新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

花見ドライブ

2022年03月29日 | 日記

 29日、どんよりした曇り空、きょう八王子、南浅川沿いの桜を観にいくつもりだったが、中止する。
 きのう午前は晴れて、気持ちよいドライブを4時間ほど楽しんだ。朝9時、自宅からまず青山のゴミ処分場へ。粗大ゴミ2点をひきとってもらった。つぎに厚木警察署へ。ここで5千円をゲットした。じつは12月19日、愛川町内を歩いていて路上で5千円札1枚を拾得した。近くの交番へ届けたが、3か月が経過し、晴れてその所有権が発生したのだった。その5千円を懐に、つぎは角上魚類相模原店へ向かう。角上へ来るのは久しぶり。新鮮な魚介類が安い値段で並んでいる。ある本で、角上は魚に熟知した職員をそろえている、と読んだことがあった。そのとおり、質のよい鮮魚を豊富に取りそろえ、評判は上々のようだ。近所のIさんに紹介されて以来、角上日野店を含めて何度か訪れている。相模原店では写真の看板にあるように肉店を併設している。こんどは肉も買ってみよう。帰宅して、贅沢な晩酌を楽しんだことはいうまでもない。
 4時間におよぶドライブは花見旅でもあった。三分咲き、五分咲き、満開と木によって異なるが、気分を高揚させる時期であることは確かだ。山梨の桃源郷もそろそろ見ごろを迎えているかな。神代桜はもう少しあとか。行きたいところがたくさんある。

ウクライナ、ロシア問題

2022年03月20日 | 日記

 ウクライナへのロシア侵攻は連日報道されており、日本人の多くが関心をもって注視している。これほどまでメディアが採りあげる戦争もめずらしいのではないだろうか。
 善と悪がはっきりしている。もちろんウクライナが善でロシアが悪だ。強者対弱者でもある。核大国のロシアと核どころか兵力にきわめて劣るウクライナ。兵力で一方的に勝るロシアが意外にも苦戦を強いられているという構図が、判官贔屓をかり立てている。日本ばかりか世界中の人たちがウクライナに同情し、応援している。敵味方がはっきりし、ロシアが敵、ウクライナが味方だ。
 ロシアという国をひとことでいうのは控えるべきかもしれない。プーチンをはじめとする指導者層と一般国民の間にはかなり深い亀裂が感じられる。水戸黄門でいえば悪代官と領民との関係か。世界に黄門様がいないのは残念だ。
 メディアが連日、採りあげるので多くの人が関心をもっているのはよいことだが、ロシアは日本と国境を接する隣国でもある。他人事ではすまされない面がある。プーチンが血迷って矛先を東へ向けることはないか。独裁者の胸の内は読めない。読んでも意味がない。まるで気まぐれに行動するのだから。日本はさらに2つの独裁国家と国境を接している。危ない。

 きょう午前、ズームでの雑談会でもロシア、ウクライナ問題が話題になった。バイデン、習近平の会談がおこなわれたが、バイデンは中国が武器援助などしたら代償を払わなければならないぞ、と高飛車に脅しをかけるのでなく、もっとへりくだって、習近平に仲介役を頼み込むぐらいしてもよいのではないか、という意見が出た。他に仲介役ができるのは国連事務総長だが、国連安保理が機能しなくなっていながら安穏としているだけでは事務総長としてお粗末すぎる。キエフに行ってゼレンスキー大統領に会い、さらにモスクワへ飛ぶぐらいのことがなぜできないのか。岸田首相がインドのモディ首相に会っている。インドはロシアとのパイプが少しあるのだから、モディ首相に仲介役を依頼してもよいはずだ。とにかく誰かが仲介して一刻も早く停戦を実現しなければいけない。停戦交渉をウクライナ、ロシアの二国間だけにかぎる必要はないだろう。


