日本は誰のものなのでしょうか。
私は当然、日本人のものだと考えています。
当たり前の話で、逆に日本人以外のものだとしたら誰のものなのでしょうか。
しかし、そうじゃないと考える人が結構いるらしいのです。
なんと日本の総理大臣にもなった人ですら言っているのですからお笑いです。
言うまでもないかもしれませんが、ご存じ、鳩山由起夫元総理です。
民主党幹事長時代の2009年4月17日のニコニコ生放送において、「日本列島は日本人だけの所有物じゃないんですから」と発言して話題になりました。
その日本人以外の人とは誰なのでしょう。
謎です。
福沢諭吉の『学問のすゝめ』にこんな一節があります。
国とは人の集まりたるのもにて、日本国は日本人の集まりたるものなり、英国は英国人の集まりたるものなり。
日本人も英国人も等しく天地の間の人なれば、互いにその権義を防ぐるの理なし。
これは当たり前のことを言っているのですが、日本は日本人が集まってできたから日本、イギリスはイギリス人が集まってできたからイギリスということです。
つまり、日本は日本人だけのものじゃないとすると、それは日本ではないのです。
こういうルーピーたちが外国人に参政権を与えようとしているわけです。
しかし、外国人に日本の参政権を与える必要はまったくありません。
これは差別でもなんでもありません。
ただ日本人と外国人を「区別」しているだけの話です。
外国人のまま日本でも選挙にしたいというのはおかしいです。
つまり、自分の国と日本の二重の権利を主張しているわけです。
選挙に参加したいのなら自分の国の選挙に参加したらいいわけですし、そんなに日本の選挙に参加したいなら帰化すればいいのです。
どっちも欲しいなんて強欲すぎます。
「帰化はしたくない、でも参政権はよこせ」。
この主張を聞くと、悪いことをたくらんでいるようにしか思えません。