鉄卓のブログ「きままに」

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震災に遭った横井小楠旧居「四時軒」-5【熊本の話題】

2017-12-17 | 横井小楠
2017年12月16日(土)

 久しぶりに横井小楠旧居「四時軒」(熊本市東区沼山津)に行きました。

 四時軒の裏は益城町方面からの秋津川が流れていて、堤防が道路になっています。

 その秋津川と道路は熊本地震の復興工事が進んでいます。道路が歩行者も通行止めになっているので、秋津川の方から四時軒の裏入口には近づけません。

 川と反対側の表の入口へ廻って見ると、熊本地震で倒れた四時軒の建物は片づけられ、1982年に復元された時の基礎が見えます。併設されている「横井小楠記念館」も休館中です。

 報道によれば、熊本市は2020年度を目標に再建する方針です。82年は現代工法で木造で復元されました。その復元時の外壁の一部はしっくい塗りでしたが、今回は復元前の板張りにするなど建築時の姿に近づけ、伝統工法を基本に再建する計画のようです。

 四時軒付近を歩くと、あっちこち更地になっています。風景が変わっているので、一瞬、この道を通れば良いかと不安になります。

 近くには、仮設住宅もあります。復興にはまだまだ時間がかかります。

 ◇横井小楠については下記を見て下さい。
横井小楠ホームページ


(秋津川沿いの道路は通行止め(西側))


(秋津川沿いの道路は通行止め(東側))


(秋津川の工事、右端の大きな建物は「横井小楠記念館」)


(川と反対側の表入口)


(表入口から。崩壊した「四時軒」は片づけられている。)


(バス停横のマンションも更地になっていた)


【2017年1月4日撮影の写真】


(裏の入口から崩壊した「四時軒」)


(秋津川沿いの道路から)


(表の入口)


(表入口から崩壊した「四時軒」)

「王仁神社でおふるまい」に会う【JR九州神埼駅 鉄卓のフォト・ウォーク2017-19】

2017-12-03 | JR九州ウォーキング
2017年11月25日(土)

今日はJR九州ウォーキング神埼駅コースに参加。


(今日のマップ)

JR九州の「ハロー!自由時間パス」(男性60歳から、女性50歳から) の北九州版(ネット購入8,200円)を使って3日目。1日目は基山駅のウォーキングで新幹線は熊本駅から久留米駅まで乗車。鹿児島本線に乗り換え。2日目は北九州に所用で博多駅まで乗車、乗り変えて鹿児島本線の特急で北九州方面へ。3日目は神埼駅のウォーキングで新鳥栖駅まで乗車。長崎本線に乗り換え。時間は3日間とも同じ熊本駅8時04分発の「さくら」。降りる駅を間違えないか3日間心配だった。今日はややこしく指定席が新鳥栖駅一つ手前の久留米駅までしか取れなかっので、久留米駅で席を立たなくてはならない。


(3日間朝食はJR九州のパン屋さん「トランドール」の三角サンド)

無事に神埼駅に着く。いつものように北口駅前広場の卑弥呼像が迎えてくれる。


(神埼駅北口前広場)

「吉野ヶ里歴史公園」をめざして歩いて、公園西口へ。公園の正面入口は東口にある。東口の最寄駅は「吉野ヶ里公園駅」。復元されている建物を少し遠くに見ながら、公園内を遊歩道歩く。


(長崎本線の列車)


(歩く、寒い)


(吉野ヶ里公園)


(吉野ヶ里公園)


(吉野ヶ里公園)

吉野ケ里公園に行ったのは2年程前になる。2015年のあおもりツーデーマーチに参加する数日前に吉野ヶ里公園へ行った。吉野ヶ里は弥生時代の代表的な遺跡。青森の三内丸山は縄文時代の代表的な遺跡。違いを実感したかった。いろんなことを感じたけど、弥生時代の方が人と人の関係が密になっていったのを感じた。

吉野ケ里公園を抜けて、田んぼの中を歩く。突き当たって左の「鰐(わに)神社」に着く。神埼駅コースも新緑の春と紅葉の秋の2回開催される。2回とも地元の婦人会が神社境内でお茶、お漬物、果物などの接待がある。JR九州ウォーキングの名物になっている。


(田んぼの中を歩く)


(秋はいつもこんなひとこまが見れる)

鰐神社は「王仁(わに)神社」ともいう。鰐神社の名は地元の人たちが伊勢・熊野にお参りに行くのに航海の無事を祈った、という言い伝えがある。王仁神社の名は「応神天皇に招かれて百済から多くの技術者集団を引き連れ、渡来されたと古事記・日本書紀に記述されています。日本に初めて漢字の手本である「千字文」と儒教の原典である「論語」を伝えた王仁博士を祀ったものではないかといわれ、・・・」といただいたチラシに書いてある。ウォーカーにチラシを配るのは男性の役目。境内には「王仁天満宮」祠がある。


(鰐(王仁)神社)


(鰐(王仁)神社)


(鰐(王仁)神社で)


(鰐(王仁)神社で。この後いちごもいただいた。)


(王仁天満宮祠)

鰐(王仁)神社を後にし、再び田んぼの中の道を歩いて、高速道路の下をくぐり、歩く。

歩いていると、道沿いの草花や光景についつい足が止まる。綺麗とはいえないような草花でも足が止まる。「私を見て撮って。」「私も生きているのよ。」そう言っているように感じる。枯れても必死に生きているのよ。刈り取られた田んぼは次の準備しているのよ。「見てよ。」と。そして歩いている私たちを歓迎してくれている。そんなことを感じながら撮って歩く。


