日本が竹島の領有権を主張する根拠は江戸時代以前にあります。
したがって、「竹島は韓国侵略の第一歩である」とするのは論理的におかしいのです。
盧武鉉が「竹島」を歴史問題化し、韓国の現代史を抜本的に書き換えようとした心理の裏には、なにごとも歴史につなげて煽りたがる、彼らの被害者意識があるように思えてなりません。
「日本は加害者、韓国は被害者である。加害者は歴史を忘れたがるが、被害者にとっては容易に忘れることができない。そうした被害者の立場に配慮し、加害者は譲歩すべきだ。それにもかかわらず日本が竹島の領有権を主張するのは、被害者の国民感情を逆なでするものである」・・・・・・こうした論理で、両国の国民感情に火をつけ、日韓関係の発展を妨げてきたのです。
日本人の中には「竹島は韓国領だ」などと言う人もいます。
いわゆる韓国から見た「良心的日本人」です。
韓国では、日本が主張する論拠をいっさい示さず、このような人たちの意見だけ紹介して、「日本人でも良心的な人は竹島を韓国領と認めている」と胸を張ります。
韓国がそこまで言うならと、この論争を国際司法裁判所へ持ち込もうと提案すると、激しく反発します。
法廷で白黒はっきりついてしまうことに自信がないのでしょう。
いずれにせよ、「竹島」は韓国の国民感情を極度に揺さぶる問題となってしまいました。
その名前に触れただけで日韓関係は悪くなってしまします。
「竹島」はいずれ韓国としっかり決着を図らなければならない問題です。
日本は竹島が自国領である根拠をより明確に発信しながら、これを再び領土問題に戻す努力をしなければなりません。
そして、韓国と冷静に話し合える環境を作り上げることが肝要だと思います。