鉄卓のブログ「きままに」

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「九州新幹線全線開業4周年記念きっぷ」の旅

2015-03-16 | 
約3年半ぶりのブログの書き込みです。

2015年3月14日1日だけ乗り放題の「九州新幹線全線開業4周年記念きっぷ(10,290円)」が発売されたので、全駅に下車する計画を実行しました。

新水前寺駅発7時46分、熊本駅着7時54分の列車が遅延。8時を過ぎている。
熊本駅で新幹線に一番遠い0番線ホームから走る走る。新幹線構内の長いエスカレーターの階段も急ぐ急ぐ。ホームにたどり着いた途端、それまで階段で縦に動かしていた足を横に動かそうとした瞬間転倒。
リュックの脇のペットボトルやポケットの定期券入等が散らばる。
周りにいた人が、急いで拾っていただいた。
お礼する暇もなく、ドアに突進、飛び乗る。
「ありがとうございました。」
瞬間ドアが閉まり、8時3分発さくら403号出発。
同じように走られた方から「間に合いましたねぇ」といわれたけど、うなずくだけで、言葉は出ない。
自由席に移動したら、座れて一息。

8時29分新水俣駅着。
新水俣駅は肥薩おれんじ鉄道との乗換駅でもある。
ウォーキングで来るときは肥薩おれんじ鉄道だけど、他の用事で新幹線も何回か利用したことがある。
改札出たところにある観光案内所はまだ開いていない。新水俣駅から乗るときに時間があれば観光案内所でいつもはコーヒーを飲むけど、モーニングコーヒーは飲めなかった。
新水俣駅のJR九州のウォーキングは春と秋の年2回開催されている。春は、桜の季節、スペイン村までバスで行き、湯の児温泉まで下って歩く。温泉からバスで駅へ戻る。秋は、高台にある製茶工場までバスで行き、湯の鶴温泉まで下って歩く。温泉からバスで駅へ戻る。のコースですが、JRのウォーキングだけでなく、企画があれば面白いコースだと思う。お年寄りも子供も無理なく歩けて、温泉に浸れる。
おれんじ鉄道の駅に行くとJR貨物の列車が停まっていた。
JR貨物は熊本方面から鹿児島方面へ行くときは、おれんじ鉄道を通らなければいけない。おれんじ鉄道は旧鹿児島本線である。
JR貨物の使用料がおれんじ鉄道の収益に大きく関係すると何かに書いてあった。
JR貨物の列車の横をおれんじ鉄道の列車が通るところを写真に撮る。
新幹線のホームで、8時53分発博多行のさくら372号(土休日運転) とこれから乗るさくら405号とが新水俣駅で行き違ったのを撮る。

新水俣駅8時54分発さくら405号で川内駅へ、9時13分着。
さくら405号は妖怪ウォッチラッピング仕様。
川内駅では、多くの子ども・青年達が乗り込んできた。
この日は4周年記念としてお隣の駅まで500円きっぷも売り出され、鹿児島まで行くようだ。
川内駅は、鹿児島中央駅から鹿児島線で川内駅まで乗って、おれんじ鉄道に乗り八代駅経由熊本まで帰った事があるけど、新幹線は初めてだ。
駅の外も初めてである。
駅前には大伴家持の像があった。えっ、と思って説明を読んだら、大伴家持は薩摩守に任命されていた。
レトロな観光バス「ゆるっとバス」も停車していた。後日ネットで見たら、この日は予約のお客さんが多かったようだ。
改札を出た前の構内通路広場は「TSUN HIROBA」(つん広場)として親子向けの交流広場になっている。時間が早かったので準備中だったが、親子の姿もチラホラ見えた。今回下りた九州新幹線駅で常設の親子のための施設はここだけだった。
鹿児島県内の新幹線駅(出水、川内、西鹿児島)はもともと鹿児島本線の駅があったところに出来ている。熊本(新水俣、新八代、新玉名)と違うところだ。もともと地域の人たちが利用していた駅が大きくなりさまざまに利用できるようになった、ということでもあろう。

川内駅9時53分発つばめ313号で鹿児島中央駅へ、10時4分着。
降りた中には、幼稚園か保育園の子どもたちの姿も。
西鹿児島から鹿児島中央に駅名変更になってかなり経つけど、西鹿児島という言葉が出てしまう。
鹿児島中央駅は新幹線で何度も来ているが、プレミアム館がオープンしてからは初めてだ。あの階段が懐かしい。
駅周辺をブラブラしながら写真を撮る。アミュプラザの観覧車乗り場のところから桜島を撮るが霞んで見えない。
駅前には巡回バス「せごどん号」が停まっていた。初めて見た。巡回バスはもう一台「あっちゃん号」がいるようだ。
電停では、観光レトロ電車「かごでん」のPRも行われていた。
次の機会にでも乗ろう。
次の目的地へ行くため、新幹線の改札。
これまで新幹線の構内でゆっくりすることはなかったが、焼酎バーを発見。まだ先は長いのでお世話になれない。
鹿児島中央駅は九州新幹線の終着駅でもあるので、車輪止めを撮る。

