鉄卓のブログ「きままに」

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「JR→西鉄でも、西鉄→JRでも可」に会う【JR九州筑後船小屋駅 鉄卓のフォト・ウォーク2022-3】

2022-04-26 | JR九州ウォーキング
2022年4月23日(土)

今日は鹿児島本線筑後船小屋駅(福岡県筑後市)。



今日のコース設定は珍しい。
スタートはJR九州の筑後船小屋駅、ゴールは西鉄の柳川駅。
でも、スタートを西鉄柳川駅、ゴールをJR九州筑後船小屋駅でもいいですよ、と。
それならと、西鉄柳川駅(福岡県柳川市)からスタート。

大牟田駅でJR九州から西鉄へ。
乗りなれていると思える人たちが急いで西鉄の改札口へと向かうので後を追う。
乗り換え時間4分、無事に乗り継ぐ。

西鉄電車は福岡市の天神から大牟田市を結んでいる。
大牟田駅から特急で13分、柳川駅へ。

今日は福岡からの同行者あり。
10分程待つ。



三柱神社へ行くのであったが、鳥居をくぐって長い参道を真っ直ぐ歩いていたら小さな社に着いた。



加藤清正が祭られている。

関ヶ原の戦いで西軍についた柳川藩主は改易となった。
仕える人がいなくなった家臣たちを肥後の加藤清正が自らの家臣として抱えた。
熊本城から1キロほど北、豊前街道の東側に柳川小路と呼ばれていた一角がある。
柳川から移り住んだ武士たちが住んでいた。
今は京町柳川というバス停名が残っている。

柳川小路の豊前街道を挟んだ西側には宇土小路と呼ばれる一角があって、
関ヶ原の戦いで敗れた宇土城主小西行長の旧家臣たちが住んでいた。



そんなことを思いながら引き返し、あれ、三柱神社はどこにあったんだろう。
気が付かないままだった。



川下りの舟も、コロナで大きな打撃を受けているだろう。



西鉄の踏切を渡ってまっすぐの道だが、矢印や旗が見えないので少し不安になりながらも歩く。
矢印と旗が見えてきた。

そして、右手に二つ目のローソンが見えて左折。
角は熊野神社。
蒲船津城跡の案内板があった。



麦畑が広がる道を歩く。
筑後船小屋駅をスタートした人たちとすれ違いだす。



今日はつつじで有名な大興善寺への基山駅ウォーキングもあっている。
お寺裏山のつつじの満開はまだかもと思いながら柳川路を歩く。



右折して、沖端川沿いを歩く。
筑後船小屋駅をスタートし、すれ違う人たちも多くなってきた。



柳川酒造は柳川駅をスタートした人たち、筑後船小屋駅をスタートした人たちでいっぱい。
試飲をさせていただいた。

今日は先を急ぐ。





ウォーキングお友達の人たちにあわないなあ、基山へ行ったかな、と思いながら歩いていると。
一人、二人、三人と続いて会って挨拶。

樹齢300年の中山の大藤へ。
5年ぶりだ。

今日はスタートから小雨が降っていて、傘をさしたり、ささなかったり。
大藤の会場もいつもより人出が少ない。









中山の大藤を後にして、ゴールへと向かう。
道沿いから数歩のところに「立花壱岐旧居跡」の碑がある。

立花壱岐は幕末の頃の柳川藩の家老。
肥後の横井小楠、福井の橋本佐内らと交流を持ち、開国通商、廃藩置県などを建議した。



筑後船小屋駅を含む一帯は「県営筑後広域公園」となっている。
文化施設の九州芸文館や、テニス、ゲートボール、スケートボード、多目的運動場、体育館、プール、バーべーキュー広場などが整備されている。



左手にHAWKSベースボールパーク筑後が見える。



直ぐに、ゴールJR九州筑後船小屋駅へ。
出張販売のお弁当を買って、新幹線の下の広場で昼食。



ホークスファンの同行者はこれからが本番。
HAWKSベースボールパーク筑後へ。
同行者は初めてらしい。

タマホームスタジアム筑後の中の様子は外からは見れない。
練習の声は聞こえるようだ。

ぐるりと回って屋内練習場の方へ行くと、タマホームスタジアム筑後から屋内練習場へ通る道には柵がしてあり、選手が移動するのを柵の外から見れるようになっている。
10人ほどのファンがカメラを持ったりして立っていた。

ときおり、スタジアムでの練習を終えて出てきた選手が屋内練習場へと移動していく。



屋内練習場は少し離れてからしか見れない。
選手が動いているのがかすかに見える。

1軍は今日は札幌で日本ハム戦。
ケガで登録抹消されている柳田選手が練習しているかもしれないが、わからない。



ホークススタジアム筑後第二球場はバックネット裏から見学できるようになっている。
背番号3桁の選手もいるので育成の選手が中心であろうか、内外野でノックがあっている。

ノックをしているコーチが一番大変そう。



ホークスは千賀や甲斐など育成出身の選手が中心選手として活躍している。
球場の壁には育成として契約した年の背番号3桁、支配下登録された年の2桁以下の背番号がデカデカと張り出されている。

