新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

フェルナンド・ペッソーア

2014年02月08日 | 日記

 写真家チョートクさんがブログでしきりにペッソーアのことを話題にするので、私も画像とともにひとことだけ。上の写真はポルトガルを代表する詩人とツーショットで写真を撮るためにカフェのまえに置かれた全身像だ。このカフェがブラジレイラというカフェなのかな? 1755年の大地震と大津波から唯一遺った建物、カルモ教会を見に行ったときに偶然見つけた。となりに老舗書店サ・ダ・コスタがあるのでペッソーアはこの書店に足しげく通い、このカフェに立ち寄ったものと推察できる。

 朝から忙しい。まずはソチ・オリンピックの開会式を再放送で見る。それから車庫の屋根の雪下ろし。大雪が降ったときにわが家でいちばん心配なのが車庫の屋根に重い雪がのって屋根が壊れてしまわないかということだ。そのためきょうは2時間ごとに雪下ろしをする。

 交響曲HIROSHIMAの作曲者が違っていたとか、マスメディアがだまされたとかいっているが、よく売れたというこの曲の音楽としての評価はどうなのかがちっとも分からない。音楽として優れたものであるなら、そのまま歴史に残る曲になるだろう。プロデューサーと作曲家としての当該の二人の役割分担はみごとなものだったということになる。作曲者の境遇が曲の優劣を決めるというのでは、日本のクラシック音楽もまた桑原武夫がいった第二芸術だったのか、ということになる。
 ゲーテの「イタリア紀行」を読むと、ゲーテが何か月もローマに滞在してそれぞれの美術作品を自分の目で鑑賞し、友人たちと作品について意見を交わしているようすがことこまかに書かれている。芸術とはそういうもの、作者云々より先に、作品の善し悪しを自分で判断するものだろう。 






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