鉄卓のブログ「きままに」

「写真」「ウォーキング」「旅」「縄文」をきままに楽しく。
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MOZOCA、そして田園シンフォニーへ-人吉・湯前の旅

2015-07-24 | 
【写真はクリックすると拡大します。】

7月23日、人吉へ、そして、くまがわ鉄道の「田園シンフォニー」で、湯前へ。

熊本駅から人吉駅まで「SL人吉」が走っています。
孫を連れて行きたいとつねづね思っていますが、人吉は子供を遊ばせるところが少ないというのが印象でした。
焼酎蔵に連れて行くわけにもいきませんし。
幽霊寺もねぇ。

この5月、そんな思いに応えるかのように「人吉鉄道ミュージアムMOZOCA(もぞか)ステーション」がオープンしました。今日の第一目的です。

MOZOCA

肥薩線やくま川鉄道の魅力紹介をするコーナーもありますが、子供たちの人気はミニトレイン・レールバイクなどでした。
2階と3階には展望所もあり、人吉駅に出入りする列車をカメラに収めることができます。これまでとは違ったアングルの「SL人吉」の写真も撮れそうです。






さて、くま川鉄道の「人吉温泉駅」へ。
「人吉温泉駅」といってもJR人吉駅と同じ場所です。
JR湯前線がくま川鉄道になって「人吉温泉駅」に名前を変えたようです。
八代駅はオレンジ鉄道も八代駅のままです。

観光列車「田園シンフォニー」に乗車します。




1日乗車券と座席指定券がセットで1500円です。


車内にはベートベンの「田園」が流れます。


沿線の観光案内や車内販売を一手に引き受けている乗務員もおられます。
観光列車は、川村駅、一武駅、木上駅、おかどめ幸福駅、あさぎり駅、多良木駅、東多良木駅で数分の停車をしながらゆっくり走ります。
この日は乗客が少なかったです。そうでないときは、停車駅のどこかでおもてなし隊が出て、それぞれの駅で特色のあるおもてなしがあるようです。


球磨川の鉄橋


左川辺川、右球磨川



おかどめ幸福駅


多良木駅

お土産もあります。
この日は「みそまん」をいただきました。
車内販売の「焼酎アイス」を買って食べました。焼酎のアルコールは飛ばしてありました。「焼酎の香りしましたか?」と聞かれたので、「あまり感じませんでした。アルコールが入っていたが良かったですね。」と言ったら笑われてしまいました。


そうこうしている内に、終点湯前駅に。



湯前駅からすぐのところに、湯前町出身の漫画家「那須良輔」さん、を称えた「湯前まんが美術館(那須良輔記念館)」があります。
那須さんの作品や書斎等が展示してあります。
特別展は、「満田拓也の世界」があっていました。


美術館を後にし、駅前をブラブラしていたら、飲み屋さんの横に、空になった焼酎の一升瓶がずらり。「鬼倒」や「極楽」。早々と退散することにしました。




帰りは普通列車ですが、車両は「田園シンフォニー」です。ただし、「徐行運転、車内販売、車内放送、記念撮影、記念スタンプ、車内音楽はございませんのでご了承ください。」ということです。




多良木駅の近くには何故かブルトレインがいました。


くま川鉄道は単線の安全運転にはいまだ「タブレット」が使われています。全国でも珍しいと思います。
観光列車では、タブレット交換の写真とかも撮らせてもらえると思います。


人吉温泉駅へ着いた後は温泉へ。
熱かったです。


青井神社にお参りし、帰路しました。


人吉は蒸し暑かったです。湯前はそれほど蒸し暑さを感じませんでした。
人吉盆地でも気候は違うんですね。

4年ぶりに挑戦します。行橋~別府100Kウォーク-2015

2015-07-18 | ウォーキング
10月10日開催の行橋~別府100Kウォークに4年ぶりに挑戦します。



先ずは、当日無事にスタート地点に立てるように体調の管理すること。
次に、時間内に完歩できる体力を養うこと。
そして、完歩した後に、温泉に入りビールを飲むこと。(4年前は温泉にも入らずビールも飲まずヘトヘトとなって帰路しました。)
の3つが目標です。

これまで、夕方のウォーキングでは1時間少々歩いていました。最近は倍の2時間半ほど歩いています。
そのうち長距離の練習もしなくてはと思っています。

夕方のウォーキングの時に撮った写真です。


<15日に撮りました>


<18日に撮りました>

「世界文化遺産」三角西港への提案

2015-07-14 | 提案
熊本県にある三角西港が、「明治日本の産業革命遺産」の一つとして、世界文化遺産登録が決定しました。
三角西港には何度か行ったことがありますが、昨年秋、JR九州ウォーキングで久しぶりに行きました。
その時のコース図です。



