鉄卓のブログ「きままに」

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本州最東端を歩く。薬研温泉で湯に浸かる。(青森の旅-2日目)

2015-08-05 | JWAウォーキング
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7月29日(水)

 早朝、目が覚める。喉のカラカラ感はそれほどありません。
 朝刊には、昨日は青森空襲70年の記事がありました。



 先ずは、朝食です。
 昨日の夜に手に入れた「青森市観光ガイドマップ」を見ると、ホテルの直ぐそばに「のっけ丼」があります。ここだ、と7時前に向かいます。歩いて1、2分です。
 のっけ丼は青森魚菜センターで、1080円のクーポン(クーポンは10枚付いています)を買って、それで市場に並んでいるものをちょっとずつ買って食べる丼です。最初にクーポン1枚でどんぶり飯を買います。その丼の上に、各お店で少しずつ買い物します。たこ、まぐろ中落ち、エンガワ、ホタテ、鯛、サザエ、数の子、卵焼きをのっけていきます。オリジナルの海鮮丼が出来上がりです。それをかっ込みます。朝食終り。


(青森魚菜センター)


(オリジナル海鮮丼)

 ホテルに戻って小休憩後チェックアウトし、9時から開いている「ねぶたの家ワ・ラッセ」へ。ワ・ラッセは、ねぶた祭の歴史や魅力を紹介する施設です。ねぶたは、「ねぶた」とも「ねぷた」ともいうみたいですが、青森市では「ねぶた」と統一しています。昨年の受賞ねぶたが展示されていました。すごい迫力です。今年のねぶたでは、スターウォーズが話題になっているようですが、その製作もされていました。山車を造ってきた代々の「名人」がいます。名人の作品もビデオ紹介されています。山車は祭りの3か月前くらいから製作され、祭りが終わると廃棄されるそうです。受賞作品はここに1年間展示されます。廃棄されるのを前提にあれだけの物を造る、その“情熱“は凄いです。














 さて、今日から1泊2日の日程で「第13回縄文の杜あおもりツーデーマーチ せっかくウォーク 秘境下北 本州最北端と津軽海峡大パノラマウォーク」に参加です。駅前に24名ほどが集合し、10時半前にバスで下北半島に向かいました。



 最初の休憩地は横浜町です。下北にも横浜がありました。ここには「なまこ愛スクリーム」があり、食べることに。バニラアイスにナマコの粒々が入ってその食感を楽しみます。誰が考えるんですかね、こんな商品を。そういえば最近ナマコを食べませんね。消費拡大の一環でしょうかね。


(なまこ愛スクリーム)


(休憩地から下北半島の出っ張った方を望む)

 また、しばらくバスに揺れ、むつ市に入り「下北名産センター」で昼食。陳列棚にはビールも並んでいましたが、この後ウォーキングが待っています。我慢我慢です。しかし、この陳列棚にあったビールに、この後お目にかかることはありませんでした。飲んでみたかったですね「にんにく黒ビール」。


(昼食)


(ビールいろいろありそうですが・・・)

 14時20分頃、ようやく本州最東端尻屋崎に着きました。途中休憩をしながら4時間かかりました。出迎えてくれたのは、「寒立馬」です。寒立馬は、極寒の地で育つように改良された馬です。一時は9頭まで減り絶滅が心配されましたが、有志の手によって保護が行われ、現在では30頭ほどまでに回復しているようです。青森県天然記念物指定にされています。


(バスの中から)


(本州最北端)


(尻屋埼灯台)








(寒立馬)


(寒立馬)

