幻の赤ワインに再会

　
ハンターマウンテン塩原－－百合、ユリ、ゆり　

　Astrale Vino Rosso d’ Italia
　２年まえの８月、那須へ行ったときに地元の酒店で買った赤ワインがおいしくて印象に残っていた。ワインの銘柄も酒店の名前も失念している。しかし酒店の雰囲気だけはなんとなく憶えていたので、それを便りにネットで探し、あたりをつけていた。あった。この店だ。ここで２年まえにコスパ抜群のワインにめぐり会ったのだった。
　今回そのワインを見つけられるだろうか。イタリアワインだったはず。不思議にも家人が憶えていた。ラベルに星のマークがあったことを。そういわれて私も記憶がよみがえってきた。星のマーク、アストラーレ。これだ。見つけた。
　１本2000円以上も払えばおいしいワインはいくらでも買える。しかし1000円前後となるとおいしいワインにめぐり合うことは難しい。アストラーレは税別なら1000円弱の値段がついている。それなのに味は申し分ない。コストパフォーマンス（費用対効果）はきわめて高い。さまざまな赤ワインを飲んできたが、これほどのコスパがあるワインはめずらしい。
　イタリアのなかでもどこの産で、原料になるブドウの品種はなにかなどの情報がラベルの説明からは得られないのが難点だが、ネット情報ではブドウはサンジオベーゼ種だとのこと。するとイタリア中部トスカーナ地方の産ということになるところだが、それならそうとはっきり書くはず。書いていないということはなにか訳があるのだろう。これから調べてみることにする。
　とりあえず５本、まとめ買いしてきた。