三角西港関係の皆さんでは、これから如何に多くの人に訪れてもらうか、様々な検討がなされていると思います。

ウォーキングに参加した時の経験から少し角度を変えた提案です。
①三角駅からのアクセスは当然検討課題と思います。
列車の時間に合わせてバスを走らせるのは当然検討されていることと思います。
提案は、駅から三角西港まで歩いて行く道の案内と道路の整備です。
そんなに長い距離ではありませんが車の通行量は多いです。
安心して歩けるようになればいいと思います。
それに、歩いている間少し退屈です。
道案内とともに、三角西港の歴史などの説明版が何カ所か設置されて、歩いて港に着いたときは西港の知識満載になっていれば楽しみも大きくなると思います。


<最初に見える風景>

今は、ウォーキングブームです。歩く人も増えると思います。

②三角西港を道路で挟んで小高い丘があります。
ここには、明治35年に建てられた旧宇土郡役所、(現在は九州海技学院として利用されています)があります。


<九州海技学院>

また、「法の館」とよばれるかつての簡易裁判所があります。こちらは明治23年に別の場所で開庁しましたが、大正9年に現在の場所に移されたようです。
三角権現者まで歩き、下りました。
その間の眺望も素晴らしいです。三角西港はもちろん、天草一号橋、雲仙の山並み、金峰の山並みが望めます。


<天草1号橋>

<雲仙の山並み>

<金峰の山並み>

<三角権現社横>


三角西港からの案内と遊歩道の道案内を整備していただけたらと思います。
港に立つだけではもったいない眺めです。

私の提案は健脚向きの人が対象になりますが、関係各位でご検討いただけたら幸いです。

JR九州ウォーキング「三角駅」に参加した時の全体のアルバムはこちらを見てください。

http://opa.cig2.imagegateway.net/s/m/GEKnTWazXB4

私がJR九州ウォーキングに参加し撮った写真をこちらにまとめています。良かったら見てください。
「鉄卓のJR九州ウォーキングの写真」

「旅」という言葉【「旅」-(1)】

2015-07-13 | 読書
最近読んだ本にこんなことが書かれていた。「日本人は内と外をはっきり区別する。内のものに親しみ、外のものに対してはへだてる。そのために、日本人の『旅』という言葉には特別の感情が現れる。つまり、よそへ行くんだ、外の世界へ出るんだ、という感じであり、寂しい、心細い、特別の味わいがある。」金田一春彦著「日本語 新版(上)」岩波新書、236P、1994年(1988年第1刷)

礼文・利尻を旅する。

2015-07-07 | 
2015年6月23日(火)から26日、JTB「礼文島フラワーハイキングと礼文島散策 ようこそ!花の浮島礼文島へ4日間」というツアーに参加。

23日、羽田経由で稚内へ。
羽田からの飛行機はほぼ満員だった。乗客のほとんどは山登り、ハイキングの服装。
稚内空港では幾人ものツアー担当の人が案内を掲げて待っていた。
JTBだけでも2つあった。

ツアーのバスに乗って、宗谷岬へ向かう。
途中、草原へ。阿蘇は山と草原だけどここは海と草原。阿蘇の草原は赤牛だけどここは黒牛。
日本最北端の地、宗谷岬で下車。寒い。お昼の2時、気温14.4度。熊本とは10度以上違う。
宗谷岬は初めてであったが、テレビや写真でよく見る風景。





写真を撮って過ごし、稚内港へ。
船で礼文島へ。
海の上には利尻富士の姿が。美しい。雲が中腹と頂上に。



船から眺める姿は少しずつ変わっていく。
雲も変わる。
見惚れているうちに礼文島香深港へ。
「手造り料理の宿旅館桜井」に宿泊。
20数人のツアーだが宿は4つに分かれていた。
お風呂は宿の前の「礼文島温泉うすゆきの湯」へ。

24日、早朝から宿の周りの花々を撮ってまわる。







ツアーバスが各宿をまわって、全員集合。島を半周し、澄海岬へ。
港でバスを降り、初めての花々を観ながら岬の頂上に上ると、見たことのない青い海の湾、それに海と断崖の眺望。
澄海岬を後にバスで「岬めぐりコース」の鮑古丹(あわびこたん)入口へ。
バスガイドさんの案内で花の説明を聞きながら歩く。
熊本人には珍しい花ばかり。
銭屋五兵衛記念碑からは金田ノ岬やトド島が望める。銭屋五兵衛は江戸時代の加賀の商人。ロシアと密貿易をしていた。礼文島にも大きな足跡を残している。
一部バスで移動し、礼文島最北端の地スコトン岬へ。
昆布ソフト350円。

