韓国の大物政治家たちが競って竹島(韓国では独島と呼んでいます)を訪問するという行為は、日本人が納得できるものではありません。
韓国では、その行為は右も左もなく万人から支持されます。
政治とマスコミと国民が一体となれる唯一のテーマと言ってもいいかもしれません。
竹島の領有権を主張することは単なる反日行動というよりも、韓国人として、自国の主権とアイデンティティを主張する崇高な行為と考えられています。
韓国人は竹島を「日本による韓国侵略の象徴」だと見なしています。
そのきっかけをつくったのが、盧武鉉大統領です。
本来は領土問題だった竹島を、盧武鉉政権が歴史問題にすり替えたおかげで、筋違いな認識がすっかり浸透してしまったのです。
盧武鉉はもともと人権派弁護士であり、日韓併合や日本統治時代の親日派、朝鮮戦争時の韓国軍による民間人虐殺、軍事政権下での人権抑圧事件の真相究明を主張してきた人物です。
大統領退任後、憲法裁判所が「慰安婦に関する政府の不作為は違憲」などという無茶苦茶な判決を下したのも、盧武鉉の肝いりの裁判官がそこにいたことが原因のひとつとされています。
竹島が歴史問題であるという、盧武鉉大統領がもたらした韓国人の誤った問題意識を正していくこと・・・・・・それは、日韓が真のパートナーになるために、どうしても韓国に乗り越えてもらわねばならない壁なのではないでしょうか。