極私的デンデケデケデケ

音楽との出会いからバンド活動を辞め、社会人になるまでをつづっております

タイガー&ドラゴン 選曲理由

2024-09-07 11:25:22 | Weblog
ドラマ「タイガー&ドラゴン」を見ていたわけではないが、ラジオ等で聴き、いい曲だと
思った。歌詞もメロディもとてもわかりやすく作られている。カラオケで歌ってみると
オリジナルのキーで問題なく歌えた。

「わかりやすい歌」とは、「簡単に作られた歌」ではない。難解なメロディーや歌詞が
必ずしも「高度に深く考えて作られた歌」ではないように、作品の優劣を表す指標にはならない。
「タイガー&ドラゴン」はわかりやすく、且つ優秀な楽曲であると思う。

当時の私は会社の同僚達との飲み会の流れで、時々カラオケに行った。

行けば必ず私はこの曲を歌った。なぜだがわからないがとてもウケた。ように思えた。
時には歌詞の一部を、その場にはいない上司や社長の名前に差し替えて歌った。
そうすることで、さらに場は盛り上がった。

私は課長になっていて、部長課長の飲み会というものも定期的にあった。2次会はカラオケだ。

上司のひとりがどこで聞きつけたか、「おい佐藤、『タイガー&ドラゴン』を歌え」と
命令した。私は歌った。そしてなぜだかわからないがとてもウケた。
時には歌詞の一部を、その場にはいない部下や社長の名前に差し替えて歌った。
そうすることで、さらに場は盛り上がった。



それから、私は「タイガー&ドラゴン」を、お約束のように毎回歌わされた。

当時、私のほかにも「カラオケで必ず同じ曲を歌わされる人」がいた。私よりかなり
年上で、定年が近かったが、その人も私と同じように毎回毎回、命令されて歌っていた。

その人とは部署も違い、面識もあまりなかったが、飲み会のトイレでいっしょになった時、
「お互いしんどいですね」という会話をしたことを覚えている。

その人が歌わされていたのは「きよしのズンドコ節」だった。

「本当は、あの歌を歌いたくないんですよ」と、その人は言った。

私も同じ気持ちだった。

会社を辞めて10年経った。


しかし、なぜだか無性に「タイガー&ドラゴン」を歌いたくなっている。














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