「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【ネパール】ランタン地域トレッキング(3)

2014-05-12 14:01:38 | 山小屋泊

               キャンジン・ゴンパとナヤ・カン(正面の山)

【日 程】2014年4月11日(金)~5月5日(月)
【山 域】ランタン谷及びゴサインクンド
【山 名】キャンジン・リ
【メンバ】本人、妻
【コース】カトマンズ(4/11~4/13)→シャブルベシ(4/14)→リムチェ(4/15)→ランタン(4/16)→ゴダタベラ(4/17)→ランタン(4/18)→キャンジン・ゴンパ(4/19)→キャンジン・リ登頂周回(4/20)→ランシサ・カルカ往復(4/21)→リムチェ(4/22)→トゥロー・シャブル(4/23)→シン・ゴンパ(4/24)→ゴサインクンド(4/25)→ゴサインクンド周辺(4/26)→ゴプテ(4/27)→クトゥムサン(4/28)→チソパニ(4/29)→カトマンズ(4/30~5/3)

妻に高山病の症状が出たときはこの先どうなることかと思ったのですが、一度高度を下げた後は順調でした。高度順応は大事ですね。

症状ですが、標高3,500mのランタンまで来て、昼間は何とも無かったのに夜中にひどい頭痛で目が覚め、吐き気もあったそうです。その時は戻すことは無かったのですが、朝になって食事ができず、お茶だけ飲んだら、それを戻してしまいました。

はじめは停滞を考えていたのですが、頭痛だけでなく、吐き気もあるのは症状としては重いと言われ、念のため下ることにしました。幸い、3,000mのゴダタベラに戻ったら頭痛も消えて、予防薬のダイアモックスを飲んで再びランタンに登りました。ダイアモックスはカトマンズの薬局なら一錠10ルピー(10円)で買えます。一日一錠飲めば十分なので、薬の値段としてはタダみたいなものです。ただし、トレッキングを始めてから高地の診療所で処方してもらうと一錠200円ぐらいになります。また、本来は緑内障の薬なので日本では処方してもらうのが難しいかもしれません。副作用として、トイレが近くなる(尿)のと、手の指先にチリチリした感覚を覚えます。逆に手の指先のチリチリした感覚で確かに効いているのがわかります。しかし、ダイアモックスはあくまで予防薬で、高山病の症状が出たら高度を下げるのが一番のようです。

ランタン地域のトレッキングはランタン谷のコースとゴサインクンドのコースがあり、ランタン谷のコースの方が人が多くてロッジも充実しています。例えばランタン谷のロッジは太陽光でお湯を沸かしてシャワーが使えたりします。しかし、気温が低いのでシャワーを浴びた後にふるえが止まらなくなったりします。妻もそれで風邪を引いたのかなと言ってましたが、高度を下げてすぐに回復したのでやはり高山病だったのでしょう。

 

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