여기저기 한국 ヨギチョギ韓国

韓国のこと いろいろ あれこれ いまむかし

1970年代から現在の韓国なんでも情報いろいろ目と足で集めました。

韓国人は、盗まれるより盗む側にまわりたいと願っているのである

2020-06-15 03:03:58 | 韓国旅行

 
両班になるには、科挙試験の合格が絶対条件である。
科挙試験に受かりさえすれば、貴族になって死ぬまで左うちわで暮らせるとあって、李氏朝鮮では両班が中人、常人の唯一の出世コースとなった。
 
両班がウリ(身内)意識をつくりだしたのは、両班を出した一族は、それだけで食えたからである。
両班の身分が、やがて売買されるようになって、両班根性が国の隅々にまで浸透してゆく。
 
現在も、科挙試験が大学受験や国家試験に代わっただけで、韓国では高級官僚になるため、日本以上に受験競争がくりひろげられている。
 
韓国では、だれもが現代の両班=高級官僚になりたがり、80%の韓国人が両班の子孫を名乗り、それを自慢するのは両班政治にたいする批判や反省がゼロで、いまなお両班がステータス・シンボルになっているからである。
そして平気で、「両班精神」「両班意識」ということばを口にする。
 
李氏朝鮮の両班のように、選民意識をもって誇り高くあれというのである。
それが“官僚マフィア“をうみだした。
 
『朝鮮紀行』のイザベラ・バードは、ソウルには、「盗む側(王族・両班)」「盗まれる側(平民・奴隷)」の二つの身分しかないと書いている。
韓国人は、盗まれるより盗む側にまわりたいと願っているのである。
 
これでは、近代化どころか社会改革すら不可能である。
韓国には、李氏朝鮮時代からの政治の不毛が、いまなおつづいている。
国は国民をまもらず、国民も国を信用せず、じぶんと一族を守るためにどんなことでもしてきた。
 
じぶんと一族をまもるいちばんよい手段は、両班になるか権力につらなることである。
こうして権力の私物化が、韓国ではあたりまえのこととなった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする