国語辞典では「旅」(タビ)であるが、漢和辞典では「旅」(リョ)である。我が家にある漢和辞典で引いてみた。それぞれの辞書の3番目まで。
『①昔の軍制で五百人の部隊。②軍隊、戦争。③おおぜいの人。』(「新選漢和辞典」小学館、1968年)
『①軍隊。いくさ。周の軍事制では、兵士五百人の隊。②もろもろ(衆)。ともがら。③かしら、族長。』(「角川新字源改訂版」角川書店、1999年)
『①軍隊の編成単位。五百人《一説に、二千人》②軍隊。「軍旅」③群衆。ともがら。』(「全訳漢字辞海」三省堂、2012年)
漢字は中国から伝わった。文字を持たなかった私たちの祖先、そして渡来してきた人たちは、日本列島で使っていた言葉を漢字に当てはめて使う作業を長年に渡って続けた。一つの漢字の意味がびったし一致するものはそうはなかったと思われる。苦心の連続であっただろうと思う。
「旅(リョ)」が「たび」とされたのは、「軍隊の移動」がイメージされたことからのようである。
『①昔の軍制で五百人の部隊。②軍隊、戦争。③おおぜいの人。』(「新選漢和辞典」小学館、1968年)
『①軍隊。いくさ。周の軍事制では、兵士五百人の隊。②もろもろ(衆)。ともがら。③かしら、族長。』(「角川新字源改訂版」角川書店、1999年)
『①軍隊の編成単位。五百人《一説に、二千人》②軍隊。「軍旅」③群衆。ともがら。』(「全訳漢字辞海」三省堂、2012年)
漢字は中国から伝わった。文字を持たなかった私たちの祖先、そして渡来してきた人たちは、日本列島で使っていた言葉を漢字に当てはめて使う作業を長年に渡って続けた。一つの漢字の意味がびったし一致するものはそうはなかったと思われる。苦心の連続であっただろうと思う。
「旅(リョ)」が「たび」とされたのは、「軍隊の移動」がイメージされたことからのようである。