新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

蜜蝋と乾性油を混ぜ合わせ

2016年11月15日 | 日記


 写真の富士山は河口湖の北岸から撮ったもの。松竹映画はいつもこのシーンから始まる。印象的な絵だ。

 炭遊舎創設のころに師匠を務めてくれたTNさんにお会いした。奥牧野の家の前をとおったとき、たまたま庭木の剪定をされていた。85歳というご高齢ながらお元気で、しばらく立ち話をした。TNさんには窯づくりから始まり、炭焼きのイロハを教えていただいた。炭焼きにかぎらず山のこと、畑のこと、大工仕事のことなどにとても詳しい知識をお持ちなのだが、えらそうな口ぶりでいうのを聞いたことがない。いつも控えめにおっしゃる。ちょっとアドバイスめいたことをいわれたときには、これは厳しい忠告だと私たちは受けとったものだった。

 「森の駅」の看板を立てて1年が経過するが、看板の上部に塗ったニスが剥離して落ちてきた。そこで上部だけニスを塗り直した。屋根をつけていないので、雨があたるのは承知のうえだった。屋根をつける以外に何かよい方法はないものか。
 その日たまたま畑作業に来ていたSさんに相談した。Sさんは趣味で家具づくりをされている。蜜蝋ワックスなるものを塗るとよい、と教えてくれた。蜜蝋とは蜂が巣をつくる原料のことで、蜂蜜屋さんで買えるとのこと。蜜蝋1に乾性油10の割で暖めながら混ぜ合わせるのだそうだ。ネットであらためて調べてみると蜜蝋ワックスとして市販されてもいるようだ。試してみる価値がありそうだ。
 そういえば、以前、「福寿草」の看板について相談した城山のMさんからも蝋を塗るとよいをいわれたものだった。家にろうそくがあったので、それを塗りつけてみたのだが、蝋で水をはじくのが雨水から木を守る基本なのだろうか。
 




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