鉄卓のブログ「きままに」

「写真」「ウォーキング」「旅」「縄文」をきままに楽しく。
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立田山のヤエクチナシ【熊本の話題】

2021-06-26 | 熊本の話題
2021年6月14日(月)

熊本大学の東側の道を入ると泰勝寺跡(立田自然公園)に着く。
突き当り左側の道へと歩くと、安永信一郎の歌碑、徳永直文学碑が建っている。

その前を通り過ぎ直ぐ、右手の階段を上ると、立田山配水池から立田山(標高152m)への登り口に出る。



緑に囲まれて爽やかに上る。



それほどは上っていない右手に豊国大明神参拝入口という案内があり、階段を上ると豊国台公園という広場になっている。





公園の奥の方に、国指定天然記念物「立田山ヤエクチナシ自生地」の案内板がある。

「立田山ヤエクチナシは旧第五高等学校の浅井東一教授が大正9年(1920)発見したものであり、立田山にある一重のヤエクチナシの中に、自然に八重が生まれる環境が珍しいということで国の天然記念物に指定された。」と記されている。
指定は昭和4年。



当時からの株は消滅しているようであるが、現在は「拝聖院系」と「正系浅井系」という2種の株が植えられている。

拝聖院系は「ここから360m北西の拝聖院に伝承の株」平年の花期は6月初旬から約1.5か月。



正系浅井系は「浅井博士が泰勝寺跡に植えられた株」平年の花期は6月中旬から約1.5か月。



拝聖院系


拝聖院系


拝聖院系


正系浅井系


正系浅井系





公園内には大きな岩もある。
立田山は約20万年前の金峰山の火山活動で出来た山で、これらの岩も20万年前から鎮座していたのであろうか。



山を下って、登山口の入り口、最初の写真のところに戻ると金峰山が見えた。



上りも下りも頂上でも立田山の山登りを楽しむ人たちに会う。
蒸し暑かった。

「肥後六花&六菓匠」に会う【JR九州宇土駅 鉄卓のフォト・ウォーク2021-5】

2021-06-09 | JR九州ウォーキング
2021年6月6日(日)

今日は鹿児島本線宇土駅(熊本県宇土市)。


(今日のマップ)

JR九州ウォーキング春~初夏編は5月以降、ほとんどのコースが中止となっていたが、最終日の今日は2つのコースが開催される。
その一つ宇土駅へ。熊本駅からの列車は9時1分着。
今日の受付は9時から。長蛇の列。

*①
『コロナ対策で多くのコースが中止となって、今日は久しぶりの開催。皆さん待ってたんだろうな。』

とこの時点では思ったのですが・・・・・・。

今日のマップにトイレの場所が少ない。まずはトイレへ。
横の先客はウォーキング仲間のSさん。にこやかに目と目で挨拶。



前へ後ろへとなりながら一緒に進む。



歩くのは国道3号線。宇土駅をスタートして直ぐに熊本市へ入る。



海抜3m地点を歩く。



いつものように道沿いの花を撮ろうとするが、この時期に咲いている花は少ない。







間もなく、九州新幹線の車両基地へ。
入場制限がかかっているのか、長い待ち行列が動かない。
中の蜜は避けられても、外は蜜だよ。

待っている暇に撮った2枚。





ようやく入場。



新幹線車両2台が展示されている。









車両基地内に咲く花。



車両基地内よりも基地の外側を歩いた距離の方が長かったような気がする。









車両基地の外側を歩き終えたところにコンビニ。トイレ休憩。Sさんと別れる。

コンビニを出て、国道3号線を歩いて、川尻の町へ。加勢川を渡る。



山は金峰山、川は加勢川、高架は九州新幹線、赤い鉄橋は鹿児島本線。







歩いていると、歩道にはこんなものが。

肥後朝顔。



肥後花菖蒲。



肥後芍薬。



肥後菊。



肥後椿。



あれ!一つ無い。肥後山茶花を撮っていない。

「肥後六花」は、江戸時代に細川藩が武士の精神修養に園芸を奨励したことに始まる。
江戸時代には肥後の花と呼ばれるものが30種ほどあったといわれている。
昭和35年、四季を通して見ることができる六花を定め、「肥後六花」として保存栽培活動が行われている。

