極私的デンデケデケデケ

音楽との出会いからバンド活動を辞め、社会人になるまでをつづっております

レディー・ガガとチックコリアと上原ひろみ

2021-02-14 05:47:00 | Weblog
2021年2月11日、BS-NHKでレディー・ガガ主演の「アリー/スター誕生」を観た。
とてもいい映画だった。

「スタア誕生」はこれで3度目のリメイク作品(初回を入れれば4回目)だし、ストーリーは
誰もが知っているような内容だし、劇中主題歌はとてもヒットして、MVもたくさん流れ
映画を観たような気がするほどだが、やはりしっかり「通し」で観た方がいい。

NHKは基本「ノーカット」で(作品によってはセクシャルシーン等はカットしているような
気もするが)最後のクレジットまで放映する。ありがたい。

1976年のバーバラ・ストライサンド版を観たかどうか記憶がないが、今回の「スタア誕生」の
第一印象は「レディー・ガガ、頑張ってんな」だった。

レディー・ガガはその奇抜な衣装や楽曲がそれほど好きではなかったが、この映画の中では
「ごく普通のおねえさん」である。「普通のおねえさん」がスターになっていく話だから
当然といえば当然だが、好感が持てる。
映画も「素直で心優しい(喧嘩っ早いところもあるが)女性」としてストーリーは
進んでいく。

もうひとりの主役ブラッドリー・クーパーは、わかっているとはいえ、不憫で見てられないが
そういう設定だから仕方がない。ご本人が監督だし。

ブラッドリーがコンサートを終えての帰り道、ふと立ち寄ったバーでレディー・ガガと出会い
(レディー・ガガが歌っているところに遭遇)、アフターでなんやかんやあって、
「明日のコンサートに来てくれ」と言う。

ガガは「仕事もあるし、行けるわけないじゃない」と断るが、翌日迎えの車は来るし、勤め先の
上司は気に入らない奴なので、「こんな仕事辞めてやる」とコンサート会場に突入。

ライブは始まっていて、昨夜ガガがちょっと歌った曲をクーパーは、アレンジし、バンドも演奏
できるようになっていて(時間的にどうかとは思うが、そこはファンタジー)
「今、ここで歌ってくれ」となる。

で、大ヒットした「シャロウ 〜『アリー/ スター誕生』 愛のうた」("Shallow")となるが、
ここのシーンがやはり肝である。映画館のでかいスクリーンで大音量で聴いたら、泣いて
しまったかもしれない。



チックコリアが亡くなった。

2021年2月14日 東京新聞「筆洗」

上原ひろみがさんがコリアさんに初めて会ったのは17歳の時だった。
何か弾いてと言われ、一曲聴かせた。弾き終わった上原さんにこう言った。
「明日の午後、空いている?私のコンサートに出てほしい」



この話、どこかで聞いたような気もするが、まったく忘れていた。
まんま「スタア誕生」である。

チックコリアは落ちぶれなかったけれどね。


映画『アリー/ スター誕生』予告【HD】2018年12月21日(金)公開





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