バスで香深港へ戻り、うに丼の昼食。

午後は、花ガイドの案内で「桃岩展望台コース」を歩く。
空は快晴。
高山植物、広がる海、利尻富士の優美な姿。
感動のトレッキング。
アルバムにしました。
こちらを見てください。
http://opa.cig2.imagegateway.net/s/m/FyUPjpFFcL3

前日と同じ宿に宿泊。
お風呂も温泉へ。今日は歩いたので、昨日より心地よい。

25日、朝から小降りの雨。
午前中はオプションで、トレッキング。
ツアー客の半分以上はこちらに参加していた。
河童を着て、島内バスで礼文林道コース入口へ。
今日も花ガイドの案内。
集合した頃は雨も止んでいたが、歩き始めたら雨が降り出した。
カメラはリュックの中に。
まわりの景観は見えない。
車進入禁止だけど何台かの車が入ってきた。
歩いている人を避けるため、道脇の草花を車輪で踏み散らす。
ここは国立公園。草花を踏み散らすのはご法度。
レブンウスユキソウの群生地で折り返す。
リュックからカメラを取り出し撮るが、高山植物は花が小さいので、水玉にも隠れてしまう。













個人でまわったら、見逃していた花も多かったであろう。
花ガイドに案内してもらって多くの花と出会った。

香深港まで歩き、昼食はホッケ蒲焼弁当。

香深港から船で利尻島鴛泊港へ。利尻富士は雲に隠れて見えず。



港からはツアーバスの案内で姫沼へ。
沼のまわりを一周。



多くのツアーが集まっているので、隊列状態で歩く。
景色はいいが、沼のまわりを一周するには風情がない。
雨が強くなった。
ツアーバスでオタトマリ沼へ。



利尻富士が見えれば、沼に映った姿が素晴らしかっただろうが残念。
熊笹ソフト。300円。
南浜湿原へ移動。
バスガイドの案内で、湿原の小さい花たちを見てまわる。







利尻富士は相変わらず見えない。
仙法志岬公園に立ち寄り、島内を一周して宿へ。





「ホテルあや瀬」泊。

26日、朝から船で稚内へ戻る。
利尻富士は今日も雲の中に。
稚内港からはJTBの別のツァーと一緒のバスで稚内公園へ。
公園には「氷雪の門」とともに「皆さんこれが最後です さよなら さよなら」と書かれた「九人の乙女の碑」が建っていた。





詳しくは後で知ることになるのだが、樺太では昭和20年8月15日以降もソ連軍の侵攻が続きます。その中で真岡郵便局の電話交換手たちは業務を続け、最後の言葉を残して自決します。その最後の言葉です。
この文を書きながら涙ぐんで来ます。
わっかない海の駅「稚内副港市場」へ。ここで早い便で帰る人たちは空港へ。残ったのは2つのツアーで数名。
市場なので海産物の販売所かと思ったが、中には「旧稚内港駅」が復元されていたり、稚内、そして樺太の鉄道や生活の歴史がパネルで紹介してあった。





また、樺太を紹介したビデオの放映もあっていて、真岡郵便局の電話交換手たちの自決、病院の看護婦たちの自決もそれで知った。
空港へ送っていったバスが返って来るまで1時間ほどあったが、あっという間だった。
お昼は黒牛がついた定食。
近くの、北門神社には親子の狛犬が。



昼食後は工程表にはなかった、稚内港北防波堤ドームへ。
戦前は、ここまで鉄路が延びていて、稚内桟橋駅があった。
駅から船で樺太の大泊へ「稚泊連絡航路」があって、樺太への玄関口であった。



JR最北端の稚内駅(旧稚内港駅)へ。JR駅には道の駅が併設されていた。
最北端の駅へは列車で来てホームに立つのが本来の姿だと思うけど、それはまたの機会にしよう。





バードウォッチングの稚内大沼を最後に稚内空港へ。



今度の旅行では、カニ、うに、ホッケ、タコなど海の幸をたくさん食べた。
カニは身が詰まっていた。うには何もつけずにそのままが一番おいしかった。
ホッケも九州で食べるのとは違つた新鮮な味だった。
宿ではお酒ばかりで飲んで、ビールはやつと稚内空港で。