江戸時代の高札場と二里木跡の標識を左折。



直ぐに、高札橋を渡る。



蛇行した車道。車のスピードを抑えるようにしてあるのだろう。



川尻小学校の校門前の道路だった。こういうのいいなぁ、と思う。



開懐世利六菓匠(かわせり ろっかしょう)のお店で和菓子を買う。
「開懐世利六菓匠」は、川尻の6つの和菓子店「天明堂」「菓舗いしはら」「立山菓舗」「菓舗梅園」「菓舗かずさや」「岩本菓舗」が、新しい銘菓を作ろうと集まったのがはじまりで、和菓子で町興し活動を行っている。



本陣跡の標識。江戸時代、この辺りは川尻の中心地。



西南戦争時、薩軍の本営が置かれていた。







かずさ屋で折り返しになっている。買い物を済ませ、お店から出てきたSさんと再会。
お菓子とパンを買った。



お店のところで「うちのたまご 配布終了」と、ん、そうか、受付で長い列はこれか。

「うちのたまご」は、JR九州の子会社が生産する卵。6個入りが、ここで先着100名にプレゼントされていた。
車両基地を見学せずに、川尻の町の中も近道していたら貰えたかもしれない。

この時点で、スタート地点での思い*①は変わって、次の文が頭の中に浮かぶ。

*②
『今日は、うちのたまごのプレゼントがあるためか、長い列ができている。』

と当日は思ったのだが、今、ブログを書きながら、いや、プレゼントよりも久しぶりにウォーキングできるのを楽しみに参加している人たちも多かっただろう、と思い直す。

そこで、*②を撤回しよう。

*③
『コロナ対策で多くのコースが中止となって、今日は久しぶりの開催。皆さん待ってたんだろうな。
それに、かずさやのところで先着順にうちのたまごのプレゼントもあるようだし。』

で、*①は*③に訂正します。



折り返し歩いて、簡易郵便局のところで左折。
紫陽花を撮って右折。



再び、メインの通り出る。
赤星共栄堂でお饅頭。お店の前で食べる。
ウォーキングの途中、饅頭を1個だけ買ってすぐに食べるのは好きだ。美味い。



瑞鷹の東肥大正蔵は開いていた。お酒は荷物になるので買わずに出る。
今日は、六菓匠のお店でお菓子を少しずつ買ってリュックに入れている。パンもリュックに入っている。

くまもと工芸会館はコロナで臨時休業中。ここのトイレをあてにしてきた人もおおかっただろうと思う。私がそうだった。



この後、天明堂があった。六菓匠最後のお店です、と書いて立ててある。
これまで、お菓子を買ったお店は4つだよな。
一つお店を外しているようだ。

天明堂でもお買い物。
「ウォーキングの方ですか?」と聞かれたので、このご時世、ウンとうなずく。
1割引きになった。
そうか、六菓匠のお店では、ウォーキング参加者は割引があったんだ。
これまでのお店でも1円単位で払ってきて、今頃気づく。

河尻神宮へ。

またも、Sさんと再会。
境内の椅子に腰かけ、しばらくお話していた。

後から歩いてきた3人のウォーキング仲間に久しぶりに会うことができた。



折り返して、ゴールの川尻駅へ。



今日は、鹿児島本線を走る列車を撮るチャンスが幾度かあったが、カメラを向けるのが遅く逃がしてきた。最後に1枚。



川尻駅の古い駅舎を眺め、いつまで残るのだろうか、と思いながら、熊本駅へ。



川尻駅から、河尻神宮でお会いしたウォーキング仲間のお一人と一緒だった。熊本駅でお別れ。
今日のウォーキングを終える。

六菓匠のうち5つのお店で買ったお菓子。



肥後六花も5つしか撮っていない。
タイトルに偽りありですが、お許し下さい。
次の機会にはリベンジしよう。

【道中でお会いした皆さま、河尻神宮でお会いした皆さまへ】
久しぶりにお会いできて嬉しかったです。
秋編では、あちこちのコースでお会いできるよう願っています。
ブログも長期に休まず、まめにとはいきませんが、ぼちぼちでも更新していきたいと思っています。
これからも、よろしくお願いします。