育成で入団した選手はこれを見ながら背番号が2桁以下になるのを夢に毎日練習に励むのだろう。



HAWKSベースボールパーク筑後を見学しているときは雨が降らなかった。
ウォーキングは雨の中で少し残念だったが、最後は満足満足で終えられた。

駅へ戻り、博多駅、熊本駅へと別れて帰路。

今日のウォーキングを終える。

寄り道「10歩で漱石、100歩で海老原」に会う【JR九州竜田口駅 鉄卓のフォト・ウォーク2022-2】

2022-04-11 | JR九州ウォーキング
2022年4月9日(土)

今年、2回目の参加も豊肥本線、前回参加の新水前寺駅から3つ目の竜田口駅。





竜田口駅前の道は、熊本から阿蘇を通って大分へ続く豊後街道。

豊後街道を東へと歩き、歩道橋を渡って、道の反対側へ。



そこからすぐに急な上り坂。
まだ、目覚めていない足は、きついきついと。

そして、左折。





夏の森へ入っていく。

立田山の中は、春の森、秋の森、冬の森、カツラの森、五高の森などと場所場所の特徴を表して「〇〇の森」と名付けられている。





森林浴を楽しみながら歩いていたら、墓地へ出た。
下界を見下ろす。流れるは白川。



さらに森林浴。



五高の森、駐車場辺り。



忠臣蔵で、討ち入り後、赤穂浪士の一部は肥後藩に預けられた。
肥後藩で赤穂浪士の世話をした堀内伝右衛門の屋敷跡のようだ。



少しずつ下っていき、豊後街道へと戻った。すぐに歩道を渡る。
道の反対側には桜山神社。
西南戦争の前年、明治9年に熊本では明治政府に不満を持つ士族たちの反乱があった。神風連の乱という。
神社の境内には、神風連資料館がある。今日は立ち寄らない。



豊後街道を西へと歩き、熊本大学にある旧五高の表門(赤門)へ。



五高の教師をしていた小泉八雲のレリーフ。



旧五高の本館、明治22年完成の「五高記念館」は、表門とともに国の重要文化財に指定されている。

熊本地震で被災し、復旧工事が行われていたが、今年1月にようやく完了した。
一般公開の再開も始まったばかりだ。

熊本地震前は、五高記念館の中で市民講座などが開かれていた。
何度か参加したことがある。
市民講座の再開はいつになるのだろうか。





復旧工事で発見されたものがある。
昭和に入って設置された黒板の下から古い黒板が出てきた。
いつ頃から設置されていた黒板かは今後の調査によるようだけど、夏目漱石や小泉八雲などが使用した可能性もあるだろう。





五高記念館を出て、ウォーキングの係の人が学外へ出る方向を案内しているところから10歩ほど寄り道したところに、五高の教師をしていた夏目漱石の像がある。
伸ばした左手で頭をなでてもらうと頭が良くなると言い伝えられているらしい。



漱石の句碑もある。



熊大の構内付近は縄文時代から人々が住んでいて、各時代の遺跡・遺物が出土する。
大宰府と国府を結ぶ西海道も通っていた。



熊大を出て、ゆるい坂道を立田山の方へと歩いていく。

左手に小峰墓地の案内がある。
少し坂になっているけど100歩ほど、いやも少し歩いただろうか。

ここには、海老原喜之助の絵「殉教者」を自ら彫刻して塔にはめ込んだ忠霊塔がある。
海老原喜之助は大正の終わりころから昭和にかけて、フランスと日本で活躍した画家。
終戦前から終戦後の15年程、熊本に住んで、絵画の指導にあたった。



コースに戻って、森林総合研究所の森の展示館へ。







立田山だけではなく、九州の森の特徴などが学べる。
何度か来たことがあるので見学はパスした。



ここには、立田山を散策するのに便利な地図が置いてある。





再び、森林浴の世界へと入って立田山を上って行く。
時折、マスクを外すと気持ちがいい。



広場へ出た。豊国台公園。
ここは、ヤエクチナシ自生地でもある。
6月の中旬頃に咲く。

昨年6月に撮った写真をブログに投稿している。
リンク先は最後に記しています。





公園から山道を上り、右に曲がったり、左に曲がったり、下りになったり、森林浴を楽しみながら歩いていく。





お祭り広場へ。初めて来た。

くまもと花とみどりの博覧会「まち山エリア」のメイン会場に着く。
さすがに、花壇は設置されていない。

広場は、お祭り広場というより緑の中の子供たちの遊び場所。
木で作られた遊具がいくつも設置されている。

子供たちが元気にはしゃいで遊んでいる。
こんなになっているとは。

花に癒されるのもいい。
木々の緑に癒されるのもいい。
でも、子供たちの元気な姿が一番癒される。







さて、ゴールへ向かって森林浴を楽しみながらの帰り。



サクラ池。



森林浴を抜けて、道沿いで。





急な坂道を下りて、竜田口駅にゴール。
何度も山道を上ったり、下ったり。
急な上り、下りがあったり、最近は運動不足で少々疲れた。



駅から歩いて15歩ほど。
うどん屋さんと焼き鳥屋さんのコラボのお店で、お一人乾杯。
消費カロリー=摂取カロリー、いや消費カロリー<摂取カロリーかな。



疲れたけど、森林浴を楽しめるいいコースだ。
来年以降、博覧会は無いので、コースを再考して続けてほしいと思う。

今日のウォーキングを終える。

◆立田山のヤエクチナシの花はこちらを見てください。◆
立田山のヤエクチナシ【熊本の話題】(2021年6月26日投稿)