏休み中に接種する計画を立てたようだ。
 若い人たちのワクチン接種が進まない原因が副反応にあることは間違いない。ワクチンに害がないことをもっと声高に周知するべきだろう。副反応の深刻さと感染した場合の深刻さを天秤にかけて、ワクチン接種を促進するいまの政府側の進め方にはいまいちついて行けない部分がある。ワクチンの害をいっさい電波に乗せない策略にも不満を抱いている。

 写真は29日夜に開いた月下美人。



第7波到来

2022年07月25日 | 日記

 いまテレビニュースで郷ひろみが感染した、ネットニュースで木村佳乃が感染した、東山紀之が濃厚接触者になったと報じている。きのう千秋楽を迎えた大相撲はずいぶんおおぜいの力士が感染または濃厚接触者になったために休場していた。それぞれがどのような場面で感染したのか、その可能性をもっと語ってほしい。そうすれば気のつけようがあるのだが・・。
 私自身は毎日、混雑した電車バスに乗るので、自分なりに考えて気をつけているつもりだ。不織布マスクを二枚重ねにし、1日に5枚を使い捨てている。電車の中では話をしている人に近づかない、吊革をつかまない、ドアを自分で開けての車両移動をしない。つまり他人が触ったところを触らないことと、他人の飛沫を直接、浴びないように気をつけている。公共トイレを利用したときにはていねいに手洗いをする。携帯しているアルコールで頻回に手指を除菌する。帰宅したときにはすぐに手洗いとうがいをする。これらが奏功しているのかどうか分からないが、今日までいちども感染していない。近々4度目のワクチン接種をする。
 毎日、大手メディアが新規感染者数を発表する。あまりの多さに愕然とするが、ほとんどが無症状か軽症のようだ。それなら2類相当を5類に分類しなおし、季節性インフルエンザなみの扱いにすればよいものを、それがなかなか簡単ではないらしい。高橋洋一氏によれば「利権が絡むから、簡単ではない」のだそうだ。日本医師会か。医療機関か。製薬会社も含まれているのか。今のところ、お上から行動制限を課されていないのはありがたい。


英検2級に合格

2022年07月18日 | 日記

 嬉しいことがあった。長い間、英語を教えている高3の女子生徒Tさんが英検2級に合格した。
 高1の8月からずっと教えている。はじめは英検3級を受験するために私のところへ来た。10月の一次試験に合格し、11月の2次試験にも合格した。首尾よくいった。翌年の5月6月に準二級に挑戦し、みごとに合格した。英語全般の力を試されるのが英検だ。英検まえのみならず英語の授業を補う勉強の面倒も見てきた。順調に伸びていった。
 今年1月末に英検2級を受験した。はじめての不合格。この直前、学校がとつぜん休校になった。新型コロナが急に感染者数を増したせいだった。放課後の活動もできなくなり、私の仕事も休止せざるを得なくなった。十分な準備ができず、受験には失敗した。英検はコンピューター使用のものを除けば年3回しかおこなわれていない。
 そして6月はじめ、英検2級に二度目の挑戦。筆記とリスニングの一次試験にどうにか合格した。英検二級はふつうにいえば高卒程度の英語レベルを要求される。しかもリーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4技能がまんべんなくできることが要求される。一次試験を終え、自己採点した結果、リスニングのできが悪かったといっていたので心配した。結果はギリギリで合格。そして7月3日の二次試験もギリギリで合格した。よかった。Tさん以上に私のほうが小躍りして喜んだ。
 Tさんはけっして優等生タイプではない。言われたことをこつこつと地道にこなしていくタイプだ。授業をもっている教員からも、最近、目立って成果を上げていることを聞いている。この秋には志望校を推薦受験する。そのためには学校の評定値をよくしておかなければならない。1年、2年での成績はなんとかクリアできている。そこへ英検2級合格を推薦材料に加えられれば鬼に金棒になる。
 ほかに何人か継続的に指導している生徒がいる。この年齢では、短期間にしてじつに驚くほどの伸びを示す生徒がいる。それが決してめずらしくない。若いってすばらしい。


