ハングルはアルファベットよりも多くの音声を表記することができるという。
韓国人は、それを根拠にハングルが世界一優秀な表音文字と主張する。
そして、韓国政府はハングル普及運動を展開して、実際にインドネシアのブトゥン島バウバウ市やボリビアのアイマラ族が、土着語を表記する文字としてハングルを採択した。
後進国で使用される日常語は、漢字や熟語を必要とするほど複雑ではない。
とくに、人間性や正義、義務などという抽象的な概念や言語は使われない。
そういうところなら、ハングルで十分間に合う。
それが、ハングルの欠陥で表現能力が小学生の作文並みでなのである。
会話がすこし高度になると大量の同音異義語が発生する。
ハングルは、漢字や熟語を必要としない子供の作文や後進国の音声言語には使えるが、先進国の用語にはなり得ないのである
ハングルが、知的退廃を引き起こした理由は3つあるだろう。
1、ハングルだけでは、同音異義語が識別できず意味も分からない。
2、漢字の抽象概念を取り込むことができない。
3,日常会話を超えた高度な内容に対応できない。
漢字を廃止した韓国では、日常的にあまりつかわれない漢字や熟語がもつ精神性と抽象的な事物にたいする理解力と表現力が失われ、高度な議論を展開するための言語的ベースが崩壊状態にある。
概念語や専門用語の大部分を占める漢字という表意文字を捨てたため、一朝にして国民全体が読み書きできない文盲の民族になってしまったのである。