 下北半島は、長靴を逆さにしたような形です。その踵のあたりの東端から下へ、つまり南へ、左手に太平洋を望みながら、海岸線を約7キロのウォーキングです。例によって写真を撮りながら歩いていると、最後尾からも離されます。急いで追いつくの繰り返しです。それはいつもの事なのでいいのですが、とにかく蒸し暑いです。風が吹きません。熊本の蒸し暑さから逃れ、寒流の涼しい風に当たりながらウォーキングが出来ると期待してやってきたのですが、外れてしまいました。叫びたくなります「おーい、寒流に会いに来たんだぞー。暖流に会いに来たんではないからなぁ」と。(暖流と寒流の事はよくわかりませんが、気分の話です)それでも、雄大な景色に変わりはありません。水平線は空気が澄んでいないのか、はっきりとは見えません。なおさら遠く遠くに感じます。そんな景色、草花を撮りながら、遅れまいと必死に歩きます。




























(海岸に沿って歩きます)






(サーファーの姿も)








(柵をして馬を保護しています)





 尻屋漁港のところに来て、ようやく生活感のある場所へ着きました。鳥たちも生活感のあるところにたくさんいます。ここから海岸線を外れて歩きます。そしてようやくバスが待っていているところへ。ほっと一息つきました。


(すぐ漁港です)


(尻屋漁港)




(尻屋埼灯台から現在地の方に歩きました)

 16時頃尻屋地区を後にし、1時間少々かかって薬研温泉へ。薬研温泉は下北半島の突き出たところの真ん中にあります。恐山は近くにあります。


(ホテルニュー薬研)

 これから4K程の渓流ウォークが待っています。今日宿泊する「ホテルニュー薬研」の支配人が案内されてました。清流と森林の中を歩きます。マイナスイオンたっぷり浴びて気持ち良く、と書きたいところですが、まだまだ蒸し暑く、風がありません。これまでの疲れが吹っ飛ぶ、というところまでは・・・残念でした。それでも、1日のうちに海の景色、渓流の景色と堪能できました。お腹も空いてきました。


(乙女橋)










(ずい道)


(トロツコの線路跡)






(カッパの湯があります)






 ホテルに着いて、慌ただしく温泉に浸かり、汗を流して夕食です。お品書きの裏に下北の方言が書いてありました。「沸騰する」は「にだる」というそうです。縄文時代、私たちの祖先は土器で「煮る」ことを始めました。そのころから「にる」に近い言葉は使われていたのかも知れないなぁ、と思いながら、地元のお酒「のまさまい」で美味しく夕食をいただきました。「のまさまい」本州最北端の造り酒屋である関乃井酒造のお酒です。今日は蒸し暑かったですが、この地のように、爽やかでスッキリした飲み心地です。「のまさまい」とはどういう意味でしょうかね。美味しいので人には勧めずこっそり飲もう、という意味かな、なんて勝手に想像して飲みました。何本でもいけそうですが、一本で我慢です。


(冷酒「のまさまい」)

 食後は、露天風呂に。今度はゆったりと浸ります。内湯は、私には少し熱めだったが露天風呂は丁度良かった。風呂には落葉すくいの網が置いてあって、「落葉も楽しんで下さい。気になる人は網を使ってください。」という事が書いてあった。まだ、時期ではないので、落葉は浮いてなかった。
部屋に戻ったら皆さん就寝されていたので、早い時間であったが就寝です。


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2 コメント

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Unknown (よっくん(小太郎))
2015-08-05 17:56:55
お疲れ様でした。
私もこの縄文の杜あおもりツーデーウオークに参加したかったのですが、ホテルが空いてなく断念しました。
やはり「ねぶた祭り」でお客さんが多かったのでしょうね。
これからは早めに手配しなくてはいけませんね。
せっかくウオークは、下北半島1泊2日の旅だったのですね。行きたかったな~。
続きも楽しみにしています。

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よっくん(小太郎)さんへ (鉄卓)
2015-08-06 10:43:55
山内丸山遺跡へ行こうと思い、調べていたらツーデーマーチのコースにありました。せっかくだからウォーキングで行こうと思い、せつかくのせっかくで下北半島も参加しました。蒸し暑かったけどバラエティに富んだウォーキングで楽しかったです。
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