鉄卓のブログ「きままに」

「写真」「ウォーキング」「旅」「縄文」をきままに楽しく。
(本ブログに掲載している写真の無断使用・転載を禁じます。)

上田電鉄に乗って「無言館」へ行った思い出【上田市の旅】

2020-08-12 | 
2020年8月12日(水)

8月9日(日)、NHK・Eテレの日曜美術館で「無言館の扉 語り続ける戦没画学生」が放送された。

2年前、2018年の11月1日に「無言館」へ行った時のことを思い出した。

長野県の旅を計画し、ネットで調べていて目についたのが上田市にある「無言館」。
第2次世界大戦で亡くなった画学生の絵画を展示する美術館。
2018年9月には吉永小百合さんらが無言館の存続を願いチャリティ朗読コンサートをされた記事、2018年9月15日に亡くなられた樹木希林さんが長い間支援していたということも知った。

その年に行くかどうかは決めていない計画だったけど、それらの記事が後押しして飛行機、鉄道、宿の手配をして長野へ。

上田電鉄別所線は、長野県上田市のJR東北陸新幹線上田駅、しなの鉄道上田駅と同じ駅舎にある上田駅と別所温泉駅間を走っている。
長野市の方面から、しなの鉄道に乗って上田駅へ。


(上田電鉄上田駅)

「別所線・信州の鎌倉シャトルバス」セット乗車券を買って乗車。潮田町駅で下車。駅舎をでたところにシャトルバスは待っている。すぐに発車。無言館バス停に5分余で着く。


(「別所線・信州の鎌倉シャトルバス」セット乗車券)

建物は見えないが、木立の中の方らしく、歩いていく。坂を上って行くと、「無言館」の建物が見える。


(「無言館」への坂)


(「無言館」が見えてくる)


(「無言館」)


(記憶のパレット)


(無言館 第二展示館 傷ついた画布のドーム)


(上の写真右下白いポストの横に立ててあるもの)

大きな美術館ではない。中に入るといつもの美術館鑑賞とは違った雰囲気がある。美術館のへの思いもあるからだろう。

展示してある作品は家族など身近な人を描いた画が多かった。召集令状がいつ来るかもしれない、いつ戦場へ行くかもしれない。その時に向き合い描かれた。

先日のテレビ番組を観て、運営する人、修復をする人、遺作を持ち込む人、それぞれの思いを感じる。そして、無言で語りかける作者。

勇ましい言葉や罵りは一歩間違えば「戦争」へと導くことがある。

「無言館」は木立の中に静かに佇んで鑑賞に訪れる人を待っている。


(「無言館」は木立の中)


(周囲は山王山公園。公園から)

シャトルバスで別所温泉へ。湯につかり長野の旅3日目の疲れを癒す。

翌日、別所温泉駅から、まーるい窓のある電車で、のどかな風景を眺めながら、上田駅へ戻った。


(別所温泉駅)


(丸窓電車)


(丸窓電車)


(丸窓電車)

*NHK・Eテレの日曜美術館「無言館の扉 語り続ける戦没画学生」は、8月16日(日)午後8時より再放送が予定されているようです。番組表でご確認ください。
*上田電鉄別所線の運行状況は上田電鉄ホームページでご確認ください。
*信州の鎌倉シャトルバスの運行状況は上田バスのホームページでご確認ください。