美しき愚かものたちのタブロー

2022年07月17日 | 日記

 凶弾に倒れた安倍元総理についての評価が二分しているようだ。モリカケ桜問題を執拗に追求し、集団安保法制に異を唱える人たちと、日本の行く末を考えながら内政外交を展開し、歴代最長の政権を築き上げた実績を重視する人たちだ。異種の意見が対立すること自体が民主主義の根幹なのだから、これはこれでよい。ところが岸田総理が憲法改正をできるだけ早く発議したいと発言したときに、前者に属する人たちが比較的おとなしくしているのはなぜか。左派系の人たちにダブルスタンダードはないか。今後を注視したい。

 原田マハ「美しき愚かものたちのタブロー」を読了した。戦後まもないころ、フランス政府に接収されていた「松方コレクション」を取りもどした人たちの話であり、実話を元にした小説だ。歴史小説といえる。司馬遼太郎、吉村昭に劣らない。原田マハさんには、作品を読むたびに美術の名品について一品ずつ開眼されていく。前回はクロード・モネの「睡蓮」だった。今回はゴッホの「アルルの寝室」だった。
 川崎造船所社長だった松方幸次郎は、絵を鑑賞する十分な目をもたないのだが、日本の若者たちに本物の絵を観せたい、それには絵を集めて美術館を作らなければならないと考えた。何人かの協力を得て、財力にもの言わせ、パリで絵を買いまくる。だがそれらを持ち帰れないまま、第二次世界大戦が始まってしまう。敗戦国になった日本人の財産は、戦勝国フランスに接収される。松方の病死後、吉田茂らが松方コレクションを取りもどしてこそ戦後日本の復興だと、取りもどしに尽力する。高名な美術史家が登場するいっぽうで、無名な日置訌三郎(「こう」は金偏の字だが、うまく出せない)というみすぼらしい老人が登場する。解説者によれば実在した人物らしい。
 日置は若いころパリで松方の秘書のような立場で仕事し、松方が会社経営の危機に瀕し、社長を退いたあとも忠実にその松方コレクションを命がけで守り抜いた人物だった。パリの女性に恋し、二人で極貧の生活に耐えながら、ナチスドイツの侵略からコレクションを守り抜く。病没する直前の女性を励ましたのが、コレクションのなかにあった一枚の絵「アルルの寝室」だった。
 無名の人を掘り起こし、魅力ある人物に仕立て上げる。これこそ歴史小説家の腕の見せどころだろう。他の作品をますます読みたくさせる。


医療保険が満期になる

2022年07月15日 | 日記

 午前、富国生命の人の訪問を受けた。
 現在加入中の医療保険が満期を迎える。この先、無保険というわけにはいかないだろう。いまの保険をあと5年、継続するか、あるいは類似の別の保険に切り替えるか、さらには死ぬまで保障してくれる終身保険に切り替えるかの選択を迫られている。
 70歳を過ぎると保険料(毎月の掛け金)がぐんと高くなる。同じ保障をあと5年間、継続して受けるなら、毎月の掛け金にはいまの倍の額を払うことになる。高齢者が病気になる確率が上がれば、それだけ保険料が上がる。当然のことなのだが、いまの自分の健康状態からすると、いまの倍額を保険料として毎月、支出するのは痛い。
 今回、ケガで入院手術を受けたので、富国生命から保険金を受けとれる。さらに東京海上日動の自動車保険、ファミリーバイク特約の対象にも該当したことで、そこからも保険金を受け取れそうだ。これはありがたい。ギブ・アンド・テイクのテイクのほうが大きくなることは、保険加入者としては「入っていてよかった」と思える瞬間でもある。
 現在加入中でまもなく満期を迎える富国生命の医療保険の保険金支払い項目をよく見てみる。死亡保険金として本人死亡時にいくらかもらえる。また5年ごとに継続して無事故だった場合に、いくらかの金額が還元される。これらは医療保険本来の目的から外れるものであり、これらを外してでも医療保障の内容をアップグレードするか、その分、毎月の保険料を安くしてほしいと保険会社の人に要望したことがあった。20年まえのことだった。こういうセットになった状態で販売しています、とのことだった。あれから20年が経過した。今回、保険会社の人はその要望に見合う終身保険を紹介してくれた。ずいぶん改善されたようだ。保険加入者の要望に添う新しい種類の保険がつぎつぎに誕生している。古い保険は新しい保険に切り替える方がお得なのだそうだ。