新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

炭焼き場の被害は甚大だ

2014年02月22日 | 日記





  

 先週末の大雪で、炭遊舎が被った被害は甚大だ。写真右は囲炉裏があった場所で、屋根のテント地を支えていた単管が折れ曲がり、テント地がはずれ、奥の小屋の壁を覆っている。小屋は無事だった。囲炉裏は雪で埋まっている。写真中はもう一つのテント屋根がくずれ、煙突がゆがんでいるところ。煙突は修復可能で、窯自体に損傷はないようだ。写真右は作業場の全景だが、奥にあった薪置き場のトタン屋根も崩れている。炭保管庫、スチール倉庫に損傷は見られない。
 雪が解けるのを待って、すこしずつ片づけていくことになる。

 日影原にいたる道はきれいに除雪してあり、車での通行に支障はないが、日影原には駐車できるスペースがない。駐車場として使っていた場所は雪で埋まっている。畑はいぜんとして80センチの雪をかぶっている。雪の表面は凍っていても足を踏み入れるとずぶりと膝までのめり込んでしまい、とても作業場までたどり着くことはできない。きょう私はとなりの工場の敷地を通らせてもらって写真を撮ってきた。

 竹炭、竹酢液を注文されたお客様にはたいへんご迷惑をおかけして申し訳ないが、雪が解けるまでお待ちいただきたい。








屋根の雪が心配だ

2014年02月16日 | 日記

 雪の被害に遭われた人には心からお見舞い申し上げます。私の周辺では車庫の屋根が落ちた、折れ曲がったという被害が数件ありました。今後、心配されるのは屋根から落ちる凍った雪の固まりによる被害です。お気をつけください。

 葛西紀明選手が黄色いウェアで鳥のようにジャンプする姿がテレビに映し出されています。24年がんばった甲斐があった、レジェンドというニックネームにふさわしい快挙でした。

 雪掻きをしていると普段あまり言葉をかわさない人たちと会話する機会があります。近所づきあいを深めるのに雪は役立っていますね。
 わが家から視界に入る2,30軒のうち、2軒だけ屋根から雪がすでになくなっている家があります。なぜでしょう。その家の主に訊いてみても要領をえた答えが得られません。屋根の傾きがすこし強いのか(見た目ではほかの家とそれほど変わりません)、あるいは屋根瓦にすべりやすい塗料が塗ってあるのかとも考えてみるのですが・・。屋根に積もる雪の重さは相当なものですから、これから研究してみる価値は十分にあります。

 すこし休んだらまた雪掻きに戻ります。


雪をかぶった日影原農園

2014年02月11日 | 日記
    
 農園のようすを見てきました。11日午後1時現在、積雪は約40センチぐらいでしょうか。写真左は炭遊舎へはいる林道の入り口です。写真中は農園南側中央部、左にVARIS、奥に炭窯があります。写真右はメセナ前。駐車場が雪で埋まっています。ですからいまは駐車できる場所がありません。日影原へいたる道路はきれいに除雪してありますが、道路の両脇に雪が積み上げてあるために道幅が4分の1程度せばまっている部分があります。
 道路から見るかぎり炭遊舎の建物群に壊れたようすは見られません。雪の層がもう少し薄くなったら、アクセス道路の除雪をしようと思います。





フェルナンド・ペッソーア

2014年02月08日 | 日記

 写真家チョートクさんがブログでしきりにペッソーアのことを話題にするので、私も画像とともにひとことだけ。上の写真はポルトガルを代表する詩人とツーショットで写真を撮るためにカフェのまえに置かれた全身像だ。このカフェがブラジレイラというカフェなのかな? 1755年の大地震と大津波から唯一遺った建物、カルモ教会を見に行ったときに偶然見つけた。となりに老舗書店サ・ダ・コスタがあるのでペッソーアはこの書店に足しげく通い、このカフェに立ち寄ったものと推察できる。

 朝から忙しい。まずはソチ・オリンピックの開会式を再放送で見る。それから車庫の屋根の雪下ろし。大雪が降ったときにわが家でいちばん心配なのが車庫の屋根に重い雪がのって屋根が壊れてしまわないかということだ。そのためきょうは2時間ごとに雪下ろしをする。

 交響曲HIROSHIMAの作曲者が違っていたとか、マスメディアがだまされたとかいっているが、よく売れたというこの曲の音楽としての評価はどうなのかがちっとも分からない。音楽として優れたものであるなら、そのまま歴史に残る曲になるだろう。プロデューサーと作曲家としての当該の二人の役割分担はみごとなものだったということになる。作曲者の境遇が曲の優劣を決めるというのでは、日本のクラシック音楽もまた桑原武夫がいった第二芸術だったのか、ということになる。
 ゲーテの「イタリア紀行」を読むと、ゲーテが何か月もローマに滞在してそれぞれの美術作品を自分の目で鑑賞し、友人たちと作品について意見を交わしているようすがことこまかに書かれている。芸術とはそういうもの、作者云々より先に、作品の善し悪しを自分で判断するものだろう。 






雪の朝

2014年02月05日 | 日記

 この冬はじめての本格的な雪だった。午前6時すぎ、徒歩で藤野駅へ向かう。まだ夜が明けきらない雪明かりのなかを歩くのも悪くない。木の枝の1本1本がきちんと雪をかぶり、念入りに脱脂綿をふりまいたクリスマスツリーのようにも見える。
 秋川橋をわたりながら北を眺め、南へと目をやる。橋上からの眺めはいつ見ても中国の山水画に描かれているような幽玄な風景だが、きょうはまた格別の神々しさを放っている。この時間、自動車の通行はまばらだ。
 駅へ着くころにはだいぶ夜が明ける。山の雪景色が青空を背景にしてよりいっそう映えている。

 心配していた道路の凍結は危険を感じるほどではなかった。私が歩く道は路線バスが走る区間でもあるせいか前夜にていねいな除雪作業がおこなわれ、そのあとに凍結防止剤が撒かれていたらしい。さらに日連大橋では歩道部分まできちんと除雪してあった。歩行者に配慮した除雪作業はありがたい。おかげで私は滑ることも転ぶこともなく無事に駅までたどり着くことができた。
 それに比べて東京都にある職場近くの駅前道路は、雪掻きはしてあっても凍結防止剤を撒くことまではしなかったらしい。残された雪が凍りつき、車にとっても歩行者にとってもきわめて危険なアイスバーン状態になっていた。県や相模原市がする除雪作業へのこまやかな配慮が奏功していることをあらためて感じた。