新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

「デジタル庁」設置に期待する

2020年09月23日 | 日記

 デジタル改革担当大臣が任命されて早期の「デジタル庁」設置を目指すという。大賛成だ。だれもがスマホを所有する現在、スマホで、またはパソコンで用が足りる時代になって欲しい。そのためには分かりやすい用語で必要な操作へと誘ってもらう必要がある。
 いまのIT用語は統一されているのか。インストール、セットアップ、ダウンロードは同じか異なるか。e-taxをはじめてする際には国税庁がつくっている事前セットアップをした。Zoomを導入するときはダウンロードした。Slackというチャットツールを使い始めるときにはSlackをインストールした。これら3種の作業は同じなのか異なるのか。派遣会社から指定された文書を開くにはGoogleにログインしなければならず、そのためにはGoogleアカウントを作成する必要があった。アカウントとは何か。ソフトとアプリは同じか異なるか。パソコンやスマホを使って何か新しいことをしようとすると用語の意味するところが分からなくて途惑ってしまう。はっきり分からないまま作業を進めていると、自分が何をしているのかさえ分からなくなってくる。だれにでも分かる作業方法の確立と用語の統一を「デジタル庁」に望みたい。
 マイナンバーカード制度が導入された際、いち早くカードをつくった。その目的はひとえにe-taxを使うためだった。車で1時間もの距離にある税務署に赴き、長い行列につくのは1日仕事だった。それを家でらくらく土曜、日曜でも夜でもでき、しかもその結果として相当な金額が還付され、口座に振り込まれることが分かっていたので少々の苦労を厭わなかった。目標がはっきりし、多大な見返りがあることが分かれば少々の苦労を厭わないものだ。「デジタル庁」には、その辺のことを理解して仕事を進めてもらいたい。




チョムスキーへのインタビュー記事

2020年09月20日 | 日記
  
 チョムスキーについて書くのははじめてかもしれない。ノーム・チョムスキー、言語学者、平和運動家。このたびチョムスキーのインタビュー記事を読む機会があった。ネット上の写真を見て「ずいぶん、じいさんになったなあ」と感慨にふけった。1928年12月生まれだからまもなく92歳になる。
チョムスキーは1957年「Syntactic Structures」を掲げてさっそうとアメリカ言語学会に登場し、彼が提唱する変形生成文法はちょっとした現象を巻き起こした。当時は弱冠28歳のMIT教授だった。MITとはマサチューセッツ工科大学のこと、この大学がボストンにあるエリート校であることなども同時にチョムスキーを通じて知ったのだった。いまこの文法理論はどうなっているのだろうか。
  1970年代初頭のことだった。英語教育法の授業で、山家(やんべ)保という先生が、青い表紙の薄っぺらな冊子を掲げながら、英文法の新理論を英語教育に採りいれることの重要性を熱っぽく説いていたのを記憶している。1950年代の終わり、アメリカでは猫も杓子もチョムスキー、チョムスキーといっていたという。アメリカ言語学会では一世を風靡した人物だった。私も一時期このチョムスキーに振り回されることになった。
 チョムスキーはまたベトナム戦争反対、その後は一般に平和運動、そして社会のひずみを告発する社会活動家としても活動を続ける。いま気候変動による地球の危機を訴える本を書き上げた。言語学の分野での活躍ぶりについて、70年代以後のことはよく知らないが、社会運動についての著作は書店でしばしば見かけてきた。文章自体が難解で読みにくいため、手に取ることさえ敬遠してきたが、今回はインタビュー記事だったので、ネット上からプリントアウトして読んでみた。アメリカの30年代以後の労働運動、日本流にいえば組合活動が社会変革において果たしてきた役割を、ことのほか評価していることは興味深い。一読をお勧めする。Noam Chomsky: There's Reason for Hope インターネット上にあり






ウォーキングシューズを買った

2020年09月14日 | 日記

 ウォーキングシューズを買いにいった。靴店の店頭にナイキのシューズが40パーセント引きで展示してあった。これにしよう、と即決して履いてみた。私の足のサイズは25.5センチだ。25.5センチのものを出してもらって履いてみたところ、足の長さはぴったり合うが幅が狭くて窮屈だった。おかしい。隣りにアシックスのシューズが展示してあり、同じ値段になっていた。試着するとこれはぴったりだった。これを買うことにした。
 ナイキには未練がある。以前、足にぴったりフィットして歩きやすく、しかも10年以上も履き続けられたシューズがナイキ製だった。他のメーカーのシューズははじめのうち履き心地の点でナイキと遜色がなくても、ときがたつにつれ靴底が剥がれたり、つま先が剥がれたりした。ナイキは丈夫さ、長持ちの点で優れていた。
 ナイキの本社があるアメリカ人は足が長細いようだ。アングロサクソン系の人は足の長さが平均30.48センチあるらしい。1 footはこの長さを表す。その代わりに足の幅が狭いのかもしれない。だからナイキ製の靴が日本人向きでない。foot feetは明らかに足の大きさを単位にしている。大きな足だ。ついでにいうと、1 mileはラテン語で1000を意味するmilに由来する。1000歩歩けば1マイルということになる。ただし右足を出し、左足を出してはじめて1歩と数えるので、日本流の数え方だと2000歩を意味することになる。1マイルは1.61キロだから、2000歩歩いてこの距離になるかどうか、まだ計ったことがない。相当な大股で歩かなければならないだろうなあ。





凄いぞ、大坂なおみ!

2020年09月13日 | 日記

 なにが凄いといって、マスクが凄い。だれが思いついたのだろう。大坂なおみご本人の発想だろうか。それにしても凄い。黒マスクに白抜きで人種差別犠牲者の名前を書くなんて、思いもつかなかった。無観客試合だが、テレビ中継すること、自身が活躍すればするほどテレビ露出が増えることを見越し、それを利用している。マスクの文字など小さくて、よく目を凝らさなければ見えないはずだ。よく見えないがゆえに余計に目を凝らす。その心理、意識を逆に利用しているようでもある。テニスの試合を放棄するより、よほど大きな効果をもたらした。
 ワシントン市長がBLACK LIVES MATTERを道路名にし、道路上にオレンジ色のペンキでデカデカと書いた。しかも火に油を注いでばかりの大統領がいるホワイトハウス前の道路に・・。これを採りあげるメディアが少なすぎたのはなぜだろうか。もっと話題にするべきだった。
 大坂なおみ、ワシントン市長ともにキング牧師やもっとまえから連綿とつづいている非暴力抵抗運動を、意識的にせよ無意識的にせよ受け継いでいるようだ。



Zoomの試行

2020年09月09日 | 日記

 はじめてZoomを使って相手と話してみた。相手は兵庫県宝塚にいるSくん。彼のいうとおりにZoomをインストールし、彼が主催するミーティングに参加する形にした。彼は背景をハワイの海辺にしていた。こちらの背景は自分の部屋の壁だった。慣れれば自分の居場所をカムフラージュすることができることを知った。相手の音声がときどき途切れて聞こえることは、テレビでリモート出演するゲストの声が途切れるのと同じだった。
 一連の過程でいちばん心配だったのは、Zoomをインストールするときに、セキュリティ・ソフトが危険なウイルスと間違えてはねつけてしまわないかという点だった。1月に確定申告をする際、国税庁の事前セットアップをしようとしたときの悪夢が蘇った。そのままではインストールできないので、セキュリティ・ソフトの会社に電話し、セキュリティ・ソフトをいったん解除してもらった。今回はその必要もなくスムーズに進行し、トントン拍子でインストール、試行を終えることができた。