(道沿いで)


(道沿いで)


(道沿いで)


(歩く)


(田の中を歩く)


(道沿いで)


(高速道路沿いを歩く)


(道沿いで)


(道沿いで)


(道沿いで)

「水車の里遊学館」に着く。このあたり一帯は、明治30年ごろ60基の水車があり製粉業が盛んであった。水車で製粉された小麦粉を使った「神埼素麺」は全国にも有名になった。遊学館は水車や地域の歴史を学べる。


(水車の里遊学館へ)


(水車の里遊学館)

何度も来ているので足早に先へ進む。


(道沿いで)


(道沿いで)

しばらく歩くと、仁比山神社(にいやまじんじゃ)の仁王門に。市の重要文化財に指定された金剛力士像二体が安置されている。


(仁比山神社仁王門)


(仁王門の右側阿形像)


(参道で)

参道を歩いてすぐの右手の「伊東玄朴旧邸」に。伊東玄朴はシーボルトにオランダ医学を学び、日本で最初に天然痘を予防するための種痘を導入した。漢方医であった20歳の時(1821年)に建てた家で、昭和48(1973)年に佐賀県史跡に指定されている。春も秋も楽しませてもらう。


(伊東玄朴旧邸)


(伊東玄朴旧邸)


(伊東玄朴旧邸)


(伊東玄朴旧邸)

少し寄り道して、国の名勝に指定されている「九年庵」へ。佐賀の大実業家、伊丹弥太郎が明治25(1892)年に造った別荘と明治33(1900)年から9年の歳月をかけて築いた6,800㎡の庭園からなる。


(寄り道)


(寄り道)


(仁比山神社鳥居)

九年庵は春と秋に一般公開があっている。美化協力金300円がいる。今年は11月15日(水)~11月23日(木) が一般公開だったが、ウォーキングのこの日は特別に公開になっていた。もちろん一般のお客さんも入れる。しかし、例年よりは少ない。紅葉も盛りは過ぎている。


(九年庵)


(九年庵)


(九年庵)


(九年庵)


(九年庵)


(九年庵)

九年庵で写真を撮って、仁比山神社へ。山の神、農業の神を祭神とし、地元の人に「山王(さんのう)さん」と呼ばれ親しまれている。


(仁比山神社)


(仁比山神社で)


(仁比山神社で)


(仁比山神社で)


(仁比山神社で)


(仁比山神社で)

地蔵院へ。毎年11月15日~24日は本尊・千手千眼観世音菩薩がご開帳されるが今日は25日。


(地蔵院)


(地蔵院)

仁比山神社一帯の紅葉を楽しんで帰路へ。

城原川に出て河原の石造道を歩く。この城原川から水を引いて水車も動いていた。現在も数基動いている。


(城原川)


(城原川へ)


(城原川で)


(城原川石造道)

川沿いにある「梅の花」に寄る。ゆばととうふの工房、直売所、野菜バイキングの店、パン工房がある。お昼どきだったのでパンを買った。


(梅の花)


(梅の花)

城原川を下って「白角折(おしとり)神社」へ。幹廻り29.3m、樹高22m、枝張り32m大楠が迎えてくれる。このコースに最初に参加したのは7年前の秋のコースだが、その時はここ横道から入る案内の矢印は無く雑草が茂っていて、その中を歩いて神社へ入った。今では草も刈り取られ、入ることが出来るよいになっている。神社へ寄るウォーカーもほとんどいなかったが、今はコースの一部になっている。


(城原川で)


(白角折神社への案内板)


(白角折神社大楠)


(白角折神社大楠)

後は、田んぼの中と川沿いを歩いて、ゴールへ向かう。


(城原川沿いを歩く)


(城原川)


(田んぼの中を歩く)


(道沿いで)


(道沿いで)


(いつも撮ってしまう壺)


(城原川)


(城原川)


(城原川沿いから)

神埼駅北口前にある「吉野ヶ里遊・学・館」で神埼市観光協会のおふるまい「おまんじゅう」をいただく。先着1,000個に今年は間に合った。


(神埼駅)


(吉野ヶ里遊・学・館)


(神埼駅ホームから卑弥呼像)

神埼駅でゴール受付。13時54分の鳥栖駅行が出たばかり。次の鳥栖駅行は1時間後の14時54分。鳥栖駅行で一つ手前の新鳥栖駅で降りて新幹線で博多駅へと思ったけどどうしょう。

予定を変更。肥前浜駅(長崎方面)行に乗って佐賀駅へ。佐賀駅から14時35分の特急かもめに乗って博多駅へ。ここでも佐賀駅から博多駅の指定席は満席。新鳥栖駅から博多駅の指定席は取れた。新鳥栖駅から坐った。急ぐ必要も無かったけどダイヤを調べて予定を変更して乗るのも楽しみの一つ。「ハロー!自由時間パス」はこのような自由が効くのがいい。

博多駅近くの喫茶店で寛ぎ、夜はJR九州ウォーキングで知り合った歩友の皆さんたちとの忘年会。皆さんよく飲む、よく食べる。1年間JR九州ウォーキングでは会っていない人もいるけど、皆さん、投稿掲示板「JR九州ウォーキングteaTime」などに投稿しているので話題も豊富。

疲れ果てて帰路。今年のJR九州ウォーキングを終える。