鹿児島中央駅11時5分発さくら552号で出水駅へ、11時29分着。
新幹線では初めて下車する。
お腹も空いたので、kioskに寄って、駅弁「赤ワインステーキ弁当」を購入。エビの弁当は無かった。
特産品販売所飛来里の休憩所で食事。
ツル観光周遊バスは2月末までとなっていた。
只今のツルの飛来数は14378羽と表示されていた。
おれんじ鉄道の駅へ行くと、一度来た風景があった。おれんじ鉄道に乗った時、ここで待ち合わせの時間があったような記憶がある。ホームの鶴の写真も撮った記憶が。
C56が展示してある。SLの横を走るおれんじ鉄道の写真を撮る。
新幹線の上りホームからはおれんじ鉄道駅構内の跨線橋が見える。
古い跨線橋を上から眺められるのは九州ではここだけかもしれない。

出水駅12時16分発さくら404号で新八代駅へ、12時37分着。
新八代駅も新幹線では初めて下車する。
駅にはウォーキングなどで何度か来たことがある。
ここは駅前の広場が子どもたちの遊び場となっている。
ステージもあり、若者たちのイベントがあっていた。
やつしろでは10月に「やつしろ全国花火競技大会」が開催されるが、15号玉の打ち上げ筒が展示してある。
東口からは九州新幹線接続高速バス「B&Sみやざき」が出ていて停車していた。宮崎へ行くには、新幹線で鹿児島経由より早い。「アクティブ65」使えないかなぁ。

新八代駅13時41分発さくら406号で熊本駅へ、熊本駅で乗り換え、つばめ326号で新玉名駅着、14時19分。
新玉名駅も初めて下車する。
ウォーキングでは何度か来たことがある。
周りには家は少ない。駐車場は車が多い。
車で来て乗り降りする人が多いのだろう。
薬草ダイニングたんぽぽでようやくゆっくりとコーヒータイム。
一息つく。
ウォーキングで、在来線の玉名駅から新幹線新玉名駅へ歩いて、駅から温泉へと歩いたことがあるけど、駅からの温泉利用客はどうなんだろう。
山鹿温泉、菊池温泉と一体となって県外への宣伝ができないものだろうか。
菊池川一帯は温泉とともに遺跡・装飾古墳の多いところであり、まとまって頑張ってほしい。

新玉名駅15時12分発つばめ328号で筑後船小屋駅へ、15時26分着。
筑後船小屋駅もウォーキングで来たことはあるが、新幹線で下車するのは初めて。
駅の東側広場では、開業4周年記念行事として「よかよかまつり」があっていた。
これまで下りた駅ではイベントはあってなかったが、ここは盛り上がっていた。
ゆるキャラのコンテストもあっていた。
「筑後にホークスが来る」という横断幕や幟が目に着く。
来年には、駅の近くにホークスのファームの拠点ができる予定。
この駅は、広場、といっても広大な広場であるが、整備が続いている。
空間を活かそうというのか、広場の中に駅があるというのを目指しているのか、どちらにしても特徴のある駅となっている。
また、周辺の市町(筑後市・八女市・大川市・柳川市・みやま市・大木町・広川町)が集まって、筑後七国としてイベントや観光の活動しているのも羨ましい。

筑後船小屋駅16時26分発つばめ330号で新鳥栖駅へ、16時37分着。
新鳥栖駅は長崎本線への乗換駅なのでウォーキングで利用する。
自動改札ではきっぷに印字されるけど、印字がいっぱいになったので自動改札は通れず、駅員さんにきっぷを見せて改札。
新幹線の改札を出ると正面が長崎本線の改札口がある。
また、新幹線の改札を入ると正面にトイレと入口がある。改札口から正面にトイレがあるところは他にもあるが入口は横になっている。
新幹線構内のトイレの入口と在来線の改札口が一直線になっている。珍しい。
滞在時間9分。

新鳥栖駅16時46分発さくら410号で博多駅へ、16時59分着。
改札口を出たところで正面に山陽新幹線40周年の大きなパネルが。
新幹線博多駅はJR西日本なんですね。
JR九州の博多口へ。
広場では、広場では新幹線感謝祭があっていた。
博多駅はよく来るので、早々に折り返し。

博多駅発17時22分つばめ335号で久留米駅へ、17時44分着。
つばめでも乗客は多い。
久留米駅は新幹線も在来線もウォーキングでたびたび利用する。
久留米駅内に「フレスタくるめ」があり焼き鳥屋さんがあるけど今日はパス。
西口、東口で写真を撮る。
西口では丁度夕日。

久留米駅18時10分発つばめ337号で新大牟田駅へ、18時24分着。
薄暗くなる。
新大牟田駅は初めて下りる。
駅の周りは一戸建ての家も多く、他の駅とは趣を異にする。
駅は、大牟田の市街地から高速道路南関インターへのアクセス道路の近くなので、便利な場所なのだろう。
もう駅に人影はほとんど無い。
観光案内所も、すでに閉まっていた。少し寒くなってきた。疲れも出てきた。

新大牟田駅18時47分発つばめ339号で熊本駅へ、19時4分着。
11時間1分かかって帰着。
つばめ339号は妖怪ウォッチラッピング仕様車で、キャラクター(名前は知らない)がバイバイしていた。

新幹線の駅はホームと改札口までの階段が長い。転倒して膝を打っていたのでエスカレーターを多く利用したけど、それでも結構疲れた。エスカレーターもやっぱし歩くし。
帰宅して、歩数計は23,000歩越していたので、ウォーキングの時なみに足を使った。
バカバカしい旅だったけど、それぞれの駅、そして地元と駅の関わりがいろいろと見えて面白かった。
新幹線駅というハードが出来て、どう活かすかは、やはりソフトだと思う。これからのハードはあくまでソフトを活かすもの、そのような取り組みが問われているのだと感じた。熊本が一番遅れているかなぁ?

写真はこちらを見てください。
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