桜はまだかいな

2022年03月19日 | 日記

 19日午前、八王子市南浅川沿いの遊歩道を歩いてみた。桜が芽を大きく膨らませており、あと2、3日で開花しそうな気配だった。これからは毎日でも歩きたいコースだ。10年あまりまえ、朝、高尾駅からこの遊歩道を歩いて出勤し、夕方また歩いて帰っていた。片道30分ほどのコースで、満開の桜の下を歩くことになんともいえない楽しみがあった。満開だけではない。咲き始めも散り際もそれぞれに趣がある。
 満開の花を愛でながら一献いきたいものだが、車を運転する都合上、もう長くそのような楽しみを享受していない。昼日中に酒を飲み、「一杯一杯また一杯」という李白の境地に達するのはいつの日か。鮨屋に入っても、やはり酒を控えている。車を運転する必要があるからだ。夕方、家でおいしい肴をつまみながら酒を飲むのがせいぜいだ。もちろん一人で。
 独酌で酒が進むためには、満足な仕事をしたとき、十分な運動をしたあと、身の回りのことがうまくいっているときという3条件が必要だが、はたしてその3条件がそろう日がどれほどあろうか。きょうは儲け仕事がない日で、家の濡れ縁撤去の仕事があるのだが、まだとりかかっていない。運動は午前中に6千歩あまり歩いたが、午後はどんよりした空のもとで歩く気にならなかった。目標の1万歩に足りない。身の回りは順調にいっているからこの条件だけは満たされている。3条件の1つしか満たしていないが、習慣上、晩酌をやめるわけにいかない。のんべんだらりと、きょうもまた一日が過ぎてゆく。


日本4分割案があった

2022年03月18日 | 日記

 このブログで採りあげるのははじめてかもしれない。造形美術作家と紹介すればよいのだろうか、北川健次氏のブログをもう長年、愛読している。馥郁とした香りを放つ氏の文章に惹かれ、同じように芳香を放つ文章を書きたいと思っても、しょせんまねできるほどの文才も識見も持ちあわせない。
 3月17日付で公開されている文章は、ウクライナ情勢に鑑み、日本も同じ運命になりかけたことがあり、また今後ロシア、中国の動向しだいでは危うい状況に陥る懸念を表明されている。
 太平洋戦争後、日本をどうするかを戦勝国が話し合ったとき、日本を4分割する案が出ていた。北海道と東北をソ連が、中央部をアメリカが、四国を中国が、西日本をイギリスが分割統治する構想がもちあがっていた。米トルーマン大統領やマッカーサー司令官の拒否でアメリカ一国に占領されることになり、しかもさいわい、比較的穏やかな占領政策により現在の日本の礎が築かれた。もし日本4分割が実際におこなわれていたら、いまの韓国と北朝鮮のような状態になっていたかもしれない。
 この話は学校では教えていないようだし、私も教わったことがない。歴史の検定教科書に載っていない。ひとえにアメリカへの遠慮、忖度のせいだろう。北川健次氏は日本の行く末について警鐘を鳴らしてくれている。ぜひ北川氏の原文で読んで欲しい。「北川健次オフィシャルサイト」で検索できる。

マックが営業停止

2022年03月10日 | 日記

 ロシア国内での反戦気運の盛り上がりに期待している。いちばんの障害がプーチン政権によっておこなわれている情報遮断だが、今日のニュースにはその効果が期待できそうだ。
 マクドナルド・ハンバーガーチェーンとスターバックス、コカコーラ、ペプシがロシア国内での営業活動を停止すると発表した。いくら世界情勢に疎い若者たちでも、いつも食べているマックのハンバーガーが食べられない事態になると、「なにかおかしい」「外の世界でなにかが起こっている」ことに気づくだろう。なにかが起こっていることを一般大衆に知らせるためにこれまでSNSが大きな役割を果たしてきたはずだが、今回はそれがロシア当局によって遮断されているという。大好きなハンバーガーが食べられない、コーラが飲めない事態をつくること、これはロシアの民衆を目覚めさせる大きな力になる。マック、スタバ、コカコーラ、ペプシのロシア国内での営業停止措置は、トヨタの生産停止よりもはるかに大きな効果をもたらすものと思っている。
 おなじく旧社会主義国チェコ、プラハの街を歩いていると、「次のマックまであと○メートル」という看板がよく目についた。それほどマック店が多く存在し、どの店も例外なく繁盛していた。味は日本のマックと変わらない。日本食が恋しくなったころ、マックのフィッシュバーガーを食べていれば、日本食を食べたときと似た気分になれた。値段が安いので、とても安上がりなノスタルジー回復手段になった。そのマックの今回の営業停止決断に、その効果を期待している。